SGHトピックス
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2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座53
2017年2月4日(土) | SGHトピックス
2月2日(水) 1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第53回2年SG重点分野講座をLAN教室にて行いました。いよいよ、研究発表会を迎える前の最後のSGSの授業です。大阪大学の今岡良子先生とモンゴル人のエネシさんをお迎えし、ご指導をいただきました。
前半は、重点分野講座受講生徒11名全員でシャーマルの養蜂についての英語プレゼンテーションの模擬練習を行い、聴衆に対してより伝わるプレゼンテーションのポイントを今岡先生やエネビスさんよりアドバイスをいただきました。
後半は、3グループに分かれ『モンゴルのストリートチルドレン』、『ふるさと創生-シャーマルプラン-』、『ふるさと創生-能勢プラン-』の日本語プレゼンテーションの模擬練習を行いました。時間配分や声の大きさなどは練習の成果もあり、大幅に改善されています。本番までの残された時間を使って練習を重ねることで、チームとしての一体感がより一層生まれることでしょう。
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2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座52
2017年1月20日(金) | SGHトピックス
1月18日(水) 1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第52回2年SG重点分野講座を行いました。大阪大学の今岡良子先生に、2月4日(土)に行われるSGH研究発表会に向けた課題研究のご指導をいただきました。
前半は、全員で実際の規定時間に合わせて3グループによるプレゼンテーションを行いました。Aグループは「モンゴルのストリートチルドレン~その原因と取組~」と題し、ストリートチルドレン発生の経緯と現状について発表しました。Bグループは「ふるさと創生-シャーマルプラン-」と題し、養蜂を軸としたシャーマルの地域活性化について発表しました。Cグループは「ふるさと創生-能勢プラン-」について発表しました。能勢町の良いところと悪いところを客観的に観ながら、人口減少問題の解決策として、地域の特性を活かしたオリジナルのアイデアを挙げました
プレゼンテーションの練習後は、今岡先生のアドバイスで修正を行い、内容が深まってきました。2月4日の最終発表に向けて、各グループとも課題研究に熱が入っています。また、コスタリカ留学報告も最終発表に向けて準備を進めています。
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2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座50,51
2017年1月16日(月) | SGHトピックス
1月14日(土) 第50,51回2年SG重点分野講座をLAN教室にて行いました。今回も2月4日の最終発表に向けた仕上げを行いました。
前半は、大阪大学今岡良子先生とフリー・ザ・チルドレン・ジャパンの中島早苗さんか、課題研究全体に関するご指導を頂き、完成をめざして細部に渡っての確認、またアドバイスがありました。後半は、ティモシー カーン先生が英語プレゼンテーションの方法について、いかにして相手により深く伝えるか具体的にアドバイスしていただき、何度も練習を重ねました。
本番が近付き緊張感が高まる中、真剣に練習に取組むことでより強固なチームワークが生まれ、互いに協力しながら少しでもよいプレゼンテーションにしたいという気持ちが高まっています。 -
2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座49
2017年1月15日(日) | SGHトピックス
1月11日(水)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第49回2年SG重点分野講座を行いました。今回も大阪大学の今岡良子先生とフリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表 中島早苗さんをお迎えし、2月4日(土)に行われるSGH研究発表会に向けた課題研究のご指導をいただきました。
初めに、今岡先生より1991年の民主化以降、モンゴルの都市部と地方が陥ったそれぞれの危機的な状況、貧困の原因、首都ウランバートルでのストリートチルドレン(冬にはマンホールチルドレンとなる)急増の原因などを詳しく学びました。1991年の国営企業民営化の失敗が原因で親の失業、家庭崩壊の結果、路上で暮らす子どもたちが増えたこと、1992年の大雪害により遊牧民の家畜が大量死したことで地方から教育や仕事を求めてウランバートルに人口が急増し都市機能が麻痺し、学校や仕事が足りず街で生活する子どもが増えたことを学びました。貧困の原因が異なるということは、問題の解決策や対処法も違ってきます。
後半は、ストリートチルドレンについて学んだことを3グループの発表内容につながりをもたせ、課題研究を深めました。発表までに残された時間は多くありませんが、互いに協力しながら着々と発表の準備を進めています。
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2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座47
2016年12月26日(月) | SGHトピックス
12月24日(土)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第47回2年SG重点分野講座を行いました。今回は『プレゼンテーションの重要性』というテーマで講義・ワークショップを行い、本校SGH最終発表会に向けて、プレゼンテーションをより分かりやすく、有効にアピールできるものにするために、藤岡先生より理論的にご指導いただきました。
前半は、藤岡先生にみんなのプレゼンテーションを観ていただき、具体的にご指導をいただきました。後半は、プレゼンテーションを行うにあたって、導入部の重要性やチャート図、表・グラフなどの効果的な利用方法、また声の大きさやボディランゲージについて学びました。
藤岡先生は「プレゼンテーションは“プレゼント”だから相手に贈る気持ちで語ることが大切だ。」と言われ、みんなも気持ちを込める意味をしっかりと理解しプレゼンテーションの質をより向上させることでしょう。
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2年SG基礎知識特別集中講座「世界史A」
2016年12月24日(土) | SGHトピックス
12月22日(金) 2年「世界史A」の授業にて、勢町で農家体験民宿「みちくさ」を経営されている三上順子さんをお招きし、「インドネシア・世界の宗教」というタイトルで2年SG基礎知識特別集中講座を行いました。
世界史的観点から宗教の役割や歴史などについて授業を行い、三上さんにはバックパッカーとしての経験から感じたインドネシアの文化的特徴や宗教観のお話をしていただきました。クリスマスの由来に始まり、世界三大宗教とされるキリスト教・イスラム教・仏教の違い、世界における宗教分布、それぞれの宗教の戒律やタブーについての実例などをもとに異文化理解を深めました。インドネシアについては世界最大のイスラム教の国家であるとともに仏教やヒンドゥー教の文化を持つことも学びました。
また、三上さんから、妙心寺の僧侶の講和を実例として、宗教の究極の目的が共通のものであることや宗教を極めた人々は普遍的な見地を得ることなどについても分かりやすい解説がありました。
マレーシアへの修学旅行を翌月に控える生徒たちにとって、改めて宗教や信仰について考える良い機会となりました。
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1年SG基礎知識特別集中講座「コミュニケーション英語Ⅰ」
2016年12月24日(土) | SGHトピックス
12月22日(金) 1年「コミュニケーション英語Ⅰ」の授業にて、元青年海外協力隊員の小早川勝平さんを講師に招き、1年SG基礎知識特別集中講座を行いました。小早川さんは、能勢町で育ち、バックパッカー、青年海外協力隊員としてのフィジーでの活動、南アフリカでの地雷撤去の機械操作やメンテナンス指導の仕事など、世界で活躍しました。2015年に能勢町にUターンし、現在、栗林の管理をしながら町の活性化に取組んでいます。
今回の講座は、小早川さんの海外体験から得た「サバイバルイングリッシュ」の極意と、限られた英語力での自己表現をテーマに進めました。小早川さんが10月に訪問したフランスの栗の里コロプリエール村と能勢町が、共通の特産品「栗」を通してどのような交流ができるか、どのようにして町の活性化ができるかのワークショップを行いました。「栗」という共通の話題から、言葉の壁を越えてコミュニケーションが容易になるというお話しがありました。次に、海外で、病気になって薬を買いたいとき、道に迷ってしまったとき、路上で強盗にあったときなどの場面を設定し、英語でどのように表現するかを考える「サバイバルイングリッシュ」ワークショップを行いました。
これらのワークショップを通して、限られた英語力でもコミュニケーションをとろうという強い気持ちがあれば意思を伝えることができるという体験ができました。グローバルな地域交流と地域活性化、英語でのコミュニケーションには、ともに勇気と大胆な発想力が大切であることを学んだ講座となりました。
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1年SG重点分野講座第2回[箕面市国際交流協会訪問]
2016年12月17日(土) | SGHトピックス
12月15日(木)1年SG重点分野講座生徒17名が箕面国際交流協会(MAFGA)国際交流センターを訪問しました。センターの館長 岩城 あすかさんから、協会が行う活動の説明や、「グローバル社会」についてお話をうかがいました。
「日本の人口に占める外国籍者の割合」や「箕面市で暮らす外国人の国籍の構成」など、クイズ形式で「日本の国際化」について学ぶと共に、「グローバル化社会」が抱える課題についても学習しました。心・言葉・制度、三つの「壁」が日本で暮らす「外国にルーツを持つ人々」に対して存在し、それに加え人々がメディア等々で受け取りがちな“グローバル=英語”といった狭い価値観を持つことも、本当の意味での「グローバル」を考えるのに一つの課題となっているというという内容でした。
また、ボルネオ保全トラストジャパンで活動されている佐藤 譲さんから、同団体が行っているボルネオ島(東マレーシア・インドネシア)での植林活動についてと、グローバル社会がいかに私たちの生活と繋がっているかについてお話いただきました。
日本で、ファストフード・医薬品・化粧品等様々な場面で用いられているアブラヤシのほとんどがマレーシアとインドネシア産であり、アブラヤシ生産のために熱帯雨林が破壊されアブラヤシのプランテーションに変わってしまっている現状を学びました。私たちの気がつかない間に、こうして熱帯雨林が失われ、オランウータンなどの動物たちが絶滅の危機に瀕しているという現実を知り衝撃を受けました。
お二人のお話を伺った後、館内のcomm.caféに移動し、4つのグループに分かれ、MAFGAの外国人スタッフ(ロシア・韓国・中国)4人の方と「私の高校時代」というテーマで交流しました。
今回の訪問で、真のグローバル化とは何かを考えるとともに、来年度SGH海外実態調査で訪れるボルネオに関して学ぶ有意義な機会となりました。
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2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座45
2016年12月9日(金) | SGHトピックス
12月7日(水) 1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第45回2年SG重点分野講座を行いました。フェアトレード雑貨「エスペーロ」オーナーの斎藤和子さん、輝久さんご夫妻による『はちみつフェアトレード&コミュニティトレード』というテーマでの講演です。斎藤さんご夫妻はインドネシア在住経験を活かし2010年箕面市でフェアトレード雑貨店を開店、2015年12月に能勢町での出店のために閉店。まもなく能勢町地黄にて築100年以上の古民家を改装したフェアトレードショップ&カフェ「エスペーロ能勢」をオープンします。
授業では、グループごとに現在取り組んでいるプレゼンテーションの概要を斎藤さんご夫妻に説明しました。それを踏まえ、斎藤さんから店舗で取扱うフェアトレード商品の紹介がありました。タイのストリートチルドレンが作った手工芸品、かわいいデザインのネパールやエチオピアのハチミツ、蜜蝋を使ったキャンドルやクレヨンなど、どれもシャーマルや能勢のふるさと創生を考える際に参考になる商品ばかりです。
次に、フェアトレードとコミュニティトレードの概念を説明がありました。コミュニティトレードでは、山口県 楠クリーン村の自給自足生活やそこで栽培される無農薬のほうじ茶、インドネシアの工業デザイナー シンギーさんが手がけた特産品の竹を使った自転車やスピーカーなど、環境に配慮し且つ斬新な商品があります。
過疎、耕作放棄地などの課題を抱える能勢に新たな可能性を見出し、移住して国際協力をするというご夫婦の前向きな姿勢は、現在取組んでいる課題研究への大きな励みとなり、高校生として出来ることから実行する大切さを学びました。
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2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座43
2016年12月2日(金) | SGHトピックス
11月30日(水) 1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第43回2年SG重点分野講座を行いました。大阪大学の今岡良子先生とフリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表 中島早苗さんにより、2月4日(土)最終発表に向けた課題研究のご指導をいただきました。今回の講座では、3グループに分かれ、各グループが発表するテーマについてプレゼンテーションの骨格を組み立てる作業を行いました。その際に、第70回国連総会で採択された“我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ”の17の目標を参考にしながら議論を進めていきました。
グループ1のテーマは『貧困とストリートチルドレン』。「貧困とは、ストリートチルドレンとは何か」、「政府・地方自治体・NGOによってストリートチルドレンに対する支援がどのように行われているのか」、そして「彼らに対して私達に何ができるのか」という視点からプレゼンテーションを組立て、パワーポイントのデータ作成に取り掛かりました。
グループ3のテーマは『ふるさと創生~シャーマルプラン~』。2000年代のモンゴルで仕事を求めて地方から首都への人口流出が深刻化した問題を掘り下げ、自分たちがモンゴル現地調査で得た情報や感じたことをもとに、地方の人々が創造的に生きるにはどうすればよいかを話し合いました。
グループ3のテーマは『ふるさと創生~能勢プラン~』。モンゴルのシャーマルと同じく過疎化が問題になっている能勢について、モンゴルでの課題研究を生かして、地方創生プランを考えます。
各グループとも最終発表にむけて、着々と課題研究を進めています。