SGH~スーパーグローバルハイスクール

スーパーグローバルハイスクール

文部科学省 スーパーグローバルハイスクール(SGH)事業 について

○目的
急速にグローバル化が加速する現状を踏まえ,社会課題に対する関心と深い教養に加え,コミュニケーション能力,問題解決力等の国際的素養を身に付け,将来,国際的に活躍できるグローバル・リーダーを高等学校段階から育成する。
○事業概要
国際化を進める国内の大学のほか,企業,国際機関等と連携して,グローバルな社会課題を発見・解決し,様々な国際舞台で活躍できる人材の育成に取り組む高等学校等を「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定し,質の高いカリキュラムの開発・実践やその体制整備を進める。
○指定期間:5年間(平成27年度~31年度を予定)
○ 対象学校:国公私立高等学校及び中高一貫教育校(中等教育学校,併設型及び連携型中学校・高等学校)
○指定校数:平成26年度56校、平成27年度56校

文部科学省SGHホームページはこちらです。

 

大阪府立能勢高等学校SGH研究開発について(平成27~31年度)

事業概要図(PDF)

平成27年度事業実施計画(PDF)

平成28年度事業実施計画(PDF)

平成29年度事業実施計画(PDF)

平成30年度SGH研究開発実施計画書(PDF)

令和元年度SGH研究開発実施計画書
SGH研究開発完了報告書・第5年次

①平成27年度指定SGH研究報告書・第5年次
②平成27年度指定SGH研究報告書・第5年次
③平成27年度指定SGH研究報告書・第5年次
④平成27年度指定SGH研究報告書・第5年次
⑤平成27年度指定SGH研究報告書・第5年次

①SGH継承事業 研究報告
②SGH継承事業 研究報告

①SGH課題研究成果集・第5年次
②SGH課題研究成果集・第5年次
③SGH課題研究成果集・第5年次

平成27~令和元年度SGH報告書表紙

 

 

 

○研究開発のテーマ
「 国際協力の現場で判断力と実践力を培うグローバル人材研究」
○研究開発の概要
国際協力を受ける当事者と支援する外部者の協働のあり方を理解するとともに貧困が引き起こすストリートチルドレンの人的、経済的支援のあり方の相違、経済発展の中で破壊される自然環境の保全に対する当事者と外部者との対立と調整のあり方を理解し、双方の立場に立って意見を述べることによってグローバル・リーダーとしての判断力を磨く。また、国際協力の実践を多角的に学び大阪府民、能勢町民、能勢高校生、人間としてできることを考える。さらに、クアラルンプール大学、大阪大学、大阪教育大学、海外姉妹校等と連携し協議、ワークショップを重ねグローバル・リーダーとしての実践力を培う。
○研究開発の内容等
(1)目的・目標
(目的)
①国際理解・国際交流に力を注いできた能勢高校の経験、関係を活かす研究開発(活かす)
②これまでの教育内容を深化・発展させる研究開発(深化する)
③自らが課題に直面し考え実践する力を育てる研究開発(実践する)
④国内外大学との連携の中でグローバルな課題をともに考える研究開発(ともに考える)
⑤能勢町民とともに進める研究開発(ともに働く)
(目標)
①現状を理解しグローバルな見識を持って判断できる生徒の育成
②地域課題に直面し国際協力の手法を活用し実践できる生徒の育成
③グローバルな視点を持って地域で協働できる生徒の育成
④グローバルな現場で能勢町や能勢高校を語れる生徒の育成
(2)現状の分析と研究開発の仮説
本校は、平成13年度から能勢町立の東中学校と西中学校とともに中高一貫教育推進校の指定を受け、実践的な研究を開始し、大阪府公立学校で初の連携型中高一貫教育をスタートさせ、普通科・園芸科から総合学科に改編。5ヘクタールの農場を有し、ブドウ・クリなどの果樹栽培、羊の飼育、養蜂、里山保全など地域の特性を活かした教育を推し進めている。国際社会で活躍できるグローバルな感性を身につけるため、国際交流・異文化理解に力を注いでおり、平成22年7月にユネスコスクールに認定。
(仮説)
①子どもの危機、マングローブの危機をみて判断力を育成
②当事者と外部者が支える地域をみて協働意識を育成
③地域貢献活動への自主的な活動を促し参加意識を醸成
(3)成果の普及
英語版を含めた本校のホームページ、あるいは関係大学、関係機関のホームページ、SGHのSNSを通じ、逐次進捗状況等を発信する。また、年度ごとに作成した報告書については、関係する大学、機関、高校へ幅広く配布するとともにホームページで公開する。研究開発成果については、年度ごとの中間発表会、発表会に加え、連携中学校をはじめ、能勢町付加価創造協議会、能勢町住民を対象とした成果発表会を開催し報告する。また、学校農業クラブ主催の研究発表会・集い、ユネスコスクール交流会等も積極的に活用する。マスコミ関係においては、記者発表を積極的に行うこととし、新聞掲載記事等による更なる普及に努める。
(4)課題研究内容
(テーマ)
「貧困とストリートチルドレン(モンゴル)」
・子どもたちへの教育(H28)
・自立的な地域社会の構築と相互連携(H30)
「経済発展と自然破壊(マレーシア)」
・木炭製造の中で消えゆく森林(H27)
・エビ養殖とマングローブの植林(H29)
・プランテーションと森林破壊(H31)。
PDCAサイクルを活用し、研究開発単位ごと、あるいは年度ごとでの進捗・達成状況を検証した上で、内容・計画を設定していく。
(5)実施方法・検証評価
①スーパーグローバル基礎知識講座:1年次生(産業社会と人間・農業と環境)2・3年次生(総合的な学習の時間)→外部講師を招へいしての講義やワークショップ等を通じ当事者と外部者の関係を理解し解決すべきグローバルな課題を知るとともに、グローバル人材になるための道筋を理解させる。
②スーパーグローバル重点分野講座:2・3年次生(スーパーグローバルスタディ)→「ストリートチルドレン解消、マングローブ植林」などグローバルな課題をテーマにその解決ついての課題解決学習。また、大学等との連携により英語による論文作成能力、プレゼンテーション能力を高める。海外姉妹校、能勢町内、農業クラブ、ユネスコスクール、大阪大学外国語学部のイベント等でのSGH活動発表、SGH中間発表会・最終発表会の他、JICAなどでのパネル展示(ポスターセッション)、商品販売支援会への参加を積極的に行う。英語版高校ホームページを創設し、情報配信を積極的に行う。
③海外実態調査2・3年次生(スーパーグローバルスタディ)→モンゴル、マレーシアでの支援活動等を通じ、課題に直面し、当事者と支援者双方を理解。
④クアラルンプール大学ワークショップ2・3年次生(スーパーグローバルスタディ)→海外実態調査の報告をもとに大学生等とともに協議し、グローバルな課題を共有。
⑤海外からの留学生とのワークショップ2・3年次生(スーパーグローバルスタディ)→グローバルな視点から課題解決を図る。
*①~⑤について、事前、事後等のアンケートにより生徒の理解度、満足度、変貌等の把握、講座への参加生徒数、英語技能に係る検定の受験等を指標とする。
(6)必要となる教育課程の特例等
教育課程の特例に該当しないが、重点分野講座を実施するため、平成27年度以降入学生から、2・3年次に、各2単位の自由選択科目として学校設定教科「生涯教養」で学校設定科目「スーパーグローバルスタディ」を開設する。