SGHトピックス

2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座31

11月28日(火)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第31回2年SG重点分野講座を行いました。今回は『途上国からのブランド作りに学ぶ』~フェアトレードを超える途上国でのビジネス~をテーマに、株式会社マザーハウス 梅田蔦谷書店店長 濱口香織さんをお迎えして、講演およびワークショップを行いました。また、マザーハウス ミント神戸店店長 藤澤憲人さんも一緒にお越しいただき、ワークショップをお手伝いいただきました。マザーハウスでは、『途上国から世界に通用するブランドを』をモットーに、バングラデシュに自社工場を構え、特産品であるジュート(黄麻)や牛革を使用したバッグ・小物を生産しています。また、ネパールではロウシルクを使用したストール、インドネシア、スリランカではジュエリーを生産するなど、現地の原材料や技術を最大限生かしたモノ作りを行っています。1限目は濱口さんにマザーハウスの成り立ち、そして、マザーハウスの取組みとフェアトレードとの根本的な違いをお話しいただきました。“かわいそう”だから買うのではなく、“かわいい、かっこいい”から商品を買って欲しい。原材料を日本へ輸出するのではなく、現地で加工して商品にすることで生産者にも多く利益が生まれ、世界の多様性も消費者に届けられるということ。生産者とビジネスパートナーとして対等な関係を築くこと。人がやらないことに光を当てる、という言葉が心に残りました。2限目は3つのグループに分かれて、能勢をどうやってブランド化すればよいかのワークショップを行いました。付加価値をつけて売れる商品を作ることの難しさに悩む場面もありましたが、多くのアイデアを出すことが出来ました。今回の講演とワークショップは、今後の課題研究である、能勢の活性化に繋げる提案を考える、よい機会となりました。