産業社会と人間
「命の大切さを考える講演会」
2013年7月11日(木) | 産業社会と人間
7月10日(水)3.4時間目の産業社会と人間の時間に、「命の大切さを考える」講演会を行いました。今回の講演会は、大阪府の、「命の大切さを考える」講演会と協同して、大阪府警が実施している「命の大切さを学ぶ教室」の一環として行われました。当日は「少年犯罪被害者当事者の会」一井彩子氏をお招きしました。一井氏は1995年8月に、当時中学校3年生だった長男を少年4人の暴行によって亡くされておられます。ご子息を亡くされてから今日にいたるまで大変な想いを抱え過ごされてこられました。暴行事件の悲惨さとともに、ご子息の友人を始め、数多くの人たちに支えられてきたことをお話しいただきました。また被害者をなくすためにはまず加害者をなくすことが大切であるということ、そして何よりも「命の大切さ」をわかって欲しいというメッセージを、強い説得力を持って、生徒たちに伝えてくださいました。生徒たちは他の講演会とは少し違った緊張感と真剣さで、一井さんの話に耳を傾け、熱心にメモを取っていました。当たり前過ぎて本気で考えることの少ない「命の大切さ」について、我々教職員も含めて、心から考えさせられる貴重な講演会となりました。