SGHトピックス

2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座49

1月11日(水)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第49回2年SG重点分野講座を行いました。今回も大阪大学の今岡良子先生とフリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表 中島早苗さんをお迎えし、2月4日(土)に行われるSGH研究発表会に向けた課題研究のご指導をいただきました。
初めに、今岡先生より1991年の民主化以降、モンゴルの都市部と地方が陥ったそれぞれの危機的な状況、貧困の原因、首都ウランバートルでのストリートチルドレン(冬にはマンホールチルドレンとなる)急増の原因などを詳しく学びました。1991年の国営企業民営化の失敗が原因で親の失業、家庭崩壊の結果、路上で暮らす子どもたちが増えたこと、1992年の大雪害により遊牧民の家畜が大量死したことで地方から教育や仕事を求めてウランバートルに人口が急増し都市機能が麻痺し、学校や仕事が足りず街で生活する子どもが増えたことを学びました。貧困の原因が異なるということは、問題の解決策や対処法も違ってきます。
後半は、ストリートチルドレンについて学んだことを3グループの発表内容につながりをもたせ、課題研究を深めました。発表までに残された時間は多くありませんが、互いに協力しながら着々と発表の準備を進めています。