校長室だより

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広島県立油木(ゆき)高校・神石(じんせき)高原町を訪問

2015年11月30日(月) | 校長室だより

平成27年11月27日(金) 広島県神石高原町内の2中学校との連携型中高一貫教育校である広島県立油木高校を訪問、また、町内の三和公民館で地元の方々に本校の取組みや中高一貫教育についての話をさせていただきました。
広島県の最東(福山市の北部)にある神石高原町は、能勢町と同じく、中山間地にあり、人口が1万人前後で、若者人口の流出などの課題を抱えています。
また、油木高校は、連携型中高一貫教育校(平成26年度から)、1学年2クラス規模で、普通科と農業科(産業ビジネス科)を設置するなど、本校との共通点があります。
一方、神石高原町との連携関係では、お手本にできることが多くあります。
神石高原町では、連携型中高一貫教育支援会議が設置され、町の施策として地元高校を支援していることです。
例えば、教育活動においては、大手予備校の衛星通信授業の受信補助、クラブ活動での遠征費や外部指導者の補助、校外学習でのバスの借上げ補助、高校生のため公営塾の開設、海外研修への支援、英検受験料の補助、さらには町外からのバス通学者への定期券購入補助など、年間1千万円以上が油木高校及び高校生への支援となっています。
そして、何よりも大きいのが、中高一貫教育コーディネーターの存在です。このコーディネーターの活躍により、地元中学生の60%程度が油木高校入学、地域と一体となって地域の課題を解決する取組みである「ミツバチプロジェクト」や「ナマズプロジェクト」などを実践し、高校と地域とを太いパイプでつないでいます。
これらの成果として、今年度の農業クラブ全国大会(群馬大会)では、プロジェクト発表2部門、意見発表1部門で中国ブロック代表として出場し、プロジェクト発表「文化・生活」では、優秀賞を受賞しました。平成22年度からは、国公立大学への合格者を毎年3~7名輩出しています。
そして、広島県教育委員会からも高い評価を受け、今年度は35名収容できる生徒寮の新築工事が進められているとのことです。今後も神石高原町と油木高校の動向に大注目です。

油木高校農場

油木高校農場

実習で製作したナマズ養殖池

実習で製作したナマズ養殖池

養蜂の巣箱

養蜂の巣箱

牛舎

牛舎

校長室の水槽で飼われているナマズ

校長室の水槽で飼われているナマズ

ナマズの粉末の入ったクッキー

ナマズの粉末の入ったクッキー(キャラクターはナマッシー)

中高一貫教育講演会

中高一貫教育講演会

農業クラブ全国大会優秀賞のプロジェクト発表の披露

農業クラブ全国大会優秀賞のプロジェクト発表の披露

発表生徒と顧問の先生

発表生徒と顧問の先生