2年スーパーグローバル(SG)基礎知識講座④
9月7日(水)サラヤ株式会社CSR推進部長の小辻昌平さんをお迎えし、2年SG基礎知識講座第4回を行ないました。「パームオイルとボルネオ環境保全活動」と題しての講演でした。
サラヤは「ヤシノミ洗剤」のメーカーとして知られており、マレーシア・ボルネオ島で採れるヤシノミを洗剤の原材料としています。講演の最初に、マレーシアの歴史、文化などの紹介があり、マレーシアについて詳しく学ぶことができました。
講演の前半では、日本をはじめ世界の多くの国々ではアブラヤシから採れるパームオイルが食用品から日用品に至るまで幅広く使われていること、パームオイル生産はマレーシアで約60万人の労働者に雇用機会を与えていること、ボルネオ島ではパームオイル生産のためのプランテーションが増え続け熱帯雨林の乱開発が進んでいること、そこに住む動植物に多大な影響が出ており生物多様性が失われていることなど、複雑な現状をお話いただきました。
後半では、このような現状の中でサラヤは環境と産業の両立をめざし、熱帯雨林保全のためのCSR活動に取り組んでいることをお話いただきました。
来年の1月実施のマレーシア修学旅行では、マレー半島タマンネガラの熱帯雨林を訪れます。今回の講演は、熱帯雨林訪問のための素晴らしい事前学習となりました。