SGHトピックス

3年SG・2年GS 重点講座8回目《大阪教育大学 乾陽子准教授》

6月26日(水)3年SG・2年GS 重点講座第8回を実施しました。乾先生には今年一年間SG・GS重点講座の課題研究をご指導いただきます。先生は大阪教育大学化学生態学研究室でボルネオの熱帯雨林の植生や昆虫について主に研究しておられ、今回は乾先生による1回目の授業であり、8月および1月に行うマレーシア実態調査の事前学習となります。

まずは熱帯雨林の現状として、先生がフィールドワークの拠点とされているマレーシア・ボルネオ島サラワク州にあるランビルヒルズ国立公園の話がありました。マレーシアでも1億年前の原生林が残るのはこの公園でのみで、他は全て伐採しつくされました。1960年代から始まった伐採の最大の輸出国が日本だったというショッキングな話がありました。乾先生は、『熱帯雨林が必要かというのはその人の価値観に委ねられる』とおっしゃいました。いま、マレーシアは急速なスピードで経済成長が進んでおり、それは森林伐採を行った以前の日本の状況と同じです。国の発展のためなら森林破壊も仕方ないという考え方もあり、環境保全を訴えるだけで解決できる問題ではないということです。現地で何を見て聞いてくるのか、講義からたくさんのヒントを得ることができました。