SGHトピックス
-
1年GS課題探究基礎講座4回目《大阪大学 今岡良子先生》
2019年7月20日(土) | SGHトピックス
7月18日(木)、1年GS第4回課題探究基礎講座として、大阪大学准教授 言語文化研究科 今岡良子先生をお迎えし、モンゴルについてお話いただきました。今岡先生の生い立ちから始まり、モンゴル国の成り立ちからモンゴルの牧畜業、ゲルでの生活、食生活など多岐に渡る内容でした。
また、毎年10月に行う本校の文化祭では、モンゴルの羊毛を使って小さな羊のマスコットを作り販売し、モンゴルの子どもたちへの寄付にあてています。その事前指導・準備に再び来ていただく予定です。
-
大阪大学でプレゼンテーションを行いました(校外活動)
2019年7月17日(水) | SGHトピックス, 新着情報
7月16日(火)、3年SG選択生徒4名、2年GS選択生徒3名が、大阪大学において発表を行い、大阪大学学生たちと交流しました。
3年生は昨年度モンゴルを課題研究のテーマに取り上げ、実際に現地で実態調査を行いました。一年間ご指導いただいたのが大阪大学 准教授の今岡良子先生で、今回は今岡先生より大阪大学共通教育講義「学問の扉」に呼んでいただくことになりました。
大阪大学の受講学生は1回生16人で、外国語学部、法学部、工学部など色々でした。出身地もさまざまで、中にはSGH指定高校出身者も多くいて、親近感が湧きました。まず、3年生がモンゴル課題研究発表を行い、次に2年生がシュタットベルケについての課題研究と、9月に行うドイツ訪問について発表しました。
発表のあとは、高校生と大学生が一緒になり、3グループに別れてディスカッションを行いました。『地方創生には教育が重要か』、『能勢町にシュタットベルケは持ち込めるか』、『再生可能エネルギーは』、また、学生の出身地での地方創生など、さまざまなトピックについて話しました。能勢高生・分校生が、阪大生とともに「学問の扉」を開く素晴らしい時間となりました。高校生にとっても大いに刺激をもらった一日でした。
-
3年SG・2年GS重点講座12回目《谷村博美さん》
2019年7月14日(日) | SGHトピックス, 新着情報
7月13日(土)3年SG・2年GS重点講座にて、講師には能勢在住で日本文化修復技術を仕事としている谷村博美さんをお迎えし、英語プレゼンテーション講座を行いました。谷村さんは能勢とオランダを幾度も行き来し、オランダにも住み、英語とオランダ語を話されます。本校の「再生可能エネルギーと能勢版シュタトベルケ」の取組に興味を持たれ、能勢町・能勢分校共催の講演会にも参加されています。
谷村さんの授業では、グローバルなお話から、英語での自己紹介、自分自身を英語で語るコツなどを伝えていただきました。自己紹介は、何度も繰り返し練習し、丁寧にご指導いただきました。また、来年度本校への短期留学を希望するドイツ ハンブルグ在住の高校生ヤン君が来校し、講座に参加、一緒に自己紹介に加わりました。
講座終了後は、9月のドイツブリロン市視察調査参加の生徒4人が、ヤン君家族からドイツの習慣、文化や現状を聞き、意見交換を行いました。英語プレゼンテーションを通じて、オランダとドイツを学ぶ貴重な機会となりました。
-
スムーススペースを利用して交流を行いました
2019年7月12日(金) | SGHトピックス, 新着情報
7月8日(月)と10日(水)の2日間、本校にある遠隔ネットシステム”スムーススペース”を利用して、島根県立隠岐島前高校と宮崎県立飯野高校と交流しました。
7月8日(月)は、隠岐島前高校との交流授業で、SG・GS選択の2・3年生4名が参加しました。テーマは「熱中、夢中の作り方」で、事前学習でそれぞれが準備してきた、『熱中する自分のイメージ』をもとに、白熱した議論を繰り広げました。
続いて7月10日(水)飯野高校との交流です。飯野高校は生活文化科選択の生徒26人、能勢分校は農業、家庭科選択の6人が参加しました。宮崎弁と大阪弁のやり取りもお互いに新鮮で、地域の特徴がよく伝わりました。このスムーススペースを利用し、豊中高校で行われている授業を受講したり、生徒同士の交流も行っています。電話やネットを越えた未来の遠隔交流はこれからも続きます!
-
3年SG・2年GS 重点講座9回目
7月3日(水)の放課後、3年SG・2年GS 重点講座9回を行いました。8、9月に行われる海外実態調査へ向けたこれからの予定の説明のあと、7月2日に行われた川又孝太郎さんの講演会の中で紹介された『ライン・フンツリュック郡 エネルギー転換の先駆者たちの故郷』の映像を再度鑑賞し、グループに分かれて意見を出し合い発表しました。
ドイツのラインラント・プファルツ州にあるライン・フンツリュック郡では再生可能エネルギー利用に郡全体で取組んでおり、2018年にはCO2排出が計算上ゼロとなり、2030年までには100%再生エネルギー導入をめざしています。発表では「地域の人が地域のために投資することが重要」「住民に理解できる形のエネルギー転換が必要」などの意見が出されました。森林に囲まれた自然の多い環境は能勢町との類似点が多くあり、バイオマスチップを利用した木質バイオマス発電など参考になる点が多くありました。
You tube にて上記の映像がご覧いただけます。↓
-
1・2年GS基礎知識特別講座《環境省大臣官房環境計画課長 川又孝太郎さん》
7月2日(火)、1・2年GS基礎知識特別講座を行いました。講師に環境省大臣官房環境計画課長 川又孝太郎さんをお迎えし、「ドイツ視察に向けて:シュタットベルケの取組み」についてお話いただきました。
今回の講座は、2019年9月2日~7日に能勢町と本校代表生徒がドイツのノルトラインヴェストファーレン州ブリロン市を訪問するための事前学習となりました。ブリロン市シュタットベルケ(自治体所有の公益企業)視察、ブリロン高校との交流活動などを行い、再生可能エネルギーや環境問題を考え地域活性化に活かすための実態調査です。
この講座は、能勢町との連携公開講座の4回目となり、最後の公開講座でした。町内から多くの参加者があり会場は満員となり、住民のドイツ視察への関心の高さを感じることができました。
講義は、前半ではドイツとブリロン市の基本情報と、今のドイツではどのような環境エネルギーが使われているかの話がありました。また、シュタットベルケとそれに関する自治体新電力についての話の中では、米子市や生駒市でも自治体が主体となって新電力事業を展開している事例が紹介されました。
後半ではグループに分かれ、『今日の講義で学んだこと』、『ドイツで何を調べてきてもらいたいか』について話し合い発表しました。その中で、「現地でしかわからないことをぜひ学んできてほしい」と期待の声が上がっていました。
ドイツ視察後も能勢版シュタットベルケを実現させるべく、能勢町と高校がタッグを組んだこの取組みは続いていきます。今後の活動にもぜひご注目下さい。
-
3年SG・2年GS 重点講座8回目《大阪教育大学 乾陽子准教授》
6月26日(水)3年SG・2年GS 重点講座第8回を実施しました。乾先生には今年一年間SG・GS重点講座の課題研究をご指導いただきます。先生は大阪教育大学化学生態学研究室でボルネオの熱帯雨林の植生や昆虫について主に研究しておられ、今回は乾先生による1回目の授業であり、8月および1月に行うマレーシア実態調査の事前学習となります。
まずは熱帯雨林の現状として、先生がフィールドワークの拠点とされているマレーシア・ボルネオ島サラワク州にあるランビルヒルズ国立公園の話がありました。マレーシアでも1億年前の原生林が残るのはこの公園でのみで、他は全て伐採しつくされました。1960年代から始まった伐採の最大の輸出国が日本だったというショッキングな話がありました。乾先生は、『熱帯雨林が必要かというのはその人の価値観に委ねられる』とおっしゃいました。いま、マレーシアは急速なスピードで経済成長が進んでおり、それは森林伐採を行った以前の日本の状況と同じです。国の発展のためなら森林破壊も仕方ないという考え方もあり、環境保全を訴えるだけで解決できる問題ではないということです。現地で何を見て聞いてくるのか、講義からたくさんのヒントを得ることができました。
-
3年SG・2年GS 重点講座7回目《地域再生マネージャー 斉藤 俊幸さん》
2019年6月26日(水) | SGHトピックス, 新着情報
6月22日(土)、3年SG・2年GS重点講座7回目を、地域再生マネージャー(ふるさと財団)斉藤俊幸さんをお迎えして行いました。斉藤さんは地域活性化伝道師(内閣官房)、総務省地域活性アドバイザー、地域経営の達人(総務省)…など、地方創生に関わる様々な役割を担っておられ、世界中を飛び回っておられ多忙な中お越しいただきました。
今回は『マレーシアに行くぞ!』ということで、8月のマレーシアへの海外実態調査の事前学習としてお話いただきました。全国各地の地域おこしの事例、マレーシア・ボルネオのサバ州の地域おこし産業の現状など、実態調査を前に知っておくべき情報を数多く示しいただきました。実態調査を前にマレーシアで学んできたことが、能勢町の地域創生への大きなヒントになるだろうと感じさせてもらえた有意義な講義となりました。
-
3年SG・2年GS 重点講座6回目《大阪市立大学 祖田亮次教授》
2019年6月25日(火) | SGHトピックス, 新着情報
6月19日(水)、3年SG・2年GS重点講座第6回を実施しました。今回は、『マレーシア 経済発展と自然破壊』の2回目の講義となります。前回に引き続き、8月の実態調査でも訪れるオイルパームプランテーションについてお話がありました。まず、環境、労働者、土地など、プランテーションが抱える問題を考えました。問題を解決するために、WWFが支援している(RSPO)『持続可能なパーム油のための円卓会議』という認証制度がありますが、企業がこの認証を取得するのには資金面などハードルが高く、マレーシアでは(MSPO)『マレーシア持続可能なパーム油』という独自の認証制度を作り、これが徐々に国内では広まりつつあります。また、パームオイルやヤシ殻を使ってのバイオマス発電が日本でも広まっていますが、熱帯雨林保護の観点から考えると、本当に環境にやさしい発電かについては疑問であるとのお話がありました。何事にもプラス、マイナスの面があり、様々な方向から考え慎重に判断しなければならないことを学びました。
また、マレーシア実態調査でプランテーションを訪れた際に、どんなことを見るべきか聞くべきかの具体的なアドバイスもいただき、次第に調査への実感が湧いてきました。実態調査及び課題研究に向けて貴重な学びとなりました。
-
《募集》第4回目7月2日(火)能勢町と地域連携公開講座を開催します
2019年6月25日(火) | SGHトピックス, 新着情報
今年9月に能勢町と能勢分校の生徒がドイツ・ブリロン市を訪問し、シュタットベルケを視察し、再生可能エネルギーや環境問題を考える実態調査を行います。
視察に先がけ、高校生と能勢町民のみなさんと一緒に能勢町における持続可能な町づくりを考える公開講座を行ってきました。いよいよ今回が最後の回となります。
また、予約は不要ですので、直接高校へお越しください。たくさんのご参加をお待ちしております。
『ドイツ視察に向けて シュタットベルケの取組み』
講師:川又 孝太郎 氏 (環境省大臣官房環境計画課長)
日時:7月2日(火) 13:10~15:00
場所:能勢高校・能勢分校 本館3階 視聴覚教室
1994年東京大学大学院土木工学修士課程修了、同年環境庁入庁。2015年から3年間にわたって在ドイツ連邦共和国日本国大使館参事官として日独環境省間の低炭素技術協力の共同声明で合意された日独自治体連携プロジェクトなどを担当。2018年7月より現職。
能勢高校への来校はこれで3回目となります。今回の能勢高校・能勢町のドイツ視察が実現したのは、昨年5月に川又さんよりシュタットベルケのお話があり、人口減少に悩む能勢町で再生可能エネルギーを利用できれば町の活性化につながるのではないかと生徒たちが考え始めたのが最初のはじまりでした。それから約1年間、再エネ利用について多くの講師や先生方の話を聞き、シュタットベルケを能勢町で実現させるにはどうすればよいかを考えてきました。今回はドイツ視察を目前にし、具体的なお話、アドバイスがいただけると思います。