校長室だより
大阪産業教育振興協議会 創設60周年記念事業に参加
2013年12月7日(土) | 校長室だより
平成25年12月4日(水) 大阪電気通信大学寝屋川キャンパスで開催された大阪産業教育振興協議会 創設60周年記念事業に参加しました。
大阪産業教育振興協議会は、戦後、大阪の産業教育学科(農業、工業、商業、家庭など)を設置する公立・私立の高校の教育内容の改善を図るために創設されました。
これまで、各校の施設・設備のための補助金確保、教職員の研修や待遇改善、生徒の進路実現など、産業教育の振興・充実に尽力をいただいてきました。
今回、創設60周年を記念し、大学と高校の関係者が集い、「産業教育に係る高大連携の現状と将来への展望を探る」をテーマに大阪工業大学副学長の川田裕先生をコーディネータとし、シンポジウムが開催されました。
参加大学は、当協議会の会員校である大阪芸術大学、大阪工業大学、大阪国際大学、大阪産業大学、大阪商業大学、大阪電気通信大学、近畿大学、摂南大学の8大学で、高校側は茨木工科高校と星翔高校です。
各校から、高大連携の現状と課題についての発表があり、川田先生がまとめていくといった進行で行われました。
大学側からは、工業や農業などの専門高校から進学してくる学生については、数学、英語、理科などの基礎学力の不足に懸念があるとされましたが、年次が進むにつれ、成績が向上し、最終的には、普通科等から進学してくる学生よりも成績が良くなり、就職でも良い結果を残しているとの結論にいたりました。
これらのことにより、高校時代に学力をつけておくことは大切ですが、何よりも学ぶ意欲を育むことこそが最も大切であることを再認識させられました。