農場このごろ

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羊の毛刈り

2011年5月20日(金) | 農場このごろ

晴天の5月18日 (水)「動物管理」の授業で、本校農場で飼育している羊の毛刈りを行いました。

本校では羊毛が利用できるコリデ―ル種と呼ばれる羊を飼育しています。
教員 二人がかりで羊を横に寝かせ大人しくなっているところを、生徒たちが羊の毛刈り専用のハサミを手に、毛を刈り取っていきます。
最初は羊を傷つけないように 慎重に刈っていきますが、慣れてくると豪快にハサミを進めるようになります。

今回は男子より女子の方がサクサク刈っていました。
どの生徒も、緊張しながら も初めての羊の毛刈りを成功できたことは貴重な体験になりました。
毛刈り後に手がべとべとになりますが、これは、羊の毛と体皮の間には脂肪がたくさんあり、羊自身の防寒に役立っている仕組みからで、そういったことも実際に毛刈りをして初めて実感できることです。

私 たちは生きていくために他の生き物から様々な恩恵を受けています。
食肉として命を、栄養のある飲み物として乳を、寒さを防ぐため毛や皮などを頂きます。
今回、生徒は農業の授業から自然と人間の大切な営みの一つを学びました。
今後も「動物管理」をはじめとする特色ある授業と広大な本校農場を活かし、様々な学び を重ねていきます。

寝かせて刈ります

毛を上に引っ張るのではなく、剥ぐように寝かせるのがコツ

とれたてウール100%!

(教頭  坂口茂)