SGHマレーシア海外実態調査5日目
11月2日(木)、朝8時半にホテル「プルマン・クチン」を出発し、バスでバコ国立公園に向かいました。9時15分にバコ村に到着。バコ村は国立公園の玄関口にあたり、半島の先端に位置する国立公園にはここからボートでしか行けません。乗船手続きを済ませ、ライフジャケットを着て、船着き場からボートに乗船しました。約20分の船旅で、波も高くボートも揺れましたが、両岸のマングローブ林を見ながらの楽しいボートでの移動でした。公園海岸に到着直前に高い波にぶつかり、水しぶきで全身びしょ濡れになりました。引き潮のためボートが着岸できず、100メートル沖合で靴を脱いで船を下り裸足で上陸しました。上陸後すぐに、シルバーリーフモンキーの家族の出迎えを受けました。裸足のまま海岸で、マングローブ林やバコ国立公園の地質についての説明をガイドのアレックスさん、ユディさんから受けました。その後、国立公園の本部に行き、ジャングルトレイルの手続きをし、熱帯雨林の調査に向かいました。
まず初めにヒゲイノシシに遭遇し、そして猛毒の鎧ハブ2匹とオオミズトカゲを発見しました。ジャングルの中を歩きながら、熱帯雨林独特の植物についてガイドのアレックスさんが詳しく説明をしてくれ、生徒たちは写真を撮り記録しました。特に、熱帯雨林の植物連鎖について詳しく学びました。その後、様々な植物を観察しながら熱帯雨林を奥に進み、坂道を下り、川辺のマングローブ林に入りました。林を抜けると海岸が広がり、そこは一面マングローブで覆われた海岸でした。課題研究のテーマであるマングローブ林に、初めて間近に接することができました。海岸沿いの森林に、テングザルが木の上を歩いているのも発見しました。帰りは同じ道を引き返しましたが行きとはまた違う植生が見え、途中でカニクイザルに行く手を阻まれるなど、貴重な体験をしました。約2時間かけて、本部に戻りました。本部付近の木の上にテングザルが現れ、間近で観察できました。本部のカフェテラスでマレー料理の昼食を取り、再びボートに乗り帰路につきました。帰りは満潮で船着き場からボートに乗ることができました。波が高く、往復ともにびしょ濡れになりました。無事バコ村に戻り、バスに乗ってホテルに戻りました。
ホテルでは休憩後、明日の大学訪問に向けてスケジュールを確認し、英語プレゼンテーションの練習を行いました。18時半にバスでホテルを出発し、食事会場であるショッピングモール「スプリング」に行き、フードコートにて各自で自由に夕食を取りました。マレー料理・ベトナム料理・タイ料理・韓国料理などから好きなメニューを選び、エスニックな食事を楽しみ、食による異文化体験の良い機会となりました。その後ホテルに戻りミーティングで明日のスウィンバーン大学での研修の確認をし、第5日目を終了しました。
明日はいよいよ最終日。スウィンバーン大学での研修と、プレゼンテーションです。