学校評価(学校教育自己診断)
学校教育自己診断とは、学校の教育活動が生徒の実態や保護者の学校教育に対するニーズ等に対応しているかどうかについて、学校自らが診断票(診断基準)に基づいて学校教育計画の達成度を点検し、学校教育改善のための方策を明らかにするものです。
本校では、生徒、保護者、教職員を対象としたアンケートの実施により、自己診断を図っています。
令和5年度 実施結果
生徒・教職員対象の設問においては、対前年でポイントが横ばいの項目が多かった。
一方で、保護者対象の設問においては、上昇している項目が多かった。
生徒結果
<生徒>肯定回答平均74%(R4 73% R3 71%)と横ばい
肯定回答平均は、直近3年間70%強の数値が継続している。具体的な設問においては、「本校に入学してよかった」84%(R4 85% R3 74%)と基本的な項目の満足度が高位安定している。
また、「地域の課題解決につながる学習ができている」75%(R4 63%)と本校が重視する取組みについても着実に成果が出てきている。
一方で、「授業アンケートの結果が、授業の改善や工夫に活かされている」58%(R4 58% R3 55%)と低調な数値で維持している項目もある。生徒の声を受け止め、より満足度の高い授業へと改善する取組みが求められる。
保護者結果
<保護者>肯定回答平均69%(R4 63% R3 62%)と上昇
肯定回答平均は、過去2年間の数値と比較して上昇した。具体的な設問においては、「地域の課題解決につながる学習ができている」84%(R4 58% R3 55%)や「学校行事に参加したことがある」78%(R4 62% R3 58%)、「子どもが授業が楽しいと言っている」63%(R4 51% R3 50%)などの項目で数値が大幅に上昇している。
また、「本校に入学させてよかった」92%(R4 93% R3 82%)といった基本的な項目の満足度が高位安定している。
教職員結果
<教職員>肯定回答平均83%(R4 86% R3 79%)と横ばい
肯定回答平均は、過去3年間80%前後の数値が継続している。具体的な設問においては、「教育活動に意欲的に取組んでいる」100%(R4 90% R3 95%)や「生徒の課題探究能力を高めている」100%(R4 95%)と高い数値の項目がある一方で、「障がいのある生徒に対する適切な指導および支援体制を実現」68%(R4 71% R3 79%)など、さらなる改善が求められる項目もある。
学校評価(生徒による授業評価)
授業評価とは、授業の質の向上により、生徒にとって「魅力的な授業」「わかる授業」を実現することを目的として、多様な観点から授業を検証する取組みです。
本校では、生徒が自らの学習状況について自己評価をするとともに、各授業に対するアンケートを全科目で年2回実施することにより、授業改善に活かしています。
令和5年度 授業評価アンケート
1 実施日程
第1回 令和5年 6月
第2回 令和5年 12月
2 実施方法
- クラス担任が実施。
- 回答用紙に受講全科目について質問項目の回答をマーク。
- 回答用紙については、個人情報扱いとし、各生徒用封筒に入れ回収。
3 回答方法
マークカード方式。科目担当教員ごとに回答。質問を読んで、次の4段階で回答。
「4.よくあてはまる 3.ややあてはまる 2.あまりあてはまらない 1.まったくあてはまらない 」
4 質問項目
座学質問
- 授業内容について、必要な予習や復習ができている。(生徒取組1)
- 授業中は、集中して先生の話を聞き、学習に取り組んでいる。(生徒取組2)
- 授業の進度や難易度は自分にとって適切である。(生徒理解)
- 毎時間、授業の目標や大切なポイントを説明してくれる。(授業計画)
- 先生は教科書の他、役に立つプリントなどをうまく使っている。(教材活用)
- 先生の声や話し方は聞き取りやすく、わかりやすい。(授業展開)
- 先生は生徒の意見や要望を取り入れ、授業改善に生かしている。(授業分析)
- 授業内容に、興味・関心を持つことができたと感じている。(生徒意識1)
- 授業を受けて、知識や技能が身に付いたと感じている。(生徒意識2)
実技質問
- 授業中は集中して先生の指示やアドバイスを聞いている。(生徒取組1)
- 進んで実習に取り組むなど、授業に積極的に参加している。(生徒取組2)
- 先生は生徒の状況を把握しながら授業を進めている。(生徒理解)
- 毎回授業の初めに、授業の目標や実習の仕方を説明してくれる。(授業計画)
- 先生が与える教材や課題の量は自分にとって適切である。(教材活用)
- 先生の指示は的確でわかりやすく、すべきことが理解しやすい。(授業展開)
- 先生は生徒の意見や要望を取り入れ、授業改善に生かしている。(授業分析)
- 授業内容に、興味・関心を持つことができたと感じている。(生徒意識1)
- 授業を受けて、知識や技能が身に付いたと感じている。(生徒意識2)