学校評価(学校教育自己診断)
学校教育自己診断とは、学校の教育活動が生徒の実態や保護者の学校教育に対するニーズ等に対応しているかどうかについて、学校自らが診断票(診断基準)に基づいて学校教育計画の達成度を点検し、学校教育改善のための方策を明らかにするものです。
本校では、生徒、保護者、教職員を対象としたアンケートの実施により、自己診断を図っています。
令和4年度 実施結果
生徒・保護者対象の設問においては、対前年でポイントが下降している項目が多かった。
一方で、教職員対象の設問においては、上昇している項目が多かった。
新型コロナウィルス感染症等の影響により、生徒・保護者の教育活動に対する充実度や満足度が低くなっていることが原因と推察される。活動に制限がある状況下においても、思考したり体験する教育活動を重視し、「能勢分校で学ぶことが楽しい」「能勢分校に通わせてよかった」という生徒・保護者を増やす工夫が求められる。
生徒結果
<生徒>肯定回答平均73%(R3 71% R2 77%)と横ばい
肯定回答平均は、直近3年間70%強の数値が継続している。具体的な設問においては、「学校に行くのが楽しい」71%(R3 71% R2 85%)、「本校に入学してよかった」85%(R3 74% R2 89%)と基本的な項目の満足度が高位安定している。
一方で、「授業アンケートの結果が、授業の改善や工夫に活かされている」58%(R3 55% R2 56%)と低調な数値で維持している項目もある。生徒の声を受け止め、より満足度の高い授業へと改善する取組みが求められる。
保護者結果
<保護者>肯定回答平均63%(R3 62% R2 70%)と横ばい
肯定回答平均は、直近3年間65%前後の数値が継続している。具体的な設問においては、「学校に行くのを楽しみにしている」78%(R3 75% R2 75%)、「本校に入学させてよかった」93%(R3 82% R2 84%)と基本的な項目の満足度が高位安定している。
一方で、「家庭での学習を十分に行っている」36%(R3 43% R2 35%)、「授業がわかりやすく楽しいと言っている」51%(R3 50% R2 56%)と低調な数値で維持している項目もある。家庭との連携を密にし、基本的な学習習慣を身につけ、授業内容を着実に理解していくことも求められる。
教職員結果
<教職員>肯定回答平均86%(R3 79% R2 74%)と上昇
肯定回答平均は、過去2年間の数値と比較して上昇した。全体的に高位であるが、「家庭での学習を充実させる工夫をしている」62%(R3 74% R2 55%)など、さらなる改善が求められる項目もある。今年度から学校の新たな取組みに合わせて複数の新設項目を設定した(働き方改革、生徒1人1台端末の活用など)。今年度の数値結果を基点にしつつ、今後の取組みの総括に役立てたい。
過去の実施結果
令和
学校評価(生徒による授業評価)
授業評価とは、授業の質の向上により、生徒にとって「魅力的な授業」「わかる授業」を実現することを目的として、多様な観点から授業を検証する取組みです。
本校では、生徒が自らの学習状況について自己評価をするとともに、各授業に対するアンケートを全科目で年2回実施することにより、授業改善に活かしています。
令和4年度 授業評価アンケート
1 実施日程
第1回 令和4年 6月
第2回 令和4年 12月
2 実施方法
- クラス担任が実施。
- 回答用紙に受講全科目について質問項目の回答をマーク。
- 回答用紙については、個人情報扱いとし、各生徒用封筒に入れ回収。
3 回答方法
マークカード方式。科目担当教員ごとに回答。質問を読んで、次の4段階で回答。
「4.よくあてはまる 3.ややあてはまる 2.あまりあてはまらない 1.まったくあてはまらない 」
4 質問項目
「座学質問」と「実技質問」の2種類。
- 「実技質問」の教科・科目 実習理科、体育の全科目、農業の全科目、情報・芸術の全科目、子どもの発達と保育、生涯発達論、地域と生活
- 「座学質問」の教科・科目 上記以外のすべての教科・科目とする(注意:「保健」「家庭基礎」『スポーツの科学』は座学質問)。
座学質問
- 授業内容について、必要な予習や復習ができている。(生徒取組1)
- 授業中は、集中して先生の話を聞き、学習に取り組んでいる。(生徒取組2)
- 授業の進度や難易度は自分にとって適切である。(生徒理解)
- 毎時間、授業の目標や大切なポイントを説明してくれる。(授業計画)
- 先生は教科書の他、役に立つプリントなどをうまく使っている。(教材活用)
- 先生の声や話し方は聞き取りやすく、わかりやすい。(授業展開)
- 先生は生徒の意見や要望を取り入れ、授業改善に生かしている。(授業分析)
- 授業内容に、興味・関心を持つことができたと感じている。(生徒意識1)
- 授業を受けて、知識や技能が身に付いたと感じている。(生徒意識2)
実技質問
- 授業中は集中して先生の指示やアドバイスを聞いている。(生徒取組1)
- 進んで実習に取り組むなど、授業に積極的に参加している。(生徒取組2)
- 先生は生徒の状況を把握しながら授業を進めている。(生徒理解)
- 毎回授業の初めに、授業の目標や実習の仕方を説明してくれる。(授業計画)
- 先生が与える教材や課題の量は自分にとって適切である。(教材活用)
- 先生の指示は的確でわかりやすく、すべきことが理解しやすい。(授業展開)
- 先生は生徒の意見や要望を取り入れ、授業改善に生かしている。(授業分析)
- 授業内容に、興味・関心を持つことができたと感じている。(生徒意識1)
- 授業を受けて、知識や技能が身に付いたと感じている。(生徒意識2)