中高一貫教育・地域交流

交流活動

能勢地域小中高一貫教育では、能勢町内の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校さらには、福祉施設など様々な機関、部署との連携を積極的に進めています。

本校では、小学生を本校農場に招き、高校生が先生となり、小学生の指導を行ったり、農業科教員を派遣し、農業や環境に係る出前授業を行っています。

平成20年度・21年度には、本校と田尻小学校、天王小学校とが、文部科学省委嘱「新しい環境教育の在り方に関する調査研究事業」の指定を受け、異校種間での環境教育の推進方法等について研究を進めました。

また、小学校との家庭科の交流授業や家庭クラブ、農業クラブ、保健委員会などの生徒会活動を通じて交流を深めています。

さらに毎年、文化祭におきましては、小中学生が参加できるよう連携企画を行うなど、小中高が一体となって取り組んでいます。

 

 

家庭科 子どもの発達と保育 「わくわく教室」

はじめは、生徒も幼児も人見知りで黙ってそばにいるだけという場面もありましたが、回を重ねるごとにお互い慣れてきて、手をつないだり会話したりすることが多くなりました。
生徒は、幼児の興味がわくように幼児の様子を伺い試行錯誤していました。
そのなかで、幼児に喜んでもらったときの満足感や達成感を味わえたようです。
そして、子どもの様子を観察する視点も鋭くなってきて、自ら考えて行動する力がついたように感じました。H26家庭科取組 

 「東日本大震災復興支援プロジェクト 能勢米百俵 支援事業」

平成26年10月24日(金)~26日(日) 能勢町ライオンズクラブ主催「東日本大震災復興支援プロジェクト 能勢米百俵 支援事業」に、本校生徒15名と中学生22名がボランティアとして参加し、岩手県大槌町を訪問しました。
能勢町から片道約1100km、バスで約16時間かけて到着した大槌町では、震災発生から3年半が過ぎたとはいえ何もない更地が広がるばかりで、それは言葉を失うほどの光景でした。被災地の様子を初めて見た生徒は、被害の大きさとまだまだ復興していない現状を目の当たりにして、複雑な心境でした。
到着後、5つのグループに分かれて、仮設住宅415戸一軒一軒に能勢米を届けました。初めはどのような言葉をかけていいか戸惑う生徒もいましたが、訪問するごとに入居者の皆さんに喜んでいただき、次第に緊張も和らいでいきました。
宿泊先の施設では、津波から寸前で免れた常念寺の住職さんと大槌町教育委員会の方に、3月11日当日の地震・津波の様子と、復興の歩みについてご講演いただきました。震災直後混乱する中で、お寺で互いに気持ちで支え合って生きていく方々、姿被災したにも関わらず自らすすんで食事の配膳やトイレ掃除を行う中高生もたくさんいたことなどお話いただきました。家族の安否を心配して家に戻ったり、荷物を取りに家に戻ったりして逃げ遅れた方がいた教訓を踏まえ、今後起こりうる災害について事前に家族で話し合うことの大切さについても語っていただきました。
最終日は、津波に襲われながらもたった一本残った陸前高田市の復興のシンボルである「奇跡の一本松」を見学しました。壊滅状態になった陸前高田の町は今、崩れ落ちたユースホステルや道の駅がわずかな姿を残す中を、山から平地部に大量の土を運び出すための巨大ベルトコンベアが縦横に走っています。
被災地では復興をめざして新しい街の建設が少しずつすすんでいますが、被災地の方々は現在も非日常的な生活を強いられています。ボランティアに参加して、実際に被災地の様子を目で見てたくさんの方々とふれあえたことは、生徒たちにとってとても貴重な経験になりました。

生徒の感想
 「『お米を届けに来ました』の一言で涙する方がいて、少しでも意味のあることができたので参加して本当によかった。」「被災地のために何もできないと思っていたけど、自分にもできることがある改めて感 じた。」「あれだけの被害を受けたのに、みなさん生き生きとしていて、今を必死で生きている。決してあきらめない気持ちを教わった。自分も小さな事でくよくよしていられないと思った。このボランティアに参加して、自分の気持ちが変わった。」

東北1

東北2

東北3

東北4

東北5

 

第10回 河川美化活動

平成26年9月23日(火) 能勢ライオンズクラブ、能勢町観光協会、能勢町漁業協同組合の主催により、河川美化活動が行われました。
この河川美化活動は、「河川における不法投棄の根絶、水資源の改善、河川愛護啓発を図る。」ことを目的に、町民のボランティアにより町内を流れる山辺川、一庫大路次川、田尻川、山田川、野間川周辺の清掃を行うものです。
本校は、学校としての参加は、これが初めてでしたが、野球部、空手道部、卓球部の生徒14名とクラブの顧問などを加えて計24名が参加することができ、能勢町に能勢高ありと、存在感を十分アピールできました。また、美化活動を通じて身近な環境保全活動の大切さを理解することができました。
当日は、秋分の日にふさわしい、秋晴れのもと、午後1時半から役場駐車場で開会式があり、主催者の挨拶や山口禎能勢町長、原田けんじ衆議院議員、上島一彦府議会議員が祝辞を述べられた後、それぞれが担当する河川に向かいました。
本校生たちは、主催者が用意されたバスで移動し、学校近くの田尻川周辺を清掃しました。また、上島議員にも同行していただき、清掃活動の協力をいただきました。
清掃した場所は、体育の授業でのマラソンコースになる道も含まれており、感謝の気持ち込めて清掃ができました。意外と捨てられているゴミが少なかったことにも驚きました。その後、バスで役場駐車場に戻り、特製のぼたん汁をいただきました。
主催者の皆さまに対しましては、高校生が地域に出向き、ボランティア活動を行う場面を設定していただきましたことを心から感謝申し上げます。
来年度も参加できるよう努めてまいりたいと思います。

山口町長のあいさつ

山口町長のあいさつ

開会式の様子

開会式の様子

美化活動の開始

美化活動の開始

美化活動終了後の記念撮影(本校正門前)

美化活動終了後の記念撮影(本校正門前)

連携中学1年生授業見学会

平成25年11月8日(金) 午後から東中学校1年生全員参加による能勢高校授業見学会を実施しました。
平成26年1月10日(金) 午後から西中学校1年生全員参加による能勢高校授業見学会を実施しました。
中学1年生たちは、生物教室や視聴覚教室での全体説明のあと、農場と本校にわかれて、授業を見学しました。
「とても難しいことを、勉強している感じがした。」「しばらく見ていると、漢文の内容がわかって楽しかった。」「中学校にはない、いろんな授業があって楽しそう。」などの感想があり、中学生にとって能勢高校の学校の雰囲気や授業内容を知る良い機会となりました。

詳しい内容は、ニュースレター12月号をご覧ください。

連携中学2年生クラブ体験

10月18日(金)に、東中学校、西中学校の2年生全員参加によるクラブ体験入学を実施しました。これは、7月の中学2年生向けの授業体験入学に続くもので、今回は全員が2つのクラブを選択して、能勢高校生と一緒にクラブ活動を体験しました。
どのクラブも中学校とは活動内容や練習方法が異なり、中学生にとって能勢高校のクラブ活動を知るとともに、新たな発見となる貴重な体験となりました。

詳しい内容は、ニュースレター11月号をご覧ください。

 

連携中学校2年生授業体験

できるだけ早い段階から小中学生に能勢高校への理解を図るため、中学1年生での学校見学会、中学2年生での体験入学会・クラブ体験、中学3年生での土曜日講習会など、本年度から新たなシステムのもと、小高連携・中高連携の取組を始めました。
2年生対象の体験入学は、7月9日(火)に、東中学校、西中学校の2年生全員が参加のもと実施しました。

詳しい内容はニュースレター9月号をご覧ください。

 

平成25年度 合同トレーニング講習会

去る8月26日(月)にB&G体育館において、講師にはクレイマージャパン(株)の大下さんを招き、第1回の合同トレーニング講習会を開催しました。
熱い中でしたが、中高合わせて40名ほどの生徒が参加し、約2時間汗を流しました。
今回はSAQトレーニングといわれる、基礎体力はもちろんのこと、主に神経系を鍛えるトレーニングを行いました。入念なストレッチ運動から始まり、ラダーを使ったトレーニング、そして最後にマイクロハードルを使ったトレーニングを行いました。
講習の前半部分では、体幹トレーニングについても指導を受けました。すべてのスポーツにおいて、より高いパフォーマンスを発揮するには、体幹を鍛える必要があることを、いくつかのトレーニングを実際に体験する中で、生徒たちも感じたことだと思います。
約2時間の講習会でしたが、参加した生徒は熱心に取組み、講師の方の説明もしっかり聞いていました。このような講習会を今後も継続してほしいという声が多く聞かれました。
(原稿と写真は能勢町教育委員会から提供を受けました。)

 

合同トレーニングの様子

合同トレーニングの様子

 

合同トレーニングの様子

合同トレーニングの様子

 

 

平成25年度 家庭科「わくわく教室」

本校では、能勢町の地域子育て支援センターを通じ、2年生の「発達と保育」の授業で、2歳児とその保護者を招き、年9回の「わくわく教室」を行っています。
「わくわく教室」とは、高校生と2歳児がペアになり1年を通して様々な活動を行う体験学習です。
高校生が幼児や保護者と関わることで、体験的に幼児の成長や特徴を理解していくことを期待しています。
また、異年齢間の交流は高校生を大きく成長させるとともに2歳児たちや保護者の方にも能勢高生を身近に感じてもらう機会にもなっています。

 2月12日(水)

第8回わくわく教室(最終回)を実施しました。
今回の活動は、おにぎり作りです。
高校生は、乳幼児の食事について事前学習を行い、離乳食についての実習を通して、食事の大切さを学習することができました。
当日の「わくわく教室」では、子どもたちと一緒にお米を透明な鍋で炊きながら、ご飯になるまでの様子を観察し、驚きや発見など子どもと同じ目線で会話することができていました。
1年間の活動を振り返った生徒のレポートには、「どうすれば子どもたちと仲良くなれるかと考えることができたこと。ただ(自分が)人見知りだからと言うだけではなく、だからこそどうするのかと考えるようになった。」と自らもともに成長できたことが書かれていました。

2月12日わくわく教室

2月12日わくわく教室 2月12日わくわく教室 2月12日わくわく教室

1月15日(水)
今回の活動は、絵本の読み聞かせと布絵本を用いた遊びです。
絵本の読み聞かせでは、高校生たちが何度も何度も練習を重ね、絵本を読むスピードや見やすい方法などを工夫しながら取り組んでいました。幼児たちと高校生が一緒に絵本の世界を楽しむことができました。
また、今回は高校生が幼児たちのために布絵本作りに挑戦しました。
事前の授業では、「どのような仕掛けを作ったら子どもたちが喜んでくれるか」を考え、一生懸命取り組んでいました。
それぞれの作品に幼児が興味をもって楽しそうに遊んでくれている様子を見た生徒たちは、とても喜んでいました。

1月15日わくわく教室 1月15日わくわく教室 1月15日わくわく教室

 

 

6月19日(水) 
本校の農場でヒツジやウサギとのふれあい活動を行いました。ヒツジとのふれあいでは、自分よりも大きなヒツジを目の前にして、こわがっている子どもたちもいましたが、高校生のお兄さん・お姉さんが上手にリードしてえさやりを体験することができました。
今回の活動では、前回よりも高校生と子どもたちの距離が縮まり、お互いに視線を合わせることができて、高校生も子どもたちも笑顔が増えていたことが印象的でした。今後も、幼児の成長や特徴を体験的に理解してくれることを期待します。

わくわく教室 わくわく教室 わくわく教室 わくわく教室

4月17日(水)
のせ保育所で、第1回目として初めての顔合わせを行いました。
高校生たちが、試行錯誤しながら幼児に話しかけ、幼児の笑顔を引き出そうとしている様子が印象的でした。

わくわく教室 わくわく教室 わくわく教室

 

 

 

 

 

 

平成21年度の取組み概要
平成22年度の取組み概要