SGHトピックス

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  • 3年SG・2年GS基礎知識特別講座《(株)ノースプロダクション 近江正隆さん》

    2019年6月23日(日) | SGHトピックス, 新着情報

    6月21日(金)5,6限、視聴覚室にて、講師に北海道十勝郡浦幌町からお越しいただいた、㈱ノースプロダクション代表 近江正隆さんをお迎えし、能勢町教育委員会・能勢高校共催の特別公開講座「ひとづくり・まちづくり 高校生に期待すること」と題して講演いただきました。

    近江さんは東京生まれですが、10代で北海道十勝に単身移住。酪農業、漁業を経験した後、農山漁村である浦幌町にて、高校生のファームステイを受け入れるなど将来の日本を背負う若者たちに一次産業の大切さを伝えておられます。浦幌町は現在人口約4700人で、浦幌高校は平成22年に廃校となっており、町の大人も中学生たちも高校再設置を切望しているそうです。今、地方創生が重要であること、地方創生には高校生の力が必要であることを話されました。同じような問題を抱える能勢町で、わたしたち高校生に何ができるのかを考えさせられる講演となりました。

  • 1年グローカルスタディ(GS)基礎知識講座3回目

    2019年6月14日(金) | SGHトピックス, 新着情報

    6月11日(火)、1年GS課題探究基礎講座第3回を行いました。環境・エネルギー分野のコンサルタントである(株)イー・コンザル代表取締役 榎原友樹さんを講師にお迎えし、「能勢町にとってのSDGsとは」と題しての講演とワークショップを実施しました。この講座は、能勢町との連携公開講座の3回目です。9月に能勢町と高校2年生がドイツのブリロン市を訪問しシュタットベルケ(自治体所有の公益企業)を視察して、再生可能エネルギーや環境問題を考え、能勢町でのシュタットベルケ考える課題研究のための講座です。2年生が進めているシュタットベルケの課題研究を1年生が引き継ぎ、持続可能な取組みにするものです。今回も能勢町内、町外より多くの方の参加がありました。

    講座の前半では、SDGs(持続可能な17の開発目標)についての講義があり、全世界がSDGsに取り組む必要があること知り、日本がこれから取り組むべき項目についても学びました。

    後半では、高校生と一般の参加者がグループを作り、「能勢町とSDGs」につながるワークショップを行いました。シングルマザー、免許返納を家族に迫られる高齢者、多めに食材を準備する寿司屋の大将、この困っている3人をSDGsにあてはめ援助する方法を、グループごとにみんなで考えました。You Tuberを登場させるなど高校生ならではのアイデアに、参加していた能勢町議会議員や役場の方々も驚いていました。

    最後に能勢町がチャレンジするべき持続可能性を高めるシュタットベルケを含む取組みについてまとめのお話があり、「難しいからこそやるのだ!」というケネディ大統領の言葉を紹介し講義を締めくくりました。 高校生が能勢町の発展のためにできることが沢山あると気づいた貴重な時間となりました。

     

    *次回はいよいよ最後の公開講座となります。

    7月2日(火)13:10~15:00 本校3階 視聴覚教室

    講師:環境省大臣官房環境計画課長 川又 孝太郎 氏

    『ドイツ視察に向けて シュタットベルケの取組み』

    どなたでもご参加いただけますのでぜひお越しください。予約は不要です。

  • 3年SG基礎知識講座《インプロファシリテーター 月田友香さん》

    2019年6月12日(水) | SGHトピックス, 国際交流, 新着情報

    6月10日(月)、3年SG基礎知識講座1回目に、インプロファシリテーターの月田有香さんをお迎えし、インプロ(即興劇)のワークショップを行いました。即興劇とは、台本なしで即興的な演技手法を用いて、俳優が自発的に演じる形式の演劇のひとつです。それを日常生活に取り入れて自己表現力を高めようというのが今回の目標です。

    アイスブレイクで緊張がほぐれたところで、グループに分かれてお互いの信頼関係を築いていく練習をしました。3年生はこれから受験や就職などコミュニュケーション力が必要とされる場面に直面した際、今回のテクニックは大いに役立つと思います。

     

  • 1年グローカルスタディ(GS)基礎知識講座2回目

    2019年6月12日(水) | SGHトピックス, 新着情報

    6月10日(火)、11日に行われる能勢町連携公開講座『能勢町にとってのSDGsとは』に先がけ、その事前学習としてGS課題探究基礎講座第2回目を行い、1年生全員が参加しました。まず、SDGs(持続可能な開発目標)とは何かから始まり、ドイツのシュタットベルケとは何か、ではドイツの歴史から始まり、なぜシュタットベルケなのか、までを学習しました。

  • 3年SG・2年GS 重点講座5回目《掛川市副市長 久保田 崇さん》

    2019年6月11日(火) | SGHトピックス, 新着情報

    6月5日(水)、3年SG・2年GS重点講座第5回を行いました。講師に静岡県掛川市副市長の久保田崇さんをお迎えし、「掛川市におけるシュタットベルケの取組み~再生可能エネルギーを考える~」についてお話いただきました。今回の講座は、9月に能勢町と高校生がドイツのブリロン市を訪問し、シュタットベルケ(自治体所有の公益企業)を視察して再生可能エネルギーや環境問題を考える実態調査に向けての、能勢町との連携公開講座の2回目です。高校生と町民の皆さんが一緒に能勢町の持続可能なまちづくりを考えていきます。今回は能勢町長をはじめ、町内・町外よりたくさんの参加がありました。能勢町在住のオランダ人の方の参加もありました。

    久保田さんは出身地である静岡県掛川市で副市長になる前に、震災後の陸前高田市で副市長を務めました。掛川市は、ドイツのシュタットベルケを手本とした掛川版シュタットベルケの2021年からの始動をめざして、準備を進めています。掛川版シュタットベルケは、掛川市の30キロ圏内に位置する御前崎市に浜岡原子力発電所があることを踏まえ、福島原発事故の経験から、電力を民間の電力会社に頼るだけではなく自治体運営の新電力会社を作り、その収益を住民サービスに充てる仕組みです。新電力会社の再生可能エネルギー利用では電気代が上がる傾向にあるが、上がった電気代に見合った公共サービスを充実させることができれば利用者は増えるだろうと久保田さんは考えておられます。

    実際にシュタットベルケに取り組む自治体のお話を聞くことができ、将来能勢町への導入を考える大きなヒントとなりました。

    講義後は、久保田さんを囲んで9月にドイツへシュタットベルケ視察に行く能勢町役場、能勢分校のメンバーで話をすることができ、たくさんのアドバイスをいただきました。

  • 1年GS基礎講座1回目《日本政策金融公庫 石原 達志さん》

    2019年6月11日(火) | SGHトピックス, 新着情報

    6月4日(火)、第1回GS課題探究基礎講座を開催し1年生全員が受講しました。

    昨年に引き続き、高校生ビジネスプラングランプリにエントリーするために、日本政策金融公庫 大阪創業支援センター所長 石原 達志さんをお招きしてご講演いただきました。大切なのは「商品・サービスの内容」、ターゲットにする「顧客」、「経営資源」、「収支計画」の4つで、「特に時代の変化を捉えた今までにない商品やサービスについて知恵を絞り、生活の向上をめざした高校生らしいビジネスアイデアを提案してもらいたい」とのことでした。生徒たちがどのようなアイデアを出してくれるのか楽しみです。

    この講演でアドバイスを受けたことで、それぞれが能勢町の活性化に的を絞ったビジネスプランを作成していきます。作成したプランは、今後、石原さんからアドバイスをいただき、エントリーに向けて仕上げていきます。

    昨年に引き続き、高校生ビジネスプラングランプリにエントリーするために、日本政策金融公庫 大阪創業支援センター所長 石原 達志さんをお招きしてご講演いただきました。大切なのは「商品・サービスの内容」、ターゲットにする「顧客」、「経営資源」、「収支計画」の4つで、「特に時代の変化を捉えた今までにない商品やサービスについて知恵を絞り、生活の向上をめざした高校生らしいビジネスアイデアを提案してもらいたい」とのことでした。生徒たちがどのようなアイデアを出してくれるのか楽しみです。

    この講演でアドバイスを受けたことで、それぞれが能勢町の活性化に的を絞ったビジネスプランを作成していきます。作成したプランは、今後、石原さんからアドバイスをいただき、エントリーに向けて仕上げていきます。

  • 《募集》第3回目6月11日(火)能勢町と地域連携公開講座を開催します

    2019年6月5日(水) | SGHトピックス, 新着情報

    今年9月に能勢町と能勢分校の生徒がドイツ・ブリロン市を訪問し、シュタットベルケを視察し、再生可能エネルギーや環境問題を考える実態調査を行います。

    視察に先がけ、高校生と能勢町民のみなさんと一緒に能勢町における持続可能な町づくりを考える公開講座を行います。

    全4回となりますが、どの回からでもご参加可能です。

    また、予約は不要ですので、直接高校へお越しください。たくさんのご参加をお待ちしております。

    『能勢町にとってのSDGs(持続可能な開発目標)とは』

    講師:榎原 友樹氏 (㈱E-konzal 代表取締役)

    日時:6月11日(火) 13:10~15:00

    場所:能勢高校・能勢分校 本館2階 生物教室

    京都大学工学部地球工学科卒業。英国レディング大学修士課程修了(再生可能エネルギー専攻)。2004年みずほ情報総研入社。脱温暖化2050プロジェクトや太陽光発電プロジェクトに従事。2012年京都で環境・エネルギー分野のコンサルティング会社「E-konzal」を設立。代表取締役に就任。著書に『低炭素社会に向けた12の方策』(日刊工業新聞社)など。

    兵庫県洲本市の域学連携事業支援を実施。和歌山県新宮市みどりの分権事業にアドバイザーとして参画。2016年には地域資源・事業化支援アドバイザーとして、島根県出雲市に派遣され、水素・風力発電の利活用用法・他地域の事例等についてアドバイスを提供。このほか再生可能エネルギー人材育成プログラムの開発実績や太陽光発電を中心に再生可能エネルギー事業支援実績など、再生可能エネルギーを可能な限り地域に根付いた形で実践し、地域の活力を高めるための事業計画策定などを地域の方々と一緒に考えて進めおられます。

     

    能勢町連携公開講座

     

  • ピースマーケット能勢2019に参加しました(2・3年GS課題研究・校外活動)

    2019年6月5日(水) | SGHトピックス, 新着情報

    5月26日(日)、淨るりシアターで開催された「ピースマーケット能勢2019」にスーパーグローバルスタディ(SGS)受講生2年生12名、3年生3名と留学生1名が参加しました。午前9時から能勢高校のSGH活動や昨年度の鳥取県・モンゴルの実態調査を示すパネルの展示準備を行いました。

    10時30分にピースマーケットが開会されると、3年生のモンゴル実態調査を行ったチームと2年生のシュタットベルケについての研究を行ったチームがロビーの特設ステージで、課題研究発表を行いました。この発表はロビーの一角で行われ、聴衆をすぐ目の前にしたプレゼンテーションで、多くの市民の方が発表に耳を傾けていました。ロビーでの発表は、能勢高校の他に箕面市や豊中市、宝塚市の市民団体の方の発表があり、「じぶん発電」「小水力発電」「日本版シュタットベルケ」「縮小社会」など、どれも非常に興味深い話でした。その後に行われたアクションランチ(意見交換会)では、市民団体の方と直接話をすることができ、発表のとき以上に詳しいことが聞けるだけでなく、自分の意見や考えを求められる場面もありました。その他、再びロビー特設ステージにて、「今日一日で学んだこと」としての発表があり、能勢高校生の吸収力に、聴衆の方からは驚きの声も上がっていました。

  • 3年SG・2年GS 重点講座4回目《大阪市立大学 祖田亮次教授》

    2019年5月31日(金) | SGHトピックス, 新着情報

    5月29日(水)、3年SG・2年GS重点講座第4回を行い、受講生15名が授業を受けました。今回は、本年度の課題研究テーマ『マレーシア 経済発展と自然破壊』のご指導をいただく大阪市立大学の祖田亮次教授をお迎えし、マレーシア ボルネオにおける熱帯雨林とオイルパームプランテーションに関する講演およびワークショップを行いました。祖田先生には平成29年度のSGH講座でもお世話になり、ボルネオでの海外実態調査へ向けた学習でご指導いただきました。

    今回は8月に海外実態調査を行うボルネオ島サバ州について学習しました。最初に「能勢町とボルネオのどちらが「田舎」か?」という設問で、能勢町とボルネオの面積・人口・人口密度などを比較しながら身近な感覚でボルネオ・サバ州のイメージ形成をしました。サバ州にはマレー系をはじめとした70以上の民族(数え方により数字は変わる)が存在しイスラム教をはじめ様々な宗教が混在していること、世界最大の花ラフレシアやテングザル、ヒゲイノシシなどの写真を見てボルネオの熱帯雨林の生物多様性について学びました。

    後半は、この熱帯雨林の多様性をおびやかしているオイルパームプランテーションの開発について学習しました。1950年からの熱帯雨林の変化を見て、森林が急激に減少している様子がわかりました。ワークショップとして、グーグルアースの上空写真でプランテーションの開発の様子を観察し、面積測定の機能を使ってその規模を確認しました。大きいものでは能勢町(約100平方キロメートル)が5つぐらい入る規模のプランテーションもあり生徒たちは驚きの声を上げていました。オイルパームプランテーションの問題点を深く掘り下げることで、今後の課題研究に向けて貴重な機会となりました。

     

     

  • 3年SG・2年GS 重点講座3回目 《ドイツ在住バリスタ 中村靖彦さん》

    2019年5月27日(月) | SGHトピックス, 新着情報

    5月22日(水)、3年SG・2年GS重点講座第3回を行いました。講師にドイツ在住バリスタ中村靖彦さんをお迎えし「バリスタから見た ドイツ人の環境問題への取組み」と題した講演です。今回の講座は、9月に能勢町と高校生がドイツのブリロン市を訪問しシュタットベルケ(自治体所有の公益企業)を視察して再生可能エネルギーや環境問題を考える実態調査に向けての能勢町との連携公開講座の1回目となっています。高校生と町民の皆さんが一緒に能勢町の持続可能なまちづくりを考えていきます。

    ドイツでコーヒーのバリスタとして飲食店のコンサルティングをするなど幅広く活躍している中村さんに、ドイツ人の環境への意識の高さなど話して頂きました。ドイツ人は徹底的に無駄を減らすことを国民レベルで取り組んでいること、環境活動は特に、高校生から20~40代の若い世代に広がっており、食品のラッピングを一切省いた『無包装スーパー』なども流行っていることのお話がありました。

    また、地域貢献に対する意識の高さもお話しにありました。安い民営電力会社があるにもかかわらずシュタットベルケから電力を購入することが広まっており、それはドイツ人の「地元愛」が根底にあります。仕事や通学で自分の生まれた場所を離れることが少なく「地元愛」が強いことで、民営会社より値段が高くても地元に貢献するものを選ぶそうです。明日から私たちができることとして、『レジ袋を断るなど必要のないものはもらわない。水・電気の無駄使いをやめる。買いすぎをやめるなど日頃の意識が重要である』と、具体的なアドバイスを受けました。ドイツの環境に対する姿勢やシュタットベルケがドイツに広がる理由を知ることができた有意義な講義となりました。

    *次回の能勢町連携公開講座は…
    『掛川市における日本版シュタットベルケの取組み』
    日時:6月5日(水) 15:30~17:00
    講師:久保田 崇 氏(静岡県掛川市副市長)
    場所:能勢高校・能勢分校 本館2階 生物教室
    申込みは不要です。お気軽にお越しください。