SGHトピックス

令和元年度SGH研究発表会を開催しました!

2020年2月15日(土)、能勢町浄るりシアター小ホールにおいて、今年度の集大成となるSGH課題研究の発表会を行いました。

本校は平成27年度に文部科学省よりスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定され、「国際協力の現場で判断力と実践力を培うグローバル人材育成」をテーマに掲げて、研究開発に取り組んできました。5年目となる今年度は最終年度となり、3年生4名のスーパーグローバルスタディ(SGS)受講生徒たちが、「経済発展と自然破壊~マレーシア オイルパームプランテーションと森林破壊」をテーマに掲げ、関連分野から多彩な講師の方々に指導いただき、グローバルな課題にローカルな視点を取り入れながら課題研究に取り組んできました。また、2年生はSGH後継講座である、GS(グローカルスタディー)を受講しており、「能勢版シュタットベルケを考える~再生可能エネルギーと地方創生~」をテーマに、外部からの指導に加え、能勢町とも連携し課題研究を進めてきました。

◆当日のプログラムとその内容を報告します(赤文字をクリックすると当日の発表を内容をご覧いただけます)

1.学校長挨拶・来賓紹介・今年度の取組み説明

 

2.運営指導委員紹介

3.SGH全国高校生フォーラム課題研究発表≪英語≫

『Economic Development and Enviromental Destruction~Oil Palm Plantation and Deforestation~』

昨年12月に東京で開催されたSGH全国高校生フォーラムで発表した課題研究です。パームオイルと自然破壊、環境保全対策に焦点を当て発表しました。

3年 後 大成、大城 伊織

3年SGH全国高校生フォーラム課題研究発表(英語)

4.豊中高校能勢分校2年GS課題探究重点講座 海外調査報告(SGH後継事業)

『マレーシア サラワク州海外調査報告』

今年1月にマレーシアへの修学旅行に先駆けて出発し、マレーシア サラワク州ボルネオ島、クチンで行った調査について報告しました。

2年 泉 明日美、竹田 莉央、中植 航太、中尾 帆介

☆関西テレビ『FNN Live News it!』2020年1月11日(土)放送分の映像を放映

 

5.豊中高校能勢分校2年GS課題探究重点講座 課題研究発表

『能勢版シュタットベルケを考える~再生可能エネルギーと地方創生~』

・「間伐材の可能性」

能勢町の80%を占める森林に注目し、間伐する際にでる間伐材に着目。利用における可能性を探りました。

2年 大西 琉斗、 森村 虹海、 泰江 弥樹、 本 優志

間伐材の可能性

・「高校生の主張~ドイツから学ぶ未来の能勢~」

能勢町と連携し昨夏に行ったドイツ視察で学んだことを、能勢の地域創生にどう活かしていけばよいかを考えました。

2年 泉 明日美、 竹田 莉央、 中植 航太、 中尾 帆介

高校生の主張~ドイツから学ぶ未来の能勢~

 

6.豊中高校能勢分校2年GS課題探究重点講座・3年SG重点分野講座 課題研究発表

『経済発展と自然破壊~マレーシア オイルパームプランテーションと森林破壊~』

・「パームオイル需要の急増について」

世界で生産される植物油の中でパームオイルは規模・量とともに世界一となりました。この課題研究では、その需要の急増の理由と背景を考察しました。

2年 合田 周平、 長嶺 汰輝、 服部 拓実、 八木 大樹

パームオイル需要の急増について

・「熱帯雨林とオイルパームプランテーション~持続可能な生産とは~」

マレーシアでのパームオイル生産が環境に与える影響と、それに対して行われて対策に焦点を当て、経済発展と環境保護のバランスの問題を考察しました。

3年 後 大成、 大城 伊織、 齊藤 大晟、 中岡 優仁

熱帯雨林とオイルパームプランテーション~持続可能な生産とは~

7.3年SG重点分野講座 課題研究発表

・『マレーシアのパームオイル産業と環境保全~日本での地方創生の観点から考察する~』

環境に配慮し持続可能な方法で生産されたパームオイルを使って石鹸を生産・販売している会社に着目し、能勢町でも同じ手法で石鹸会社を起業し、事業を展開するというビジネスプランを提案しました。

3年 大城 伊織

マレーシアのパームオイル産業と環境保全~日本での地方創生の観点から考察する~

 

8.生徒感想≪全員≫

 

9.運営指導委員、講師による指導講評

 

10.卒業生からのメッセージ5年間を振り返っての講評

11.学校長謝辞

12.閉会

 

SGH1期生(関西学院大学人間福祉学部社会企業学科3回生)が、SGHを学んで進路に大きく影響を与えたことをスピーチし、そして、SGH2期生(関西学院大学教育学部)がSGHから留学に行きついたことを留学先のカナダ バンクーバーからのビデオメッセージで語ってくれました。

地域住民の方々をはじめ、SGHにご協力いただいた皆様など、たくさんの方々にお越しいただき、共に世界の問題に目を向けると同時に、能勢町の可能性について考えることができました。一年間ご指導ご協力いただきました講師の方々、ご協力いただきました地域の方々等、皆さまに感謝申し上げます。今後、能勢高校SGHで培った課題探究への取組みは、豊中高校能勢分校のグローカル活動として継承され、なお一層進化していきます。