SGHトピックス

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  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座31

    2017年12月5日(火) | SGHトピックス

    11月28日(火)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第31回2年SG重点分野講座を行いました。今回は『途上国からのブランド作りに学ぶ』~フェアトレードを超える途上国でのビジネス~をテーマに、株式会社マザーハウス 梅田蔦谷書店店長 濱口香織さんをお迎えして、講演およびワークショップを行いました。また、マザーハウス ミント神戸店店長 藤澤憲人さんも一緒にお越しいただき、ワークショップをお手伝いいただきました。マザーハウスでは、『途上国から世界に通用するブランドを』をモットーに、バングラデシュに自社工場を構え、特産品であるジュート(黄麻)や牛革を使用したバッグ・小物を生産しています。また、ネパールではロウシルクを使用したストール、インドネシア、スリランカではジュエリーを生産するなど、現地の原材料や技術を最大限生かしたモノ作りを行っています。1限目は濱口さんにマザーハウスの成り立ち、そして、マザーハウスの取組みとフェアトレードとの根本的な違いをお話しいただきました。“かわいそう”だから買うのではなく、“かわいい、かっこいい”から商品を買って欲しい。原材料を日本へ輸出するのではなく、現地で加工して商品にすることで生産者にも多く利益が生まれ、世界の多様性も消費者に届けられるということ。生産者とビジネスパートナーとして対等な関係を築くこと。人がやらないことに光を当てる、という言葉が心に残りました。2限目は3つのグループに分かれて、能勢をどうやってブランド化すればよいかのワークショップを行いました。付加価値をつけて売れる商品を作ることの難しさに悩む場面もありましたが、多くのアイデアを出すことが出来ました。今回の講演とワークショップは、今後の課題研究である、能勢の活性化に繋げる提案を考える、よい機会となりました。

  • 平成29年度 SGH中間発表会

    2017年11月29日(水) | SGHトピックス

    11月22日(水)、SGH中間発表会を本校体育館にて開催しました。オープニングでは、SGH活動成果発表として、インドネシア伝統音楽“ガムラン”をガムラン合奏団『マルガサリ』と共に演奏しました。その後、第1部は、大阪市立大学 特任教授の中川眞氏に基調講演を行っていただきました。「異文化と共に-グローバル人材へ」をテーマに、日本のグル―バルが急速に進んでいること、異文化に関わることが当たり前になることなどから、これからのグル―バルな生き方についての講演となりました。第2部課題研究等成果発表では、2年スーパーグローバルスタディー(SGS)受講者13名全員が、「海外での能勢とSGHの紹介英語プレゼンテーション」のタイトルで、英語で発表を行いました。何度も練習した成果が表れた英語プレゼンテーションとなりました。続いて、国内実態調査報告「気仙沼市、陸前高田市、大槌町を訪れて」、海外実態調査報告「エビ養殖とマングローブ林破壊」、「オイルパームプランテーションと熱帯雨林の伐採」の3グループで発表を行いました。最後に、コスタリカ留学をもとに3年SG重点分野講座で行った課題研究「環境サービス(PES)研究~コスタリカの取組みから大阪府能勢町の環境保全の方向性を考える」の発表を行いました。発表後、SGH運営指導員の方々から指導講評をいただき、新たに研究していくべき課題も見えてきました。SGH課題研究の集大成である2月3日(土)の最終発表会に向けて、また気持ちを新たに課題研究に取組んでいきます。

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座31

    2017年11月28日(火) | SGHトピックス

    11月21日(火)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第31回2年SG重点分野講座を行いました。今回は大阪教育大学 准教授の乾陽子先生をお迎えし、また、先生の教え子である、大阪教育大学 教養学科 自然研究専攻4回生、大前勝利さんもお迎えして、明日に迫った中間発表会でのプレゼンテーションについてのアドバイスをしていただきました。まずは、これまで出来上がったものを本番さながらに発表して見ていただきました。その後、班ごとに先生から具体的に修正した方が良い箇所を指示していただきました。スライドについては、『字が小さすぎると聴く側は読むのに集中して話を聴くのが難しい。文章は短く簡潔に。“全体”という言葉を使う時には正確なデータなのかをしっかり考証する。』と指摘していただきました。また、発表内容については、海外班の天然と養殖エビの表現について、国内班では、陸前高田市におけるノーマライゼーションとグローバリゼーションの表現について、もう一度再考するよう課題をいただきました。「熱帯雨林とオイルパームプランテーション」班がsustainability(持続性)について話した点を褒めていただき、『燃料と食料をひとつの植物から作出するのは難しい。最近では“藻”が注目されているが、過去にとうもろこしという失敗例もあるので、難しいだろう。』という、興味深いお話もしていただきました。

    いよいよ、明日が本番となります。きょう、先生方にいただいたアドバイスを取り入れ、より良い発表が出来るように準備していきたいと思います。 

  • SGH全国高校生フォーラム@横浜国際フォーラムにてプレゼンテーション

    2017年11月27日(月) | SGHトピックス

     11月25日(土)、パシフィコ横浜で開催された2017年度SGH全国高校生フォーラムにおいて、2年SG重点分野講座生徒2名がポスターセッションに参加しました。会場には全国からSGH校とSGHアソシエイト校133校が集まり、4つのブロックに別れ、ポスターセッションを行いました。このポスターセッションは、審査員によって審査され、優秀校が発表されました。
     能勢高校は「Shrimp Cultivation and Mangrove Forest Destruction in Malaysia」というタイトルで英語による発表を行いました。発表に対し、他校の先生方や審査員の先生方から英語での質問もあり、英語で自分の意見を表す難しさを実感しました。
     自分たちのプレゼンテーションを聞いていただく貴重な機会になったとともに、全国から集まったSGH校の発表を聞くことができ、今後の課題研究を進めていく上で多くのヒントを得ることができました。また、説得力があり分かりやすいプレゼンテーションとは何かを学ぶ良い機会となりました。

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座29・30

    2017年11月24日(金) | SGHトピックス

    11月18日(土)1~4限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第29・30回2年SG重点分野講座を行いました。今回は放課後講習などで指導を頂いている関西学院大学講師のティモシー・カーン先生と本校SGH指導担当教員が指導を行いました。SGH中間発表会にむけてのプレゼンテーション準備もまとめの段階に入りました。前半は、海外調査班『マングローブ林とエビ養殖池』、『熱帯雨林とパーム油プランテーション』の2班と、国内調査班『震災復興とカキ養殖』班でそれぞれアドバイスを受けながら文章をまとめました。各班のメンバーは発表内容や方法について意見を交換しながら充実した発表になるよう作業を進めました。後半は、『海外での能勢とSGHの紹介英語プレゼンテーション』を英語で円滑に発表できるようカーン先生や本校の英語科教諭の指導を受けながら発表内容をまとめました。メンバーは英語で自然な表現になるように表現方法に工夫を重ねました。

    今年度のSGH中間発表会を11月22日(水)に午後1時から本校体育館で行います。大阪市立大学都市研究プラザ特任教授中川眞先生の基調講演も予定しています。生徒たちの学習成果をぜひご覧ください。

  • 2年スーパーグローバル(SG)基礎知識講座3

    2017年11月17日(金) | SGHトピックス

    11月15日(水)、第3回SG基礎知識講座を行いました。箕面市国際交流協会前理事長の荻野克彦さんをお迎えし、講演していただきました。演題は「アメリカの人種問題と人権について」で、ご自身が6年間、日本の製薬会社のアメリカ工場で管理運営のお仕事をされていた経験から、「黒人差別」「米国の強さ」について語っていただきました。多様性国家で、かつ訴訟社会であるアメリカでの工場経営は、日本とは異なる価値観、人権感覚の上に成り立つ社会感に配慮することが求められます。日本とアメリカとの関係の中で、特に印象深いお話がありました。米国が作成した第二次世界大戦での降伏文書の内容について、日本の海軍大将が即座に反発し、その内容を取り消させたことでした。戦争に負けても言うべきことをきちんと言った日本人、論理的な異議申し立てに納得し、それを受け入れ、文書を書き直したアメリカ人、ともに筋の通った素晴らしい感覚、考えの持ち主であった、とお話されました。また、現在のアメリカについては次のような内容でした。「理屈を通し自由と平等を重んじるアメリカだが、黒人差別は学校・バス・レストランなどにおいて今なお根強く残っており、理屈を重視する精神とは別の次元で、解決のままならない影の部分がある。それでいて、世界における寄付金の額、GDP、ノーベル賞受賞者の数が示すように、いまなお世界のリーダーとして健在である。一部の優秀な人材が国をひっぱっている、能力のある者にチャンスを与える教育がある、人と違うということを大事にする文化がある、世界から高度な人材が集まる環境が整っている、人種などで差別されず、平等に機会が与えられる、そういうアメリカがある」と、大変興味深いお話しでした。最後に、コミュニケーション力として必要なことは、『言語の習得+理屈で説得する論理的思考力+相手を寛容に受け入れる異文化理解+ハート+自分を持つこと』であるとお話しされました。それらを踏まえた上で、2つの事例を読んで、各班が意見をまとめて発表するワークショップを行いました。お互いの関係が悪くならないように努めながら、自身の意見を出すことの大切さについて考えることができました。人権、国際理解、自己理解、他者理解など、グローバルな感覚を磨く、大変貴重な講演およびワークショップの時間となりました。

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座28

    2017年11月17日(金) | SGHトピックス

    11月14日(火) 1~2限に「スーパーグローバルスタディー(SGS)」第28回2年SG重点分野講座を行いました。今回は大阪教育大学 乾陽子先生をお迎えし、11月22日(水)に迫った中間発表に向けて課題研究のご指導をいただきました。はじめに、海外調査班が先週から準備してきた調査報告を写真で発表し、その後、乾先生からアドバイスがありました。『ただの旅行報告にならないようにするためには、もっと自分達の言葉で話してほしい。行ったからこそ知り得たこと、感じたことを入れてほしい。ひとりでも多くの人に興味を持ってもらい、面白く聞いてもらうことが大切。笑える部分もどんどん入れていってほしい』と、助言がありました。後半では、「マングローブ林とエビ養殖池」、「熱帯雨林とパーム油プランテーション」の2班に分かれて、先生からのアドバイスを踏まえて、問題に思ったことなど意見を再度出し合いました。一人ひとり感じたことを付箋に書き出していくと、『現地では、森林破壊によって生物多様性が破壊されていることが身近な問題として捉えられていない、と感じた。』など、前半にはなかった率直な意見や問題意識が沢山出てきました。国内調査班は、現地で気付いたことや興味深かったことをもう一度意見交換しました。“陸前高田市長から聞いた“都市計画(ノーマライゼーション)”や気仙沼の「森は海の恋人」の“カキ養殖”などの話が出た中で、乾先生から『では、関西のカキ養殖と気仙沼のカキ養殖にはどんな相違点があったのか、などを調べてみてもおもしろいのでは』とアドバイスがありました。自分達が現地で見てきたことを発表するだけではなく、行く前と後では問題意識がどのように変化したかなど、自分達の考えや想いを盛り込んだ調査報告の作成を進めていきます。

     

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座26・27

    2017年11月17日(金) | SGHトピックス

    11月11日(土)1~4限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第26・27回2年SG重点分野講座を行いました。今回は5月にも来ていただいた、地域再生マネージャーである斉藤俊幸さんをお迎えし、『SG講座の学び方~SGHの学びを地域に生かす』をテーマにお話をしていただきました。また、中間発表会に向けたプレゼンテーション作成のアドバイス、講評もいただきました。前半は、海外・国内実態調査をふりかえりながら、これから論文などにまとめていく流れを確認しました。「現況・問題点」「課題」「計画」の三段論法を元に具体的な文章を書くようアドバイスがありました。模造紙や付箋を利用しフローチャートを用いながら整理していく作業を行い、表を作ることで自分達の考えを整理することができ、課題研究の方向性が見えてきました。後半は、海外調査班「マングローブ林とエビ養殖池」、「熱帯雨林とパーム油プランテーション」の2班と、国内調査班「震災復興とカキ養殖」班でそれぞれアドバイスを受けながら文章をまとめました。課題研究の考え方やプレゼンテーション作り方を学ぶことができ、これから具体的に課題研究を進めていく上で貴重な講義、ワークショップとなりました。

     

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座25

    2017年11月9日(木) | SGHトピックス

    11月7日(火)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第25回2年SG重点分野講座をLAN教室にて行いました。先週実施したマレーシアでの海外実態調査を終えてから、はじめての授業となりました。これからは、今月22日に行われる中間発表会に向けてのプレゼンテーション準備となります。それぞれが現地で撮って来た写真を、「エビの養殖」「パーム油プランテーション」「大学での交流」など、項目ごとに分類しました。今後これらの写真を使い、どのようにプレゼンテーションを行っていくかをグループに分かれて意見を交わしました。また、1学期からサポートに来ていただいている大阪大学理学部生物科学科4回生の高成壮磨さんからアドバイスを頂き、内容の整理を進めることが出来ました。次回からは、具体的な原稿作りになっていきます。中間発表まであまり日数がありませんが、現地で感じたこと、気付いたことを深く掘り下げ、伝えたいことをしっかりと発表出来るように進めて行きます。

  • SGH国内実態調査3日目

    2017年11月7日(火) | SGHトピックス

    8時半に戸羽陸前高田市長を表敬訪問させていただきました。今回のSGHの取り組み概要をご説明した後、復興について、合意形成について、ノーマライゼーションへの思いについて、選択することの重さについてなど、予定していた一時間半を越えてお話を伺わせていただきました。

    その後、バスと電車を乗り継いで大槌町に移動しました。BRTに加えて、三陸鉄道南リアス線にも乗車し、海岸線に沿って復興の様子を知ることもできました。

    大槌町では、まず大槌高校を訪問しました。生徒会をあげての歓迎をしていただき、双方の活動紹介のプレゼンから、交流を始めさせていただきました。その後は、フリートークの交流となりました。1時間半を越える交流となり、特に日々の活動をご紹介頂けたことで、今後の取り組みの方向性を考えるヒントを頂けました。

    午後5時半には平野大槌町長を表敬訪問させていただきました。ここでもSGHの紹介に続いて、復興の現状や高校生が地域に貢献できること、大槌の特徴を活かすことなどを、一時間にわたってお話を聞かせていただきました。

    夜には、宿泊した小川旅館のオーナーから、震災時のことや復興への想いを聞かせていただきました。
    多くの情報を手にして明日には帰阪します。