SGHトピックス
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2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座2
2017年4月27日(木) | SGHトピックス
4月25日(火)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第2回2年SG重点分野講座を行い、受講生13名と留学生1名が授業を受けました。今回は、本年度の課題研究テーマ『マレーシア 経済発展と自然破壊』のご指導をいただく大阪市立大学大学院文学研究科地理学教室 祖田亮次教授をお迎えし、マレーシア ボルネオにおける熱帯雨林とパームオイルプランテーションに関する講演およびワークショップを行いました。
1限目は、前回学んだマレーシアの人口・宗教・地理・歴史について復習し、11月に海外実態調査を行うボルネオ島サラワク州について、さらに詳しく学習しました。サラワクにはマレー系をはじめとした40以上の民族が存在しイスラム教からアニミズムに至るまで様々な宗教が混在していること、世界最大の花ラフレシアやテングザル、ゴクラクチョウなどの写真を見てボルネオの熱帯雨林の生物多様性について学びました。
2限目は、マレーシアのプランテーションについて講義とワークショップを行いました。プランテーションで栽培されているアブラヤシの実から搾油されるパームオイルが洗剤やスナック菓子、化粧品などに利用されその生産量は年々増加していること、また、そのために広大な熱帯雨林が次々と伐採されアブラヤシが植えられている現状を学びました。その事実を踏まえ、パームオイルプランテーションの問題点について、グループディスカッションを行いました。
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2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座スタート
2017年4月20日(木) | SGHトピックス
スーパーグローバルハイスクール(SGH)として3年目にあたる本年度の2年次生スーパーグローバル(SG)重点分野講座は、火曜日1,2時間目の授業「スーパーグローバルスタディー(SGS)」を中心に展開されます。授業担当は、英語科の富樫先生・市橋先生、社会科の山内先生です。
4月18日(火)SGSにおいて第1回2年SG重点分野講座を行い、留学生1名を含む14名が受講しました。1限目は、内田教頭先生によるオリエンテーションが行われ、SGHのしくみや目的、講座や活動内容についての説明がありました。本年度の2年SG重点分野講座は「マレーシア~経済発展と自然破壊~」をテーマに、大阪教育大学准教授 乾 陽子先生、大阪市立大学准教授 祖田 亮次先生をはじめとする外部講師による講義やワークショップを展開していきます。2限目は山内先生による授業が行われ、マレーシアの人口・宗教・地理・歴史についての概要を学習しました。
本講座を通じ、グローバルな課題に目を向け、自分たちの生活や地域にどのように関連しているか考察する力を高め、問題解決に向けたチームワークやリーダーシップを養いながら、能勢高校全体で共に学び、取り組んでいくことをめざします。
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新入生歓迎会にてプレゼンテーション
2017年4月15日(土) | SGHトピックス
4月14日、本校体育館で行われた新入生歓迎会で、SGS受講生徒3年生1名が、能勢高校SGH活動の取組みの紹介と、昨年度の課題研究の一つを発表しました。最初に過去2年間のSGH活動状況を紹介し、SGH講座や、フィールドワーク・大学研修など校外での活動を新入生に紹介しました。後半は「モンゴル『貧困とストリートチルドレン』ー子どもたちへの教育ー」というタイトルの課題研究のプレゼンテーションを行いました。新入生にとっては、スーパーグローバルハイスクールがどのようなものかを理解し、先輩が行ってきたSGH活動に初めて触れる機会でもありました。多くの1年生がSGHへ興味を持ち、参加を希望してくれることを期待します。
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本校のホームページが表彰されました。
2017年3月30日(木) | SGHトピックス
3月28日(火)慶應義塾大学三田キャンパスにおいて、「全国の農業高校及び農業大学校を対象にしたホームページコンテスト」の授賞式が開催され、本校の内田教頭、清水教諭、卒業生の松田さんが出席しました。
全国の農業(関連)高校384校および、農業大学校47校から、本校を含む10校が選ばれ、表彰式に出席しました。
本校は企業賞(日本電気株式会社(NEC)様)を受賞し、受賞理由として、
①農業を中心として地域との交流を盛んに行っている。
②SGH校として国際交流を盛んに行い、その内容もわかりやすく、英語でも発信されている。
という2点が評価され、単にホームページの見易さのみでなく、活動内容も含めて表彰されるといううれしい内容でした。
今後も、国際交流と地域連携を中心に様々な活動を行い、全世界へ発信し続ける学校であり続けたいと思います。日本電気株式会社(NEC)様からの表彰 お礼のコメント 頂いた表彰状 -
2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座56
2017年3月2日(木) | SGHトピックス
2月28日(水) 1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第56回2年SG重点分野講座を生物教室にて行いました。今回は、大阪大学の今岡良子先生による最後の課題研究講座です。1年間を振り返り、グループごとに発表し、今岡先生より総括をいただきました。
まず、A,B,Cの3グループが自分たちのプレゼンテーションで気が付いた課題点、例えばプレゼンテーションの際の話すスピードまたプレゼンテーションで一番大切だと感じ、強調したかったことは何かを発表しました。次に、コスタリカ留学を終えた大城さんは、帰国後改めて感じたコスタリカの良さについて発表しました。
今岡先生より、「最終発表でのプレゼンテーションは、素晴しいものがたくさんある能勢町で3年間学ぶからこそ完成したもので、体に染み込んだものが形となった結果だ。モンゴル海外実態調査に行き、大自然の中で自らの力で問題を解決する強さを身につけることができた。それはこれからの人生のなかで必ず役に立つ。後輩たちにぜひ、自分たちが得たものやアドバイスを伝えて欲しい。」とのお言葉をいただきました。
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1年SG重点分野講座第3回「菊炭体験・里山保全フィールドワーク」
2017年2月27日(月) | SGHトピックス
2月25日(土) 10時~15時で、1年SG重点分野講座生徒11名と3年SG重点分野講座生徒1名が、菊炭体験・里山保全フィールドワーク「菊炭体験~500年の伝統 菊炭の新しい楽しみ方TOUR」に参加しました。このフィールドワークは、能勢高校近隣の菊炭の里 能勢さとやま創造館が農林水産省農山漁村振興交付金事業として実施したものです。“菊炭の里 能勢さとやま創造館”にて、様々な体験活動が展開されました。1年SG重点分野講座生徒の課題研究テーマ「経済発展と自然破壊」を、地域で実践する良い機会となりました。
大阪大学、阪南大学の大学生、地域住民の方々、他の地域から来られた方など、おおよそ60人の参加があり、それぞれ立場の異なる方たちと交流することが出来ました。
能勢さとやま創造館代表の小谷義隆さんから、このフィールドワークの意義と活動の説明があり、そのあと、近くの里山“荒木谷”にて菊炭の原料となる原木クヌギの苗を植林しました。
続いて、炭窯の前で菊炭の説明があり、クヌギを使ったシイタケの植菌体験を行いました。昼食は、羽釜ごはんと豚汁をいただき、ミニ菊炭窯でのピザ焼き、菊炭でのコーヒー焙煎にチャレンジしました。最後にこのフィールドワークを振り返って、地域活性化と自然保護、地域の伝統文化の継承などを話し合うワークショップを行いました。
環境経済が専門の大学の先生とゼミの学生たち、マレーシアボルネオの熱帯雨林保護が専門の大学の先生、そして、そのサークルで活動する大学生、地域で活動するボランティアの方々など、様々な分野の方々と意見交換もでき、来年度の課題研究に向けて大変貴重なフィールドワークとなりました。
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2年スーパーグローバル(SG)基礎知識講座⑧
2017年2月21日(火) | SGHトピックス
2月15日(水)2年SG基礎知識講座課題研究発表会を開催しました。2年SG基礎知識講座の1年間の総まとめとしての課題研究発表です。2年次生全員がグループに分かれ、グループごとに課題研究のプレゼンテーションを行いました。これまで実施してきたSG基礎知識講座の中から課題を見出してグループで課題研究を行い、その結果の発表です。
テーマは、「パームオイル」「熱帯雨林」「異文化理解・多文化共生」「JICA」などがあり、課題となっている事柄を自分たちの問題として捉え、研究したものです。各プレゼンテーションについては教員で評価を行い、また、生徒全員でも互いに評価しあいました。研究内容についての講評はもちろんのこと、丁寧な説明を心掛けることや、作成した内容をどのように伝えるかという発表の仕方に対しても意見がでました。
一人ひとりがグローバルな課題を自分自身の課題として考える良い発表の機会となりました。
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2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座55
2017年2月17日(金) | SGHトピックス
2月15日(水) 1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第55回2年SG重点分野講座を生物教室にて行いました。今回は、前回の続きとして2月4日の最終発表のVTRを観ました。その後、富樫先生より、1年間を振り返り、2年生のはじめと最終発表後の現在の変化についてのアンケートが行われました。具体的には課題発見・解決力やコミュニケーション力、英語プレゼンテーション力など10項目について、自分自身のすがたを客観的に振り返りながら5段階で評価を付けていきました。2年生のはじめの様子を思い出し、モンゴルでの海外実態調査や最終発表を終えた自身の大きな成長を改めて感じながら用紙に記入していました。
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2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座54
2017年2月10日(金) | SGHトピックス
2月8日(水) 1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第54回2年SG重点分野講座を生物教室にて行いました。今回は2月4日に行った最終発表についての総括を行いました。まず、教頭先生がSGH最終発表会後、SGH運営指導委員の方々よりいただいた感想の紹介がありました。「前年に比べると質が違う。地域おこしなど、正解が1つではなく、回答しにくい質問がたくさん投げかけられたが、難しい質問に対して、みんなで話し合いきちんと返答していたことがすばらしい」と。これらの言葉を踏まえ、教頭先生から「最終発表が終わったからと言ってSGHが終わったわけではなく、次は行動を起こし、自分の人生の中でこの経験を活かしてほしい。」とアドバイスかありました。後半は、富樫先生と齊藤先生より、最終発表の振り返りについて説明がありました。齊藤先生からは「失敗をもう一度振り返り、なぜ失敗したのかを考察することで成長できる。」とコメントがあり、発表のVTRを見ました。客観的に発表を見る事で、当日には気がつかなかった自分や仲間の良い点、改善すべき点が見え、多くの気付きがありました。
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SGH最終発表
2017年2月6日(月) | SGHトピックス
2月4日(土) 地元能勢町淨るりシアターホールにて、「平成28年度SGH研究発表会」を開催しました。
本校は平成27年度にSGHに指定され、「国際協力の現場で判断力と実践力を培うグローバル人材育成」をテーマに掲げ、研究開発に取り組んでいます。2年目の今年度は2年生の11名のスーパーグローバルスタディ(SGS)受講生徒たちが「モンゴルの貧困とストリートチルドレン」をテーマに課題研究を進めてきました。
また、今年度の発表では、課題研究発表に加え、SGS受講生の一人であり、コスタリカに1年間留学した生徒の帰国報告や、ビジネスプランコンテストエントリー作品の発表がありました。
研究発表後に、運営指導委員の伊井直比呂氏(大阪府立大学)、片寄俊秀氏(みつや交流亭)、平田篤州氏(産経新聞厚生文化事業団)、岡本真澄氏(大阪府教育センター)、松下信之氏(大阪府教育センター)から、生徒たちの英語でのプレゼンテーションや、グローバルな視点から地域の課題を解決していく研究テーマの設定について、指導講評をいただきました。
さらに、来賓としてお越しいただきました、西田彦次氏(能勢高校を応援する会会長)からも発表に対する賛同の言葉をいただき、最後に、上島一彦大阪府議会議員より、本校やSGHの取組への期待や応援の言葉をいただきました。
本校は、来年度はSGH3年目を迎えます。この2年間の実績と積み上げた経験もとに、さらに内容を深めたSGH課題研究になるよう取組んでいきますので、ご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。◆当日のプログラムとその内容を報告します。
☆学校長挨拶・一年間の活動説明
☆発表① コスタリカ留学体験報告
“Costa Rica ~Pura Vida~”「コスタリカと私の留学生活」2年 大城 桜子
1年間の留学生活で大好きになった国、コスタリカ。そんなコスタリカという国の紹介と留学生活で目にしたもの、学んだことを報告した。
☆発表② 課題研究プレゼンテーション 2年次生(英語発表)
“Beekeeping in Shaamar”「モンゴル・シャーマルでの養蜂について」2年SG重点分野講座生11名
2016年8月6日~8月13日に海外実態調査として訪れたモンゴル国シャーマル郡の養蜂産業の調査結果や現地での体験の報告。さらに、モンゴルにおける養蜂産業の大きな可能性について分析した結果を報告した。
☆発表③ ビジネスプランコンテストエントリー作品 1年次生(日本語発表)
「ポケット冷蔵庫からグローバルがみえる」1年 稲原 龍一
第4回高校ビジネスプラングランプリに応募した作品「ポケット冷蔵庫」の再考版。新たに、イスラム教徒のハラールや世界の飢餓などのグローバルな視点を交えたプランとして発表した。
課題研究プレゼンテーション 2年次生(日本語発表)
☆発表④ グループA:「モンゴルのストリートチルドレン~その原因と取組~」
2年 向井 瑞稀、 辻 美咲、小林 航大
モンゴルのストリートチルドレンの発生原因と対策を分析し、モンゴルにおける貧困対策について考察した。貧困対策に取り組むNGOなどを訪れ現地で見聞したことを報告し、さらに、この貧困を克服するために何が必要であるかを提案した。
☆発表⑤ グループB: 「ふるさと創生~シャーマルプラン~」
2年 三谷 祐生、 中田 有咲、 堂下 桃香、池田 佳菜子
モンゴルのシャーマルにおいて、貧困対策や地域活性化のために養蜂が大きな可能性を秘めているということを報告。そこで養蜂をさらに大きな産業に育てるための3つのアイデアを提案した。
☆発表⑥ グループC:「ふるさと創生~能勢プラン~」
2年 小倉 孟、 合田 真由、 小谷 真由、 新谷 すみれ
SGHの講座やモンゴル海外実態調査で学んだことをもとに、能勢町の活性化のために何ができるかを考えた。能勢町の抱える問題点を明らかにし、「観光」と「起業」をキーワードに能勢町活性化の方策を提案した。
☆生徒感想
☆運営指導委員・課題研究指導者指導講評
☆閉会
◆SGHの取組み展示公開(会場ロビー)
◆司会(1年 服部 亮太君、 東 愛梨さん、内田 千秋教頭)