校長室だより

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南あわじ市に開学した吉備国際大学地域創成農学部を視察。

2013年12月11日(水) | 校長室だより

平成25年12月9日(月) 大阪府農業教育研究会の研修会として、吉備国際大学地域創成農学部及び淡路ファームパーク“イングランドの丘”を視察しました。
吉備国際大学は岡山県の学校法人順正学園の系列大学で、平成25年4月に南あわじ市に地域創成農学部を開学しました。
まず、地域創成農学部長の眞山滋志教授から大学の説明を伺い、施設を見学をしました。
新しく建てられた大学と思っていたのですが、統廃合で廃校になった兵庫県立志知高校跡を利用し、校舎については完全にリフォームされたものと伺い驚きました。
続いて、南あわじ市 市長公室の喜田憲和課長からの大学設立の経緯等の説明を伺いました。
南あわじ市は、レタスやハクサイ、玉ねぎなどの産地で、農業が基幹産業。レタスだけで4000万円の売り上げのある農家もあるそうです。
そのため、南あわじ市では、農業で生き抜くことを決定し、農業の活性化と地域の活性化を図るため、大学の誘致を試み、吉備国際大学とマッチングさせました。
そして、開学には約20億円要しましたが、南あわじ市がその3分の2を負担。
大学には、学生寮がないのですが、南あわじ市に住民票を移してきた(転居してきた)学生に対し、市は入学金相当の30万円を奨励する制度も導入しています。
能勢町でもこのような大胆な施策を実行し、教育の魅力化から地域の活性化につなげてもらいたいものです。

高校をリフォームした吉備国際大学校舎

高校をリフォームした吉備国際大学校舎

大学中庭

大学中庭

 

眞山教授からの説明

眞山教授からの説明

喜田課長からの説明

喜田課長からの説明