2年スーパーグローバル(SG)基礎知識講座②
6月24日(水)視聴覚教室にて、2年SG基礎知識講座第2回を行いました。大阪教育大学の乾陽子先生を迎え、「マレーシア熱帯雨林の生態系について ― 日本とマレーシアの係わり」と題してご講演をいただきました。
マレーシア・サラワク州のランビルヒルズ国立公園で行っているフィールドワーク研究の紹介をされながら、熱帯雨林から伐採される南洋材の多くが日本に輸入され消費されていることや、伐採後には、椰子プランテーションが造成され熱帯雨林が消えていくことなどを話していただきました。オイル椰子から採れるオイルは日本人の身近な食品や化粧品などに多く利用され、遠く離れた熱帯雨林の消滅と私たちの生活は直接結びついていることが良く分かりました。
来年1月に実施されるマレーシア修学旅行の活動の中には、マレーシア森林研究所(FRIM)の訪問、ジャングルトレッキング(熱帯雨林散策)、キャノピーウォーク(熱帯雨林内の吊り橋体験)などが予定されており、今回の講座は事前学習として貴重な機会となりました。