SGHトピックス

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  • 1年スーパーグローバル(SG)基礎知識講座①

    2016年6月8日(水) | SGHトピックス

    6月6日(月) 元青年海外協力隊員の小早川勝平さんをお迎えし、1年SG基礎知識講座第1回を行いました。
    小早川さんは能勢町で育ち、高校生のころから海外に行くことに憧れを持っておられました。車の整備士の仕事を辞し、バックパッカーとして世界を放浪したことから始まるグローバル体験を語っていただきました。世界放浪のあと、青年海外協力隊員としてフィジーで2年間、車の整備技術を指導し、協力隊任務終了後は地雷撤去の会社に就職、モザンビークやアンゴラで地雷撤去機械の操作指導やメンテナンスを行った経験をお話いただきました。
    質疑応答び時間では、「片言の英語からどうすれば英語が上達するのか」や「海外で怖かったことは何か」など、生徒の質問に対しても貴重な体験を語っていただきました。
    世界放浪の旅から始まり、青年海外協力隊への参加、帰国後の地雷撤去作業等を通して経験したこと、感じたことをご講演いただいて、1年生全員が世界へ向けて思いを馳せたに違いありません。SG基礎講座ならではの貴重な時間となりました。

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座8・9

    2016年6月6日(月) | SGHトピックス

    6月4日(土)第8,9回2年SG重点分野講座を行いました。
    1,2限目は農場技師の脇谷先生からハチの種類、習性、養蜂についての詳しい説明がありました。
    3,4限目は農業科の松田先生の指導のもと、防護服を身につけ実際にハチの巣箱に行き西洋ミツバチの観察を行いました。風を通さない防護服の中は暑く、初めて近づくハチに不安を抱きながらも積極的に観察を行い、女王蜂,雄蜂,そして働き蜂などの様子を確認することができました。
    今日の授業によってハチに対する興味を深めることができ、8月に訪れるモンゴルでの実態調査の良い事前学習の機会となりました。

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座7

    2016年6月3日(金) | SGHトピックス

    6月1日(水)1、2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第7回2年SG重点分野講座を行いました。この日は、マレーシアから姉妹校アスンタ高校の生徒32名・先生6名が来校しました。
    1限目、玄関でSGSメンバー11名と留学生ジーンとでアスンタ高校の先生や生徒たちを出迎えました。
    2限目は、アスンタ高校の生徒と先生に向けて、12名全員が、一人ひとり英語で自分の趣味や好きなことなどについて自己紹介をしました。その後、今までSG重点分野講座で学んだモンゴルの内容について、英語でプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションの最後には、クライモグラフを使いマレーシア、モンゴル、日本の気候の違いについて説明しました。アスンタ高校の先生も生徒もモンゴルについてのプレゼンテーションに興味深く聞き入り、また、3カ国の気候の大きな違いに驚き、また、その分析に感心していました。
    練習してきた英語プレゼンテーションの成果を披露し、アスンタ高校の先生や生徒たちから暖かい拍手を受け、初の英語プレゼンテーションは大きな自信となりました。

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座5・6

    2016年5月23日(月) | SGHトピックス

    5月21日(土)第5回、第6回2年SG重点分野講座を行いました。
    1,2限は、アスンタ高校生来校に向けて、重点分野講座で学習しているモンゴル紹介の英語プレゼンテーションを作成しました。英語で初めての発表なので、練習でも緊張の連続でした。
    3,4限は、養蜂専門家で元玉川大学教授の干場英弘さんと、公益社団法人 国際農林業協働協会(JAICAF)職員、プロジェクトマネージャーの西山亜希代さんをお迎えし、『モンゴル養蜂振興による所得向上プロジェクト』~JICA 草の根技術協力事業~をテーマに、講演していただきました。
    干場先生からは、養蜂専門家としての日本国内の活動の様子をはじめ、JAICAFが進めているプロジェクトにおけるモンゴルでの養蜂指導やその取組について学びました。
    次に西山さんからは、市場経済化や地下資源開発の発展に伴い、都市と地方の格差が拡大しているモンゴルの状況を学びました。また、JICA草の根技術協力事業として、養蜂を地方住民の生活改善のために活かしていく活動やそのプロジェクトの仕組みについて学習しました。

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座4

    2016年5月13日(金) | SGHトピックス

    5月11日(水)1、2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第4回2年SG重点分野講座を行いました。講師である大阪大学の今岡良子先生によるご指導のもと、『モンゴルの歴史の流れ 匈奴からモンゴル帝国まで』と題してモンゴルの歴史を学びました。日本が縄文から弥生時代に変わる頃、すでに高度な技術を持っていた匈奴が、モンゴルを興してから13世紀にチンギス ハーンがモンゴル民族を統一し国家をつくるまでの数々の国の興亡を学習しました。僅か200万人のモンゴル人が、なぜヨーロッパとアジアを結ぶまでの大帝国として栄えたのかを考察し、そのマンパワーのレベルの高さを学びました。そこに能勢町、ひいては日本の人口減少問題を解決する手がかりを見つけることができるかもしれません。
    次に、6月1日来校予定のマレーシアのアスンタ高校生との交流会に向けて、能勢の気候と比較できるようクアラルンプールの気候データをもとにクライモグラフを作成しました。また、マレーシアの人口推移や調べ、マレーシアではどのような人口政策がとられているかを調査し、意見交換の準備をしました。年平均気温-1.3℃、 年間降水量282㎜のモンゴルから、年平均気温27~33℃、年間降雨量2500mmのマレーシアまで、幅広い異文化理解学習となりました。

  • 2年スーパーグローバル(SG)英語プレゼンテーション講座スタート

    2016年5月12日(木) | SGHトピックス

    5月10日(火)ロバート・ノーマイル先生のSG英語プレゼンテーション講座がスタートしました。講座では、早速、SG重点分野講座でのモンゴルに関する研究課題について、英語プレゼンテーションの練習を行いました。今後、回を重ねるごとに、英語プレゼンテーション能力が向上していくのが楽しみです。

  • 平成28年度スーパーグローバル(SG)英語プレゼンテーション講座

    2016年5月12日(木) | SGHトピックス

    今年度のスーパーグローバル(SG)英語プレゼンテーション講座は、ロバート・ノーマイル先生、今中重美先生、ティモシー・カーン先生の3人の講師陣です。
    [講師紹介]
    ●ロバート・ノーマイル先生
    昨年度に引き続き、2年SG英語プレゼンテーション講座担当。 年間を通じて月2回程度、火曜日2時間実施。ロバート先生はビートルズの故郷として有名なイギリス、リヴァプール出身で、リヴァプール大学工学部卒業。大学卒業後、オーストラリアで勤務経験を積んだのち来日し、現在は、幼稚園から高校まで、そして、専門学校で、英語講師として幅広く活躍しています。全国展開する業界最大手の英会話スクールでは、習いたい講師ランキングで全国一位を取得した人気講師です。日本語も堪能で、課題研究で使われる分野のテクニカルタームを生徒にどんどん投げかけていきます。
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    ●今中重美先生
    1年SG英語プレゼンテーション講座担当。年間を通じて月2回程度、月曜日2時間実施。能勢で外国人向けに宿泊農業体験「ウーフ(WWOOF)」を実践しています。自力で英語を勉強し、英検1級を取得。また、国家資格である通訳案内士(通訳ガイド)の資格を持っています。能勢の活性化のために地道に活動しながら、世界に能勢を発信しています。*「ウーフ(WWOOF)」とは、World Wide Opportunities Organic Farm(世界に広がる有機農業の機会)の略。1971年にイギリスで始まり、オーストラリア、ニュージーランドで発展。日本では、1994年に誕生。2002年からインターネットを使いWWOOFジャパンとして本格的に活動開始。現在は、世界100カ国以上に展開。各国にWWOOF事務局があり、世界中に宿泊農業体験のネットワークを持つ。ウーフの利用者ウーファー(WWOOFER)がインターネットで申込み、農業体験しながら世界中を旅する。
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    ●ティモシー・カーン先生
    昨年度に引き続き、1、2年SG英語プレゼンテーション講座担当。2学期以降、土曜日午前中、年間10回実施。大自然で有名なカナダのエドモントン出身の語学講師。両親の仕事の都合で幼少期より、日本とカナダを往来して育ち、日本語と英語の完璧なバイリンガルです。カナダの大学を卒業、大阪大学にて日本学の修士号を取得した後は、長年、中学校、高等学校、専門学校、大学、各種語学学校などで語学講師、講義講師として勤務しています。現在は、関西学院大学、大阪産業大学、専門学校で教鞭を握り、大学では英語での講義はもちろん、日本語でも文化人類学、比較文化論、平和学などを教えています。文学史から社会学と多様な分野への造詣が深く、流暢な日本語も交えて生徒のプレゼンテーション能力を高める授業を展開しています。
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  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座3

    2016年4月27日(水) | SGHトピックス

    4月27日(水)1、2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第3回2年SG重点分野講座を行いました。第2回に引き続き、大阪大学の今岡良子先生に課題研究のご指導をいただきました。『モンゴルでは草資源を利用する家畜が恵みを与えてくれる』をテーマにモンゴルの家畜に関する様々な知識や知恵を学びました。
    1限目は、日本の食文化での五穀にあたるモンゴルの五畜(ラクダ・馬・牛・羊・山羊)について学びました。2限目は、モンゴルにおける家畜の恵みを利用した循環型生活、また遊牧の原理を学習しました。また、今岡先生に生徒一人一人にキリル文字で表記した苗字を書いていただき、普段目にする機会が少ない文字に触れることができました。
    モンゴルで見られる自給自足生活は社会に対して責任をとって生きる『持続可能な生産と消費』であり、これからの生き方であることが提案されました。今後の課題として、能勢町での持続可能な生産と消費とはどのようなものがあるのかを考えていきます。

  • 2年スーパーグローバル(SG)基礎知識講座①

    2016年4月23日(土) | SGHトピックス

    4月21日(木)元青年海外協力隊員の小早川勝平氏をお迎えし、2年SG基礎知識講座第1回を行いました。小早川さんに1年次3学期のSG基礎知識講座の続きのお話をしていただきました。
    昨年、南フランス マルセーユ近郊の都市コロブリエールを訪問したときの栗にまつわるお話でした。栗の産地であるコロブリエールでは、栗を活用した様々な手法で町おこしに取組んでいる様子を熱く語っていただきました。講演の中で、こうしたコロブリエールでの栗を活用したグローバルな取り組みが能勢町での地域活性化に活かすヒントになるのではないか、と提案がありました。
    能勢の特産品である栗を活用した町おこしを考えるきっかけとなり、グローバルな取組からからローカルな課題を考える意義深い時間となりました。

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  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座2

    2016年4月21日(木) | SGHトピックス

    4月20日(水)1、2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」にて、第2回2年SG重点分野講座を行いました。この講座では、大阪大学言語文化研究科 言語社会専攻准教授の今岡良子先生のご指導のもと、課題研究を進めていきます。2年SG重点分野講座生徒11名が授業を受けています。
    今岡先生の授業では、モンゴル語でのあいさつから始まり、『モンゴルの自然の普遍性、日本の自然の特殊性』と題する内容で講義とワークショップが展開されました。
    世界の気候区分で日本とモンゴルとの気候の違いや、遊牧と気温・降水量の関係などについて学びました。ウランバートルと能勢町の1年間の降水量と気温について、クライモグラフを作成して視覚化し、比較しました。世界地図で家畜を飼う地域を色分けすることによって、家畜は世界的に見て主流であり日本は家畜の恵みに頼らないマイノリティーの文化であることを学びました。また、人類の誕生から乾燥地帯で四大文明が興り、大麦などの穀類を栽培しながら家畜の恵みを受けて発展してきた歴史を学習しました。
    この授業では、自然条件によって文明や文化が如何に異なるのか、また人類がどのように発展してきたのかを学ぶことが出来ました。最後はモンゴル語のお別れの挨拶で締めくくりました。