校長室だより

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島根県隠岐島前高校魅力化シンポジウムに参加しました。

2013年11月18日(月) | 校長室だより

平成25年11月7日・8日 島根県の七類港からフェリーで3時間かけて、島根県立隠岐島前(おきどうぜん)高等学校魅力化シンポジウムに参加しました。
島前高校は、島根県の離島である隠岐諸島の海士町にある高校です。
海士町をはじめとする島前地域では、急速に過疎化が進み、地元の高校が無くなれば、島を出ていく若者やその家族が増え、ひいては町の存亡にかかわってくるといった危機感のもと、平成20年度に「隠岐島前高等学校魅力化構想」が策定されました。
目的は、島の子どもたちに島を愛し、島に誇りを持たせるとともに、将来、島を支えていく力、意欲、志を育む教育を推進し、島での起業や産業の活性化につなげていくことにあります。
具体には、教育力を高め、高校を魅力あるものとするため、民間で活躍した外部人材の大胆な活用、例えば、岩本悠氏などの「魅力化コーディネーター」としての招へい、豊田庄省吾氏や藤岡慎二氏などによる公営塾「隠岐國学習センター」の経営などがあげられます。
その結果、大阪や東京などの都会からの入学者を増やし、島の子どもたちに良い意味で刺激を与えるようになり、意欲ある生徒が入学するようになりました。このような取組については、本校でも参考にできるのでは思います。
さて、今回のシンポジウムは、この5年間の取り組みを検証するとともに次の新たなステップへの足掛かりとするものです。
参加者は、文部科学省や総務省、島根県教育委員会や地域振興部、学校関係者、報道等、総勢約100名となりました。
取組の報告に加え、分科会、公開授業、部活動見学、交流会と大変充実した内容となり、生徒たちの活気ある姿を見ることもでき、本当に良い経験をさせていただきました。
シンポジウム終了後、フェリーで出港の際、山内海士町長らの演出により、投げテープでの心温まる感動的な別れとなりました。

シンポジウムの内容はこちらです。

フェリーから見た島前高校

フェリーから見た島前高校

シンポジウム看板

シンポジウム看板

山内道雄海士町長のあいさつ

山内道雄海士町長のあいさつ

西藤昌裕島前高校長のあいさつ

西藤昌裕島前高校長のあいさつ

 

ヒトツナギ部のプレゼンテーション

ヒトツナギ部のプレゼンテーション

第1回観光甲子園グランプリのカップとペナント

第1回観光甲子園グランプリのカップとペナント

専用の練習場のあるレスリング部

専用の練習場のあるレスリング部

交流会でいただいた特産の岩ガキ

交流会でいただいた特産の岩ガキ

 

公営塾の「隠岐の國学習センター」

公営塾の「隠岐の國学習センター」

 

校内の生徒寮、手前に新しい寮が増築予定

校内の生徒寮、手前に新しい寮が増築予定

「地域学」の授業風景

「地域学」の授業風景

 

テープでのフェリーの見送り

テープでのフェリーの見送り