SGHトピックス

2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座12

6月22日(水) 1、2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第12回2年SG重点分野講座を行いました。今回はフリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表 中島早苗さんによる『世界の児童労働やストリートチルドレンについて考えよう』をテーマとした講座とワークショップです。
今、世界では子どもの権利を奪う児童労働をしいられている子ども(5~9歳)が1億6,800万人にのぼり、それは世界中の子どものおよそ9人に1人の割合と言われています。例えば、8月に訪問予定のモンゴルの首都ウランバートルには、マンホールチルドレンと呼ばれる路上での労働や生活を強いられている子どもたちがいます。ワークショップでは、彼らはなぜ家族と離れて路上で生活し、そして労働しなければならないのかをグループ別に意見をまとめ、発表しました。「親に収入がなく、政府の保護も充分でないため仕事を求めて都市に出るしかない。」というものや、「親からの暴力から逃れるため。」など様々な意見が出ました。また、ストリートチルドレンの権利を守るために何ができるのかを考えるため、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンが行ったモンゴル バヤンズルフ地区の図書館支援の様子を映像で学びました。
8月のモンゴル訪問実態調査では、都市部と農村部を訪れ、多くのグローバルイシューを学びます。今回の講演、ワークショップはモンゴル訪問の貴重な事前学習になりました。