SGHトピックス

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  • SGHモンゴル海外実態調査

    2016年8月15日(月) | SGHトピックス

    1日目

    8月6日(土) SGHのメンバーは関西国際空港へ7時15分に到着し、セキュリティチェックを受け、8時30分に中国国際航空の飛行機に搭乗しました。初の海外ツアーに緊張の面持ちです。12時に北京空港へ到着し、待機している4時間を使って英語プレゼンテーションの練習を行いました。その後のフライトで、チンギスハーン空港に午後7時半に到着し、ウランバートル中心部のフラワーホテルに到着したのは午後10時でした。到着した時間の外はまだ明るかったです。2日目は、セレンゲ県シャーマルへ向かう予定です。

    2日目

    2日目から本格的にモンゴル実態調査が始まります。朝食後、私たちは元気にモンゴル北部セレンゲ県シャーマルに向かって出発しました。メンバーは、大阪大学の今岡先生、モンゴル専攻の大学生、今岡先生の補佐役のモンゴル人2名です。また、モンゴル滞在中の箕面市民ボランティアの方も同行してくださいました。ウランバートルの渋滞を抜けると、所々にゲルが点在する大草原が見えてきました。昼食は、草原の中でパンとソーセージを食べるピクニック風になりました。昼食の時に、養蜂家のご夫婦が養蜂場の案内で迎えに来てくださいました。宿泊予定のゲルキャンプは、この養蜂家がオーナーです。養蜂家の先導で草原の中の道なき道を進み、1時間後に養蜂場に到着しました。回りはソバ畑と吾亦紅が見渡す限り広がっており、素晴らしい蜜源でした。ここで、内検などを見せていただき、養蜂調査を行いました。調査の後は来た道を1時間戻り、国道に出ました。また、ひたすら北上を続け、午後7時50分ホンゴルモリトツーリストゲルキャンプに到着しました。生徒は、男子3人、女子4人×2のグループに分かれてそれぞれゲルに宿泊しました。夕食後すぐに食堂にてプレゼンテーションの練習を始めました。辺りが暗くなり始め、食堂の少し暗い裸電球の下での練習となりましたが、各グループは熱心に取り組みました。

    3日目

    起床後は、ゲルの外にあるタンクから出る簡易水道の水で、顔洗や歯磨きをしました。心配していた昨晩からの雨もあがりました。朝食後、ドローンを飛ばし、ゲルキャンプの風景を撮影しました。その後、昨日の養蜂家でゲルキャンプのオーナーの方、今岡先生のサポートのモンゴル人の方々、箕面市ボランティアの方を前にして、3グループ全員がプレゼンテーションを行いました。海外初のプレゼンテーションで緊張しましたが、何とかこなすことができました。養蜂家からは、モンゴルと日本の養蜂の違いがよくわかるプレゼンテーションでしたとの感想を頂きました。次は、ホンゴルモルトゲルキャンプ出発し、ロシアとの国境を見学しに移動しました。撮影禁止区域があり、国境見学後に国境警備隊から写真の検閲を受けました。カメラを取り上げられるかと緊張しました。基準はよく分かりませんが、数枚の写真の消去で事なきを得ました。警備の兵士も案外ソフトな対応でした。おかげでロシアの雄大な平原と山並みを見ることができました。国境見学後は、モンゴルの昼食弁当を食べながら、養蜂家の集まるシャーマルの田舎村のコンビニに向かいました。国道をはずれ草原に入り水たまりを避け、でこぼこ道を揺られながらバスは走り、そしてシャーマルの集落中心地に到着しました。養蜂器具も販売しているコンビニ(雑貨店)を訪問し、店を訪れる養蜂家にアンケートを実施。各班で聞き取り調査を行いました。調査後にシャーマルの集落を出発し、モンゴル第2の都市ダルハンに向かいました。途中、草原で休憩した場所の近くに1軒のゲルがあり、家に招待されました。ゲルの中に入れていただき家族の方と交流。本物の生活しているゲルを見学する良い機会となりました。またダルハンに向けての移動を再開します。ダルハン訪問の目的は、市場の露店での量り売りのハチミツの調査でしたが、残念ながら露店は休店でした。そのため、すぐにダルハンを出発し、次のゲルキャンプに向かいました。モンゴリンノーツトヴェチョーツーリストキャンプに到着後は、荷物を各自のゲルに入れ、本館で夕食を取りました。夕食後は、食堂でプレゼンテーションの練習をしました。練習中にロバが自分で荷台を引いてゲルキャンプ頂上の本館まで上がってきました。

    4日目

    4日目は、ドローンを飛ばし、ゲルキャンプ全景を空撮することから始まりました。次に小雨の中を乗馬体験です。モンゴル馬にまたがり草原を散歩。多くのモンゴル人は子どもの頃から乗っているそうです。一通り体験を終え、本館食堂にてプレゼンテーションの練習を開始しました。練習後、たまたま食事に訪れたMongolian State University Of Life Sciencesの養蜂を専門とする大学教授に向けてプレゼンテーションを行いました。海外2回目のプレゼンテーションです。専門家相手のプレゼンテーションで、とても緊張しました。昼食後、ゲルキャンプを出発し、ひたすら大草原の中を走り抜け、ウランバートルに向かいました。初日宿泊のフラワーホテルに戻り、荷物を下ろして近所のスーパーマーケットに行き、ジュースやお菓子などの買い物を体験しました。夕食後に、1班ずつプレゼンテーションの練習をしました。いよいよ、明日はモンゴル国立大学でのプレゼンテーションです。今までの成果を試す課題研究プレゼンテーションとなります。

    5日目

    朝食後にホテルを出発し、モンゴル市中心部に位置するモンゴル国立大学へ向かいました。到着すると、大学の先生、職員、大学生の出迎えを受けました。大学の会議室で課題研究発表の準備を行いました。各班の指導は、モンゴル語文学部のEnkhsuvd先生、同学部職員のJargalmaa先生、同学部4年生のAdiyadolgorさんが行ってくださいました。ここまでの調査を踏まえた課題研究とプレゼンテーションについて、3班それぞれ個々に指導していただきました。モンゴルで初めてパソコンを使って、プレゼンテーションの練習を行いました。プレゼンテーション練習終了後は、軽食を食べつつ歓談する昼食となりました。昼食後は、いよいよ各班によるプレゼンテーション発表本番です。午前中指導いただいた3人の方々に加え、午後からは聴衆が増えました。今回の発表は、パソコンを使った初の公式英語プレゼンテーションとなりました。3班のプレゼンテーション終了後、聞いていただいた皆さんから「初めて聞いた内容ばかりでしたが、大変わかりやすい発表でした。」「蜂の種類によってハチミツの味が違うのですか」「日本と比較して、モンゴルの養蜂の改良点は何ですか」「蜂の知識がない人たちへのプレゼンテーションとなるので、蜂の基礎知識を盛り込むとよいと思います」「これからもたくさん発表の機会を得て、プレゼンテーションの練習をたくさん積んでください」など、貴重なご意見、ご質問をいただきました。プレゼンテーション終了、お世話になった大学を出発し、ウランバートル西側のゲル地区にある第3ホロー地域へ向かいました。第3ホロー地域は、でこぼこ道や狭い通路が多く、未整備な地域です。第3ホローではNGOジェンダーセンターが地域おこしセンターを運営し、子どもたちの地域活性化のために様々な活動を支援しています。SGHチームは、センターが主催する夏休みプログラムの中で交流を行いました。25人の小学生と数十人の地域住民、センター職員の方を前に、能勢を紹介する英語プレゼンテーションをパソコンで行い、その後は2グループにわかれて、それぞれ能勢とシャーマルの比較、能勢とシャーマルの養蜂の違いを紙芝居で英語プレゼンテーションしました。プレゼンテーションを聞いて、「大人になったら養蜂家になりたい」という小学生がいました。最後に、昨年の文化祭で集めた募金を、第3ホロー地域での図書購入用に手渡しました。交流後は、みなさんの見送りで第3ホローを後にし、フラワーホテル近くで夕食と買い物を済ませました。フラワーホテルに戻り、プレゼンテーション練習を行い、就寝です。明日のJICAでの最終プレゼンテーションに向けて準備は満タンです。

    6日目

    朝食後、市内見学に向かいました。モンゴル科学技術大学での活動がキャンセルになったためです。ザイサンの丘に登り、市内の賑わいからゲル地区、山腹の住居までウランバートルの全景を見ることができました。昨日のモンゴル国立大学でのプレゼンテーションに参加していただいた養蜂家のテルメンさんの経営するベーカリーを訪問し、自営の店でハチミツを販売している様子の実地見学に行きました。シャーマルでの養蜂をウランバートルの店頭販売につなげている姿を見ることができました。町の中心部のキルトショップに行き、その後は昼食を食べ、JICAモンゴルに向かいました。職員の荒井さんからモンゴルの歴史、JICAの活動、シャーマルでの養蜂支援活動をレクチャーしていただきました。その後、一班のみプレゼンテーションを行い、荒井さんから講評をいただきました。活発な質疑応答があり、短い時間でしたが今後の課題研究に十分生かせる内容となりました。JICAを出発し、ウランバートル東部に位置する第92学校へ移動しました。到着後、フリーザチルドレンジャパン(FTCJ)で活動していたアーギーさんの案内で、第92学校のFTCJが創設した図書館へ向かいました。出発前に日本で集めた本を学校の図書館へ贈呈しました。その後は、市内中心部で活動を行いました。モンゴル最後の楽しい夕食の後、ホテル到着し明日の帰国に向けて身支度をしました。

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座23、24

    2016年8月5日(金) | SGHトピックス

    8月3日(水)1~4限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、本校農場にて第23、24回2年SG重点分野講座を行いました。1、2限目は農業科の松田先生による養蜂の最終工程、採蜜の授業が行われました。蜜が詰まり表面が蜜蝋で固まった巣枠を巣箱から取り出し、二人一組になって、温めた蜜刃で蜜蝋をなるべく薄く、丁寧にこそぎ落としていきます。その後、巣枠を2枚ずつ遠心分離機にかけて中の蜜を採取しました。1枚2kgほどもある巣枠は重たく、汗をかきながらも一生懸命、分離機のハンドルを回しました。甘い香が漂うなか、巣箱の巣枠を全て採蜜し、蜜濾器で濾して不純物を取り除いてから瓶詰めをし、作業は終了しました。良質な蜂蜜を出荷するためには、感謝の気持ちをこめて蜜濾しをすることが重要だと学びました。週末に出発するモンゴル実態調査での養蜂調査に向けて貴重な体験となりました。
    3、4限目は、大阪大学大学院モンゴル人研究生のエネビシ・エネさんを講師にお招きし、8月10日に訪問予定のモンゴル ジェンダーセンターの成り立ちや活動内容を学びました。1990年代、社会主義から資本主義への転換期にモンゴルは急激な変化を遂げるなかで1996年に女性情報・調査センターが誕生しました。その後、企業が次々と民営化される一方、存続できない企業も多く、地方から仕事を求めて多くの人々が首都ウランバートルに流入し、女性や子どもがまず貧困や暴力などの影響を受けたという事実を学びました。この状況に対して、持続可能な発展のためのジェンダーセンターが立ち上げられ、貧困によりインフラ整備もままならない第3ホロー地区にて町おこしセンターが寄付によって設立されました。センターでは『住民たちが人間らしく生きる』、『出会い・つながり・協力する』、『技術を学び貧困脱出』をモットーに活動が行われています。モンゴル実態調査の際に町おこしセンターを訪れ、文化祭でのチャリティー収益金の寄付、プレゼンテーション、子どもたちとの交流を行います。町おこしセンターの活動への貢献も、モンゴル実態調査の目的の一つです。

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座19、20

    2016年7月29日(金) | SGHトピックス

    7月27日(水) 1~4限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第19,20回2年SG重点分野講座を行いました。1,2限目、大阪大学准教授の今岡良子先生の指導のもと、引き続きモンゴルでの英語プレゼンテーションの練習と手直しを行いました。今回は学会で今岡先生の通訳として同行される翻訳家の舎川春佳さんにもお越しいただき、アドバイスをいだだきました。発表する3グループとも発音やリズム、抑揚、声の大きさ、アクセントなどをひとつひとつ細かくご指導をいだだきながら、何度もスピーチの練習を重ねました。どうすれば聴く人に伝わるのか、一番伝えたいことは何かを考えながら練習をするにつれ、次第に大きな声が出せるようになりました。最後はプロジェクターでパワーポイントを用いてみんなの前で発表し、大きな自信をつけました。
    3,4限目、本校農場の脇谷征行技師から「世界と養蜂」をテーマに、講義を受けました。人がハチとの関わりを持つようになった紀元前6千年ころから現在の養蜂の方式が約160年前にアメリカで誕生するまでのハチと人との関わりを学び、アメリカ・中国・アルゼンチン・トルコの現在の養蜂の特徴を学習しました。また、脇谷さんが訪問されたオーストラリアでの養蜂について、特に女王蜂の生産についてのお話があり、また、現地の人々との異文化交流のなかで感じたことや旅のアドバイスなどを、現地の写真を見ながら説明していただきました。今まで学んだ日本の養蜂、世界の養蜂とモンゴルの養蜂を比較し、8月6日~12日のモンゴルでの実態調査に活かします。

  • 2年スーパーグローバル(SG)英語プレゼンテーション講座8

    2016年7月28日(木) | SGHトピックス

    7月26日(火) 2年SG英語プレゼンテーション講座にて、8月に訪問するモンゴルでの英語プレゼンテーションに向けてのグループ練習を行いました。講師は、能勢町出身でアメリカ カンザス在住のナトッチー直子さんです。一人ひとりの発音やアクセントなどを丁寧にご指導いただきました。
    また、元新聞記者でSGH運営指導員の平田篤州さんにプレゼンテーションを見学していただき、講座の最後に講評をいただきました。平田さんは、プレゼンテーションを新聞記事に例えながら、「新聞記事を書くときに大切なのはタイトルであり、プレゼンテーションでいえば『声』にあたります。また、記事のレイアウトは、プレゼンテーションをする際の『表情』であり、一番のポイントとなります。」と話されました。しっかりと前を向き、聴衆に向けてしっかり声を発して話すことがたいへん重要であることを改めて意識することができました。お二人から、モンゴルでのプレゼンテーションの準備に向けて良いアドバイスをいただきました。

  • 2年スーパーグローバル(SG)基礎知識講座③

    2016年7月15日(金) | SGHトピックス

    7月13日(水)第3回2年SG基礎知識講座を行ないました。フランスから来日中のウゼ・カトリーヌさん、通訳者の加納さやかさんを講師としてお迎えしました。また、加納さんの娘の小学生のエマさんもお話に参加してくれました。

    カトリーヌさんはマルセイユで旅行コーディネーターをしており、加納さんは、フランス人との結婚し、マルセイユで日本語を教えている翻訳家・通訳者です。娘のエマさんは、フランス語、日本語、英語を話し、現在、スペイン語も勉強しているマルチリンガルです。

    それぞれの自己紹介の後、カトリーヌさんからフランス全般について、また、マルセイユについて、歴史、文化、習慣、治安、高校生の実情などをクイズ形式も交えながら、お話していただきました。フランスの人気スポーツの話から、マルセイユが、神戸と姉妹都市であること、小説『モンテクリスト伯』の舞台となった場所であることなど、大変興味深い内容でした。お話の中で、フランス人には親日家が多く、日本の漫画、アニメ、コスプレ、日本料理などを愛好している人たちが私たちの想像以上に多いということが印象的でした。

    異文化の人たちと接することが日本の良さを再認識できる絶好の機会になると、改めて感じる貴重な講演となりました。

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  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座16

    2016年7月14日(木) | SGHトピックス

    7月13日(水) 1、2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第16回2年SG重点分野講座を行いました。LAN教室にて、前回に引き続き3グループに分かれ8月に行うモンゴルでの英語プレゼンテーションに向けた準備を進めました。今回は、大阪大学外国語学部今岡良子先生と翻訳家の舎川春佳(とねがわ はるか)さんの指導による英語プレゼンテーション作りを行いました。舎川さんは大阪大学英語専攻在学中に自らの進む道を探すため留学を経験したことをはじめ、卒業後も数々の海外経験を経て、フリーランスの翻訳家となりました。現在、今岡先生の学会に通訳として同行するなど、翻訳家兼通訳者として活躍中です。
    モンゴルの養蜂や能勢町に関するプレゼンテーションを作りながら、資料やデータを英訳していきました。舎川さんからは、英訳のコツや文章を作るポイントなど、細かな指導がありました。
    用語集やインターネットを使って一語一語を訳していくのは根気のいる作業でしたが、グループで助けあい、積極的に先生方に質問することによってほぼ英訳を完成することができました。モンゴルでの英語プレゼンテーションに向けた準備が着々と進んでいます。

  • 2年英語プレゼンテーション講座・SG重点分野講座[公立鳥取環境大学訪問]

    2016年7月14日(木) | SGHトピックス

    7月12日(火) 2年SG重点分野講座生徒11名と留学生のジーンが公立鳥取環境大学を訪問しました。午前は、大学英語村にて、英語で雑談をした後、ギニア出身のエマニュエル先生による地理学のクイズ、スーダン出身のサラ先生によるクッキー教室に参加し楽しみながら英語を学びました。
    午後は、中橋文夫教授ゼミにて、ゼミを専攻している学生たちによる熊本地震調査の報告がありました。その後、角野准教授により内モンゴルの土壌についてのご講演をいただきました。

  • 1年スーパーグローバル(SG)基礎知識講座④

    2016年7月13日(水) | SGHトピックス

    7月11日(月) OISCA(オイスカ)関西研修センター所長の清水利春さんと日本へ研修に来ている4人の研修生をお迎えし、第4回1年SG基礎知識講座を行いました。
    研修生の方は,日本語などの訓練を中心に約2ヶ月間の研修の最中です。今回は,研修生の方と一緒に英語を使ってコミュニケーションをとりながら,ソフトバレーを行う交流をしました。積極的に英語で話しかける生徒もいれば,上手く話せず苦労をしている生徒も,ジェスチャーなどで意思疎通を補うなど,どの生徒も積極的に参加していました。短い間でしたが,笑顔のある楽しい交流ができました。

  • スーパーグローバル(SG)英語プレゼンテーション講座③

    2016年7月12日(火) | SGHトピックス

    7月11日(月) 今中重美さんの1年SG英語プレゼンテーション講座に、タイの大学生2名をゲストに招きました。
    タイのチュラロンコン大学工学部の学生で、WWOOFER(ウーファー)として今中さんの家に滞在しながら、能勢町の米作りの現場を体験しています。日本の農業ばかりでなく日本文化全般に大変興味があり、学生時代に多くのことを体験しようと思い、日本にやってきました。
    二人は、講座の中では今中さんのアシスタントとして強力な助っ人となりました。まず二人の英語による自己紹介の後、生徒全員が輪になり、二人が輪の中を回りながら次々に質疑応答をしていきました。最初緊張していた生徒たちも、二人のにこやかな表情に緊張も解け、自分なりの英語で会話を続けようと頑張っていました。
    最後にプロジェクターで写真を写しながらタイの文化紹介がありました。有名なタイ寺院の写真やタイの「水祭り」の写真を見ながら、タイの国や文化や人々の生活を学びました。
    英語プレゼンテーションの学習に加え、異文化を理解する貴重な機会となりました。

  • 1年スーパーグローバル(SG)基礎知識講座③

    2016年7月2日(土) | SGHトピックス

    6月30日(木) OISCA(オイスカ)関西研修センター所長の清水利春さんをお迎えし、第3回1年SG基礎知識講座を行いました。
    清水さんから、初めに東南アジアの国々の現状と共に、伐採された森を甦らせるオイスカの「子どもの森プロジェクト」の様子が紹介されました。数あるプロジェクトの中で、なぜこのプロジェクトが成功したのかという背景や、成功後の生活の変化を写真やスライドを見て学びました。その後、「大学生の1か月ボランティア」や「国内の植林活動」などのその他のプロジェクトについても知りました。また、ゴミの分別やスーパーのレジ袋の節約、ベルマークで「子どもの森プロジェクト」を支援するなどの身近でできるボランティアの話もあり、自分たちの意識を変えることが大切だと気付きました。
    最後に、オイスカの一番の仕事は「人材育成」だという話は、ボランティアについて改めて考え直すキッカケにとなりました。一時的な支援ではなく、地域のコミュニティリーダーを育て、自立を促すという支援の在り方です。能勢高校の先輩たちもSGHや海外研修を通して、能勢を支えるコミュニティリーダーへと成長していると、清水さんはお話されました。
    今回の清水さんのお話を聞いて、オイスカの活動を通してこれから行く海外の国々の文化や習慣に目を向けることができ、貴重な講演の時間となりました。