農場このごろ
-
春恒例のブドウ棚ビニール張り
2016年3月29日(火) | 農場このごろ
大阪最北部に位置する能勢高校も、少し動くと汗ばむ気候になってきたこの時期、毎年恒例のブドウ棚のビニール張りを農場職員総出で行いました。
冬の間、雪害対策で取り外しておいたビニールを、ブドウ棚のパイプとパイプの間を縫うように設置し、雨よけの対策を完成させました。
これで、雨が原因の病気にも罹りにくくなって、良いものが収穫出来る準備が整いました。
作業終了時、目を凝らしてブドウの木を見ていると、あちこちの枝の先からブドウの木が吸い上げた水が、水滴となって滴り落ちていました。 -
新しいミツバチの群れの仲間入り
2016年3月18日(金) | 農場このごろ
最高気温が19℃になった能勢高校農場に、新しいミツバチの群れが2群仲間入りしました。
宅配便で到着したミツバチたちは、少し興奮気味に羽音を響かせ、気合も十分、やる気満々の様子でした。
少し環境に慣らす為15分ほど設置するところで安静にした後、輸送用の巣箱から飼育用の巣箱に丁寧に入れ替えました。
燻煙器で煙を掛け、落ち着いたミツバチの中に女王蜂も元気に姿を現し、今年も[昆虫利用]の授業が明るいものになる事を確信させてくれました。 -
農場の畑にバーク堆肥を入れました.
2016年1月16日(土) | 農場このごろ
一年生がハクサイ・ダイコン・レタスの栽培を行っていた、『農業と環境』の畑の収穫が終わったので、バーク堆肥などを入れました。
その後、自分の畑を中心に剣先スコップを使用して、天地返しを行いました。
表層部と深層部の土を入れ替えることで、害虫や病原菌、雑草が寒風や日光にさらされて、駆除されたり枯死するといった効果があります。
また、肥料成分が均一化された圃場なりました。これで春からの実習の準備が整いました。 -
外部講師をお招きし、キムチつくりを行いました。
2015年11月28日(土) | 農場このごろ
11月26日(木)農業科目「(学)栽培と加工」の授業において、株式会社ピックルスコーポレーション関西様から開発課の小笠原麻美さんにお越しいただき、キムチの製造実習を行っていただきました。
同社は漬物や惣菜の販売を主体として全国展開をされています。
授業では、主力商品の一つであるキムチの作り方から、原理にいたるまで詳しく教えていただきました。また、原料を国産にこだわり、地域の契約農家から直接仕入れを行う仕組みや、食品を取り扱う際の衛生管理についてもお話いただきました。
自分で作ったものをどのように販売するか、また加工をする際に大切なことは何なのか等、企業から生の声を聞くことで、製造から販売までの仕組みを学ぶことができた有意義な授業でした。講演 ヤンニョム作り ヤンニョムのぬりこみ -
大丸梅田店での販売実習
2015年11月5日(木) | 農場このごろ
10月31日(土)、11月1日(日)に、大阪市にある大丸梅田店様で、農場生産物の販売実習を行いました
「食・花・交流」系列の2・3年生のうち、両日あわせて11名の生徒が参加し、自らが生産した生産物をお客様に販売しました。その際には、おいしい食べ方をお客様に説明したり、本校農場のことを説明したりと、生徒とお客様との会話が盛り上がる場面も見られました。
朝早くお店に到着し、厳重な入店手続の後、売り場で生産物に値札を貼って並べ、配置を工夫するなどの準備をしました。また、開店時には手を前に組み、整列してお客様をお迎えする。さらには元気な声でお客様をお迎えし、失礼のないよう、適切に接客するといった体験をすることができ、生徒も緊張しながらも精いっぱい頑張っていました。文化祭などの行事での生産物販売とは異なり、都心に出向き、本校生産物を販売することは、本校や能勢町をPRする絶好の機会だと思います。
今後も農場生産物を通して生徒自らが能勢高校について発信できる機会を設けていきたいと考えています。
このような機会を作っていただいた、大丸梅田店様、フレッシュワン様、ありがとうございました。 -
稲刈りから二週間
2015年10月26日(月) | 農場このごろ
10月19日秋晴れの中、『こめ学』の専攻生が紫黒米の脱穀作業を行いました。
天日干しにしていた稲は、雨に降られることなく、二週間しっかりと乾燥することが出来ました。
玄米の水分量も約14.5%とまずまずの仕上がりになっていました。
脱穀された籾は、乾燥機に入れて少し水分量を調整したのち、籾摺り作業、未熟米の選別作業を行って、全ての作業が終了しました。
今年は、玄米で340kgも収穫することができました。約7畝(ななせ)の小さい田んぼにしては、上出来の収穫量になりました。
田んぼは、稲刈り後すぐに『昆虫利用』に利用してもらい、レンゲの種もすでに播種を行いました。 -
「能勢高ピザ」開発検討会
2015年8月24日(月) | 農場このごろ
本校では、旅行社や観光協会と連携した農場体験ツアーや能勢観光デジタルスタンプラリーを行うなど、高校生の視点から、地元能勢町を元気にしていく取組みを進めています。
能勢町では、地産地消、地元での農産物の加工・流通・販売の6次産業化を介した交流ツーリズムを進めることを目的に「能勢町付加価値創造協議会(愛称:銀寄委員会)」が結成され、昨年度から、銀寄委員会のメンバーを講師に本校に招いての農産物の加工実習が始まりました。そして、銀寄委員会の中で最も活発に活動されている「ピザ研究会」とは、本校農場の農産物を食材として着目し、オリジナルピザを高校生が考案し、ブランド化していくといったプロジェクトが立ち上がりました。そこで、夏季休業中の7月31日(金)、本校農場に「ピザ研究会」の皆さんを招き、「能勢高ピサ」開発検討会を実施することになりました。参加した生徒は、農業の科目を選択する「食・花・交流」系列の生徒15名。参加した生徒の中には、すでに「ピザ研究会」のメンバーとして能勢マルシェなどのイベントでの経験を有する者もいます。
生徒たちは、まず、ピザの基礎知識、開発方針について講義を受けた後、ピザの作り方について講義を受けました。また、ピザの生地は、一般に用いる小麦と本校農場で生産した黒米(古代米)を粉砕した粉を混ぜたものを用意し、トッピングにはトマトやナス、ピーマンなどを用いて様々なピザを考案しました。そして、トラックで運んでいただいた移動式の石釜で本格的なピザを焼くことができました。今後、さらに試作と検討を重ねていきます。
9月27日(日)に開催する本校文化祭では、生徒たちが考案したピザを実際に焼いていただき、コンテスト形式で販売することが決まりました。また、最も多く売れた(人気のあった)ピザについては、「能勢高ピザ」として認定し、様々なイベントで製造・販売していただくことになります。多くの皆様の来校をお待ちしています。