農場このごろ
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タマネギの苗作り・定植
2019年11月26日(火) | 農場このごろ
野菜の授業を学んでいる生徒たちが、タマネギ苗を作りました。9月中旬に播種したタマネギの種は、雑草に負けそうになりながらもすくすく育ち、直径5mmほどの大きさに成長しました。
11月上旬、生徒自らの判断で、良い苗と良くない苗を選別し、良い苗だけを50本ずつの塊にして、畑に一旦仮植えしました。
今年度は約3500本のタマネギ苗を生育させることができ、そのうち3200本の苗を、穴あきマルチを使った畝に定植しました。このまま順調に栽培が進むと、来年の春は今年同様『タマネギまつり』になりそうです。
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令和初の稲刈り
2019年10月1日(火) | 農場このごろ
大雨や台風など自然災害による被害や影響で、不自由な生活を強いられている方々に心よりお見舞い申し上げます。
能勢高校農場でも、天気や天候に影響を受ける実習を行っているため心配でなりません。そんな中、収穫の秋が訪れて、やっと柴黒米の稲刈りを行いました。
「こめ学」の専攻生は、稲刈鎌で稲を刈り取り用意してあった紐で手際よく束にしていく手作業と、一定のリズムでどんどん刈り取っていく農業機械(バインダー)での刈取りの、2つの実習を行いました。
刈り取った稲は、稲木にかけて天日干しの工程に入りました。2週間ほど天日干しをした稲は、この後、脱穀・籾摺り・米選の作業に進んでいきます。
専攻生は、体が藁の影響で痒くなるのも我慢し収穫の喜びを体感していました。専攻生の歓喜の声のあふれる中、作業は2時間ほどで終了しました。 -
令和初搾り
2019年7月11日(木) | 農場このごろ
今年のミツバチは、梅雨入りが記録的に遅かったためか、とても元気です。例年なら、採取した蜜巣枠は冷蔵庫に保管し、後日の実習や体験授業に合わせて搾っていました。しかし今年は、抜き取った後に入れる巣枠が無くなってきたことや第27回大阪府産業教育フェアが7月21日(日)に開催されることを考慮して、この時期にハチミツの令和初搾りを行いました。
能勢と言えば「クリ」。今回はクリの蜜を中心に採蜜実習を行いました。専攻生たちは、温めておいた蜜刀で蜜蓋を丁寧に切り取り、素早く遠心分離器に掛けて、きれいなハチミツを採りだしていました。
クリ特有のコクのあるハチミツを味見した専攻生は、「春の蜜もいいけど、クリの蜜も絶品!」などといった感想を口々に発していました。瓶詰されたハチミツに異物の混入がないかチェックし、一本一本気持ちを込めてラベルを貼りました。
*第27回大阪府産業教育フェアは、令和元年7月21日(日)、インテックス大阪4号館・5号館Aゾーンで、大阪府公立高校進学フェア2020と共に開催されます。 -
ここは大急ぎ
2019年6月11日(火) | 農場このごろ
この日の実習は、大急ぎの作業になりました。抑制栽培用に準備しているトマト苗が大きくなってきていることに、ビニールハウス内で栽培しているタマネギの収穫時期が重なったからです。
『野菜』の専攻生たちは、3年生ということもあり、短時間で一連の作業を終えることが出来ました。作業内容は、①たまねぎの収穫 ②タマネギの葉を切るなどの作業 ③タマネギ収穫量の調査 ④マルチの撤去 ⑤畑に施肥を行う ⑥畑のすき込み・畝たて ⑦新たなマルチ張り ⑧トマト苗の定植⑨支柱設置・誘引作業、というものでした。本来なら畑を少し休ませたいところではあるのですが、今年度は畑を休ませずに使用しました。
専攻生たちは個々に休憩を取りながら、手薄になっている作業を見極めて、自ら作業に加わっていました。実習内容が多いほど専攻生たちも達成感を得ていたようです。
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ニワトリが導入されました
2019年6月3日(月) | 農場このごろ
五月中旬、能勢高校農場にニワトリがやってきました。今回導入されたニワトリは、赤い卵を産む『モミジ』・白い卵を産む『サクラ』と云う鳥たちで、十羽ずつでの再スタートになりました。
動物管理の専攻生たちは、導入に向けて、鶏舎の衛生管理や防疫についての学習を行った後に、清掃や消毒作業(逆性石鹸使用)を行いました。消石灰を散布する実習では、大量の消石灰を使用してph12以上の強アルカリになるようにし、絶対に病原菌を死滅させるという気持ちで、鶏舎の周りや農場正門付近にも散布を行いました。
100日令でやってきたニワトリは、あと一ヶ月くらいで産卵を行うようになり、実習の幅も広がっていきます。
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晴天続きで・・・
2019年5月24日(金) | 農場このごろ
山からの湧き水で水稲栽培を行っている能勢高校農場の水田は、晴天続きの天候で水不足が少し心配されましたが、無事に田植えを終えることができました。『こめ学』の専攻生たちは、順調に成長した柴黒米の苗を使って、手植えと機械植えの両方を学習しました。
手植えの実習については、株間15㎝条間30㎝の間隔をきっちりと守り、丁寧に田植えを行いました。
田植え機での実習では、機械の基本的な操作や特性、植え付け時の注意事項などの説明を聞き、安全に田植えを行いました。
ところどころある欠株は、今後、さし苗の時間を設けてより整った水田に仕上げていきます。米作りには、八十八の手間が掛かると言いますが、今回の実習でどれくらいの手間が掛けられたかを聞く専攻生もいて、水田には笑いが響いていました。
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今年も豊作になりますように
2019年5月1日(水) | 農場このごろ
能勢高校農場の稀少品種、古代米(柴黒米)の栽培実習が始まりました。
初めに昨年採取しておいた種籾を、いもち病・ばか苗などの病気にならないように、種子消毒の処理を行いました。薬品の使用量を正確に測り、消毒作業は慎重に進みました。育苗に使用する器具も別の薬品を使用し、丁寧に消毒作業を行いました。
育苗に使用する器具も別の薬品を使用し、丁寧に消毒作業を行いました。
一週間浸漬しておいた種籾は少し発芽した状態になっており、播種作業を行いました。
専攻生は、苗箱に180gずつの種籾を万遍なく丁寧に播種し、機械を使用してきれいに覆土していきました。
担当教諭から今後の生育についての説明があり、熱心に聞き入っていました。今年も豊作になることを予想させる実習風景でした。
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絶好のミツバチ日和
2019年4月19日(金) | 農場このごろ
今年度のミツバチの管理が晴天に誘われて始まりました。
3月下旬、はるばるオーストラリアからやって来た新女王蜂を、今まで頑張ってくれた旧女王蜂と入れ替えました。
暖かくなりいい時期になったので、専攻生がそれぞれ管理する群を決めました。
これから一年間、管理しやすいように女王蜂の翅を切り・マーキングをしました。実習では、小さなミツバチであることと高価な生き物であることを認識しているためか、必要以上に緊張し手もプルプル震える専攻生も見受けられました。
その後の内検でも異常はなく産卵もバッチリの様子でした。これからミツバチの飼養管理や蜜源植物についての学習が本格的に展開されていきます。