農場このごろ
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『‘17食博覧会・大阪』で食育プロジェクトに参加しました
2017年5月5日(金) | 農場このごろ
4月30日(日)、インテックス大阪にて開催されている『’17食博覧会・大阪』(開催期間4/28~5/7)に参加してきました。大阪府立の農業系5校と食博とのコラボイベントであり、食博としても初めてとなる、高校生による食育プログラムです。
当日は、本番に向けて準備を重ねてきた「食・花・交流」系列の2・3年生10名が参加し「ハチミツについて」、「モモジャム製造体験」という2本のワークショップと、マルシェ販売に取り組みました。
「ハチミツについて」では、能勢高等学校の養蜂や企業コラボレーション商品の紹介後、ハチミツの収穫体験をしていただきました。次のプログラムでは、本校の農場で栽培しているモモの果肉を使用して、モモジャム製造体験をしていただいた後、モモの栽培方法や企業コラボレーション商品の紹介もさせていただきました。ハチミツの収穫体験では、それぞれのテーブルに準備されたハチミツのいっぱい詰まった蜜巣に、参加者は釘付けになり、専攻生の説明を注意深く聞きながらの作業となりました。温めた蜜刀を使って蜜蓋を切り取った後、遠心分離器に入れて採蜜しました。
作業を経験された参加者は、それぞれのビンにハチミツを充填してお持ち帰りいただけることに感動された様子で、一連の作業工程も興味津々の様子でした。
「モモジャム製造体験」では、昨年に収穫し冷凍保存しておいた、モモの果肉を包丁で細かくしました。その後、鍋に入れて加熱をしながら、計っておいた砂糖とレモン果汁を加えてジャムに仕上げました。
それぞれのテーブルごとに瓶詰めをしてもらい、ジャムが完成しました。完成したジャムの試食を行いながらの、能勢高等学校の紹介やモモの栽培方法・企業コラボレーション商品の説明は和気あいあいとした雰囲気で気持ちよく行えました。
マルシェで販売していた、コラボ商品の「はちみつ入りフィナンシェ」や「モモジャム」も大変人気があったようで、人だかりのできる一幕もありました。展示スペースに置いてあった、ミツバチもガラスケースに入っていたため、来場者は安心して滅多に観察できないミツバチに歓喜の声が上がっていました。
発表・マルシェ・展示と気持ちも熱々の一日でしたが、安全に行ってもらえるように準備してきたことが実践でき、色々と収穫のあった食博でした。
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ビニールハウス復活の兆しあり!
2017年4月8日(土) | 農場このごろ
今年1月中旬の大雪で被害を受けたビニールハウスが、徐々に復活の兆しを見せてきました。
三学期は授業のほか、選抜試験・卒業式などの行事が多く、時間を見つけての作業となっていました。3月23日のブドウ棚ビニール張り後に職員総出で破損パイプの除去作業を行い、数日後、古いビニールハウスのパイプ移植作業を行いました。
経験豊富な農場職員の技術力で、順調に組み立てを行い、環境緑地のビニールハウスが以前と同様の姿を見せてきました。平成29年度新学期のスタート時には何ら支障のない農場を取り戻し、安全な学習環境で有意義な学習をスタートさせていきます。今後ビニール張は、ビニールが伸びることも考慮して、もう少し気温が上昇し、無風の時を見計らって作業することにしました。
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新年度に向けて準備中
2017年3月27日(月) | 農場このごろ
少しずつ暖かくなってきた能勢高校農場では、新年度に向けての準備が急ピッチで行われています。
食用作物の担当部署では、専攻生の播種実習を行うのに先駆けて、栽培を行う野菜苗の播種・育苗が進んでいます。定番のトマト・ナス・ピーマン・キュウリ・トウガラシなど、ゴールデンウイーク期間中の作業に照準を合わせての栽培管理になっています。環境緑地の担当部署は、色々な花の管理を行っています。今は、入学式に使用する花が、当日にピークを迎えられるように、温室を利用しての管理を行い、最高の式典になるよう、細やかな栽培管理を行っています。
果樹利用の担当部署では、ウメの花が満開になり活気づいてきました。ブドウ棚のビニール掛けは、農業科教職員の恒例作業で、今年はポカポカ陽気の中行いました。
これから、新年度に向けて、胸を踊らせる高校生の期待に応えられるように農場も少しづつ進化していきます。
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外部講師をおまねきし、キムチつくりを行いました。
2016年12月1日(木) | 農場このごろ
12月1日(木)農業科目「栽培と加工」の授業において、株式会社ピックルスコーポレーション関西様から、開発課の小笠原麻美さんにお越しいただき、キムチの製造実習を行いました。
同社は、漬物や惣菜の販売を主体として全国展開をされており、授業では、野菜がつかる原理に加えて、主力商品の一つであるキムチ作りを詳しく教えていただきました。キムチの製造1 キムチの製造2 また、食品を取り扱う際の衛生管理や、地域の契約農家から直接仕入れを行う仕組みについてもお話いただき、加工をする際に大切なこと、自分で作ったもの販売の方法等、製造から販売までの仕組みを企業様から学ぶことができた有意義な授業でした。
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小学生にバイオ実験を指導しました。
2016年11月30日(水) | 農場このごろ
11月4日(金)と11日(金)、ささゆり学園能勢小学校の5年生が、農業科目「植物バイオテクノロジー」選択生徒の指導で、バイオ体験を行いました。
高校生は小学生に、顕微鏡の使い方を指導してラン科種子の形態を観察すると共に、シランの無菌播種を指導しました。
小学生は初めて行う実験などに少し戸惑っていましたが、高校生はわかりやすく指導し、無事実験を終えることができました。
高校生も教えることには慣れていませんでしたが、自分の知っていることを、いかにわかりやすく話をすることが必要かを学べた有意義な時間でした。実験の様子 顕微鏡を用いた種の観察の様子 -
能勢高校ブランド加工品第一弾の完成
2016年11月4日(金) | 農場このごろ
今まで青果物として販売を行っていたブドウですが、能勢町内で野菜の生産・加工を手掛けておられる「べじたぶるぱーく」様のご協力のもと、「ブドウジャム」として販売することが決まりました。
授業で生徒が育てたものを、より広く皆様にお届けしたいという思いを共感していただき、快くお引き受けいただきました。
このブドウジャムは、べじたぶるぱーく様のネット通販で購入することができます。
季節限定・数量限定ですので、お早めにチェックしてください。
http://vegetablepark.com/ -
ジャック・オ・ランタン製作
2016年11月2日(水) | 農場このごろ
ハロウィンを控えた十月下旬、「野菜」の専攻生たちがジャック・オ・ランタンを製作しました。
製作準備は春先から始まりました。指先ほどもあるカボチャ(アトランティックジャイアント)の種を8粒播種し、大きく育った苗を、広々とした畑に間隔をあけて定植しました。
専攻生たちは、除草作業や追肥作業を丁寧に行い大切に管理しました。結実した実は、毎日毎日、見る見る大きく育ちました。
九月下旬には、2個の収穫を行い文化祭に展示しました。
十月下旬、畑に残って完熟したカボチャを収穫し、グループに分かれてのランタン製作になりました。デザインを下書きし、ナイフを使用して表情豊かな作品に出来上がりました。専攻生の心も、ハッピーハロウィン一色になりました。
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大丸梅田店での販売実習
2016年10月31日(月) | 農場このごろ
本校の二年生と三年生が、10月29・30日の2日間、大丸梅田店で農場生産物の販売実習を行いました。
生徒たちは、販売実習の前日に生産物の出荷調整作業や商品荷姿・出荷数量の確認などを行い、実習当日に臨みました。
開店前に到着した生徒たちは、まだ静かなフロアーで、陳列方法や販売方法などの指導をしてもらいました。生徒たちの手で販売のための準備を行い、開店時間を迎えました。生徒たちの緊張した呼び込みも、時間が経つにつれて次第に慣れ、声も大きくなり、活気の良い場になりました。
販売品目のクリ・ハチミツ・ジャム・紫黒米・サツマイモ・ミニトマトを手に取られるお客様に、生徒たちが丁寧に説明しながらの販売となり、良い経験になりました。
能勢高校と能勢高校の生産物をPRすることができた2日間になりました。
大丸梅田店様・フレッシュワン様には、貴重な機会をいただきました。本当にありがとうございました。