農場このごろ
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バーク堆肥
2013年1月15日(火) | 農場このごろ
明けましておめでとうございます。
本年も能勢高校並びに付属農場を宜しくお願いいたします。始業式も終わり、学校生活は本格的に動きはじめました。
そして、昨年のクリスマス寒波、今年のお正月寒波を受けて、能勢名産のクリの木も完全に落葉し、春を迎える準備を始めました。能勢高校農場では、大量のクリ落ち葉の飛散対策として、剪定枝などを細かくして作り置きしておいたバーク堆肥を上から被せ、落ち葉を含めた土作りを行っています。
環境科学基礎の実習で行っている一年生は、額に汗を滲ませながら、約2ヘクタールのクリ林の作業に取り組んでいます。
作業を終えた所は、クリの木の足元に布団を掛けたようで、クリの木も暖かそうです。 -
葉牡丹(ハボタン)の出荷
2012年12月12日(水) | 農場このごろ
寒さが厳しくなり、色つき始めた葉牡丹の出荷作業が始まりました。
能勢高校農場では、「花作り」「庭作り」の専攻生たちが正月の縁起物としての葉牡丹を丹精を込めて育てています。
夏の頃から、種まき、ポット上げ、定植と順次作業を進め、定植後はイノシシ・シカ被害と霜の被害の予防にと寒冷紗を施しました。
その他、色々と手間と愛情を掛けられた葉牡丹は、立派に育ちこの時期を迎えることができました。
正月の彩りとして、葉牡丹に期待し、出荷作業が進みます。 -
イネの学習(小高交流)
2012年11月20日(火) | 農場このごろ
11月19日(月) 歌垣小学校5年生10名が、農業科目「こめ学」の授業で、高校生とともにイネの学習をしました。
教員の説明を熱心に聞き、イネの一般的な性質や、稈や籾の形態などを、実物をもとに名前などを覚えました。
高校生は実習を手伝い、難しい内容を教えるなど、積極的な活動ができました。
最後は全員で、こめ学専攻生が育てた紫黒米で作った餅に舌鼓を打ちました。 -
蜜蝋(ミツロウ)の精製
2012年11月19日(月) | 農場このごろ
本校より北の山間にある農場では、吹く風も冷たくなり、冬がすぐそこまで来ている事が感じられるようになってきました。
春先から、頑張ってくれたセイヨウミツバチも寒かろうと、発泡スチロールで周りを囲む方法で、冬支度をしました。
少し作業が落ち着いたこの時期、昆虫利用の専攻生たちは、春から貯めていたミツバチが作るムダ巣と古くなって来年度に使用しない巣をお湯の中に入れ、一気に溶かして蜜蝋の精製作業を行いました。
少し臭いがきつかったものの、予想以上の量の蜜蝋が採れ、昆虫利用の専攻生たちは、出来上がった蜜蝋を使って、ディッピングキャンドルやフローティングキャンドルなどを作る計画をし、年末年始のイベントに使えるアイテムだと心を躍らせていました。
空気が乾燥するこの時期の、火の用心の大切さも合わせて学んでいました。 -
「キジの放鳥」 農業クラブ・農業科目選択生徒の活動
2012年11月7日(水) | 農場このごろ
11月3日(土) 農業クラブ員と農業科目選択生徒たちが、活動豊中市立青少年自然の家「わっぱる」の秋祭りに参加し、子どもたちと一緒にキジの放鳥を行いました。
キジに触れたことのない子どもたちは、能勢高校生に助けられながら、興味津津な様子でキジに触れ、体の温かさや、つるつるした羽のさわり心地を楽しんでいました。
また、放鳥すると、すばやく走り去るキジの姿を見て、その足の速さに驚いていました。
ウサギとの触れ合いではウサギの可愛さにしばらく傍を離れられない子どもたちもいました。 -
レンゲの種まき
2012年10月30日(火) | 農場このごろ
今年の紫黒米も豊作の内に収穫することができ、一段落した10月の下旬、レンゲの種を播きました。
レンゲの種を見て、ひらかなの「つ」に似ているとか、ハートのマークに似ているなど、思い思いの感想を口にしながら、こめ学の専攻生たちは、真砂土と種を混ぜたものをバケツに入れ、田の隅々までムラなく播きました。
その後、レーキを使用し、種の覆土、鎮圧をしました。
レンゲを栽培する理由は、一つに、レンゲの根粒菌の作用によって、空気中の窒素を固定し、肥料としての効果が期待出来ること。
二つ目に、農場で管理している、ミツバチの蜜源になること。
能勢高校の農場にとって、レンゲは、一石二鳥の植物です。 -
小高交流 (動物とのふれあい)
2012年10月19日(金) | 農場このごろ
10月19日(金)、岐尼小学校の1、2年生を対象に、動物とのふれあい教室を行い、ヒツジとウサギ、ニワトリの学習を行いました。
小学生は、初めて触れる動物たちに興味津々で、高校生に助けられながらヒツジに餌を与え、自分の手から食べてくれる喜びを感じていました。
ウサギの動きは素早く、なかなか捕まえることができませんでしたが、ニワトリは思いのほか簡単に捕まえることができました。
ニワトリの肌触りはツルツルしており、想像していたのとは違ったようで、そのさわり心地に驚いていました。また、ヒツジとウサギの心臓の音を聞いて、それぞれの違いや、自分たちとの違いに感動していました。 -
紫黒米の脱穀
2012年10月11日(木) | 農場このごろ
2学期中間試験を翌日に控えた、10月10日、紫黒米の脱穀作業を行いました。
玄米水分量は、15%前後まで乾燥する事が出来ていました。
生徒たちは、3人のグループになって、乾燥していた稲を稲木から取る係、機械に掛ける係、藁を処分する係と分かれて、手際よく作業を行いました。
途中、この作業を行うと、「なぜ身体がかゆくなるのか?」の質問に、ケイ酸と言う成分がイネ科の生育に必要な事、また葉の周囲にガラス状の結晶が出来る事、などを教員から聞き、かゆみを納得しながら作業を続けました。
脱穀の後、生徒たちは、大量に出た藁を押し切り機で使って細かく切り、田にすき込む準備をしました。 -
小高交流(ブドウの収穫)
2012年10月11日(木) | 農場このごろ
10月2日に歌垣小学校、9日に天王小学校、岐尼小学校が農場に訪れ、高校生と共に収穫作業に励みました。
カゴとハサミを持ち、色が濃く甘そうなブドウ(マスカット・ベリーA)を選び収穫し、試食を行いました。
1学期にジベレリン処理や袋かけなど、それぞれが管理作業に励んだこともあり、自分で管理をしたブドウの味は格別で、「おいしい」「甘い」など、喜びの言葉が多く飛び交っていました。