SGHトピックス

2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座39

11月9日(水) 1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第39回2年SG重点分野講座を行いました。大阪大学の今岡良子先生をお迎えし、11月22日の中間発表に向けた課題研究のご指導をいただきました。
シャーマルの養蜂について能勢町や能勢高校の経験から提案できることはなにか、それぞれの強みに目を向けながら「環境」そして「ビジネス」に焦点を当てて話し合い、意見を発表しました。
前半は、シャーマルの養蜂の現状と蜂蜜の世界市場への輸出に向けた課題や取り組みについて学びました。モンゴル養蜂協会は養蜂を普及させ輸出に向けた様々な取り組みを行っていることを学習しました。糖度を基準値まで上げること、品質検査の実施、生産者や生産地の表記等の課題を抱えています。そこで、モンゴル養蜂協会や国の家畜試験場が中心となって新たな体制を作り、養蜂技術の向上や養蜂家の育成、蜜源植物の保全、ハチが生み出す産物を使ったビジネスのサポート、品質向上のための機関の発足、一般の人々へのPR活動などに努めています。
後半は能勢町や能勢高校の取り組みを踏まえ、モンゴルにおける養蜂のビジネスプランやアドバイスをグループごとに考え発表しました。パッケージのデザイン化や容器の工夫開発、ハチミツを使った新しい発想の食べ方の提案、健康志向をアピールするアイデアなどが発表されました。
今回の講座では、商品に対して様々なアイデアを注入し販売すること考えることで、品質が向上し洗練されていくことを学びました。今後、能勢の人々が地元の特産物に対してどのような工夫や取り組みをしているか注目しながら、新たなアイデアを出していきます。