農場このごろ

農場このごろ

  • 秋の収穫 part5

    2012年10月3日(水) | 農場このごろ

    この度、台風17号により、被害を受けられた方、高潮の被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。
    能勢高校農場は、9月30日 日曜日を中心に台風の影響を受けました。
    一部ビニールハウスのビニールが破れるなど、今後、修理や修正を行わないといけない部分が出ました。
    何より、収穫時期を迎えていた早生クリの大部分が、台風の風の影響を受け落下してしまいました。
    自ら落下しないと、クリのお尻の部分が白く、クリとしての価値が低くなってしまうため、何とも、やるせない気持ちになる生徒、職員です。
    ただ、能勢名産の銀寄クリは、少し落下したものの、木に残り完熟するまで頑張れそうです。今年のクリは、少し遅れ気味な収穫になっているようです。

    台風の風により落下したクリ

    台風の風により落下したクリ

    かろうじて木に残るクリ

    かろうじて木に残るクリ

  • 収穫の秋 part4

    2012年9月28日(金) | 農場このごろ

    今週と先週、昆虫利用の授業時間を利用して、専攻生がハチミツを搾りました。
    春から順次貯めていたハチミツを、遠心分離器に掛けて絞り出し、瓶に詰めました。
    春先に、「蜂は怖い」などと言っていた生徒たちも、今はすっかりミツバチの虜になり、可愛いミツバチから素敵なハチミツのプレゼントをもらった嬉しい一日になりました。
    授業の中で、ハチミツの糖度を測ったところ、81.3%もあり、満足のいくハチミツに仕上がりました。
    これから、ミツバチが集めた蜜は、越冬用に使うため、抜き取ることを控えます。

    内検を行って貯蜜枠を抜き取っています

    内検を行って貯蜜枠を抜き取っています

    遠心分離器に掛け出てきた、ハチミツ

    遠心分離器に掛け出てきた、ハチミツ

    瓶詰の後に、ラベルを貼って準備万端

    瓶詰の後に、ラベルを貼って準備万端

    普段、余り見ることのない糖度計の表示 (81,3%)

    普段、余り見ることのない糖度計の表示 (81,3%)

  • 収穫の秋 part3

    2012年9月28日(金) | 農場このごろ

    花作りの専攻生が、7月の下旬に播種をして丁寧に育ててきた、パンジーの花が咲き始めました。
    定番の色鮮やかなものから、淡い色のものまで、それぞれが競い合って元気に咲いています。
    パンジーは、スミレ科スミレ属の多年草(耐寒性一年草)で、涼しくなるにつれて、元気に成長していきます。
    花殻を丁寧に取り除いて管理をすれば、来年の春ころまで、楽しむ事のできる、姿からは考えられない位の頼もしい花です。大阪のてっぺんに位置し、冬に向かって、次第に気温が下がっていく能勢高校(農場)の景観に彩りを与えてくれる花になりそうです。
    ちなみに、開花した姿が、物事を考えているヒトの姿に似ていることから、言葉は「思慮深い」だそうです。

    一斉に咲きだしたパンジー

    一斉に咲きだしたパンジー

  • 収穫の秋 part2

    2012年9月26日(水) | 農場このごろ

    こめ学の専攻生と環境科学基礎の生徒で紫黒米の稲刈りをしました。
    春、生徒たちが田植えを行った紫黒米は、台風などの被害を受けることも無く、実りを大きくすることが出来ました。
    環境科学基礎の生徒たちは稲刈り鎌を使って、一株づつ丁寧に刈り取りをし、こめ学の専攻生は、春から学んだ事を確認しながら機械(バインダー)や稲刈り鎌を使って素早く、丁寧に刈り取りを行いました。
    刈り取った稲は、稲木(いなき)に掛けて乾燥させます。
    (刈り取った直後の稲は水分が20%以上あるため、太陽の力と風の力を借りて、約14%まで乾燥させ保存に耐えられる様にします。)
    あと、脱穀と籾摺りを行うと、紫黒米特有の黒色が姿を現します。

    一列に並んで稲刈りを行う環境科学基礎の生徒たち

    一列に並んで稲刈りを行う環境科学基礎の生徒たち

    バインダーを使っての刈り取り

    バインダーを使っての刈り取り

    足元が汚れても頑張る、こめ学専攻生たち

    足元が汚れても頑張る、こめ学専攻生たち

  • 収穫の秋 part1

    2012年9月19日(水) | 農場このごろ

    農場のブドウが、収穫の時期を迎えています。
    「果樹と食の文化」、「果樹作り」、「フルーツガーデン」の専攻生が栽培管理を行っている、(デラウェア)、(キングデラウェア)は収穫が終了したものの、(キャンベルアーリー)の収穫が最盛期を迎えています。キャンベルアーリーは加工用のブドウで、これから実習時間を使い、ブドウジャムやブドウジュースに加工される日々が続きます。
    今、ブドウ棚で、たわわに実っている(マスカットベリーA)、(マスカットオブアレキサンドリア)は、文化祭前後に収穫が始まります。
    これから農場は、多彩な生産物の収穫に追われる日々です。

    収穫を待つマスカットベーリーA

    収穫を待つマスカットベーリーA

    収穫前のキャンベルアーリー

    収穫前のキャンベルアーリー

    生徒による収穫作業

    生徒による収穫作業

  • 古代米クインテット

    2012年9月6日(木) | 農場このごろ

    能勢高校の農場では5種類の古代米を栽培しています。
    こめ学の紫黒米(しこくまい)とグリーンライフの神丹穂(かんたんほ)、アクネモチ、紅吉兆(べにきっちょう)、緑万葉(みどりまんよう)です。
    これを人呼んで、古代米クインテットと言います。
    九月に入り、それぞれ実りを大きくしてきて、穂の色は特徴的な色合いを持っています。
    特に目を引くのが、赤色眩しい、紅吉兆(べにきっちょう)です。
    フラワーアレンジメントにも使えるほどきれいです。
    もう少しの間、大切に育てて、グリーンライフ専攻生の手によって収穫を行います。

    朝日に映える紅吉兆

    朝日に映える紅吉兆

    それぞれの棚田

    それぞれの棚田

  • 紫黒米(しこくまい)出穂(しゅっすい)

    2012年8月21日(火) | 農場このごろ

     5月の下旬に田植えを行った、紫黒米(しこくまい)に穂が出てきました。
     猛暑日、急な大雨とめまぐるしく変化を見せる今年の天候の中、何とかここまで育つ事が出来ました。
     本来なら、出穂の1カ月ほど前に田に水を入れない、中干しという作業を行って、根に力を付け、肥料の効き目を調節し、稲の倒れるのを防止するのですが、能勢高校の農場の水田は、高台に位置し、なおかつ、置き土の為、中干しを行いませんでした。(一度、田を割ってしまうと水が溜まらなくなる)
     今後、一粒一粒が大きく育ち、紫黒米(しこくまい)特有の黒色にはっきりと色付く事を期待し、台風の襲来が無い事を願うのみです。

    葉の間に穂が見え隠れ!

    葉の間に穂が見え隠れ!

  • メロンを収穫しました

    2012年8月7日(火) | 農場このごろ

     六月の上旬に交配を行ってから、55日が過ぎた日、メロンの収穫をしました。
     2kgの物を中心に多くを収穫することが出来ました。
     中には2.4kgもある大物も収穫する事が出来ました。
     ここまで、水、温度管理に悪戦苦闘してきましたが、良いものが採れて皆でホットする事が出来ました。
     温室のメロンの後に控えている、中玉トマトの「フルティカ」のためにも早めの土作りを行わないと、と焦り出す夏の日です。

    以前と比較するとおもしろいかも

    以前と比較するとおもしろいかも

     

    一株に二果の管理

    一株に二果の管理

    運搬を待つメロンたち

    運搬を待つメロンたち

  • ものづくり実技指導力向上研修F(農業)

    2012年8月1日(水) | 農場このごろ

     7月25日(水) 大阪府教育センターが主催する「ものづくり実技指導力向上研修F(農業)」の第2回目を実施しました。参加者は、第1回目と同じ、農業科の若手教員たちです。
    この日は、午前中に、本校の間教諭の指導のもと、「里山での自然観察」として、農場周辺の里山を散策し、植物や動物、鳥などの観察を行いました。
    午後からは、前回、さし芽した福助菊をポットに鉢上げしました。さし穂の良し悪し(充実度)が発根に大きく影響することを確認するなど、生徒たちに対する実験・実習には準備が大切であり、さし芽といった栽培のスタート時点で、花の評価や価値が決定してしまうことを学びました。
    今後も、農場を活用した研修や交流をしっかりと行っていきたいと思います。(真鍋)

    自分のさした穂を鉢上げしました。

    自分のさした穂を鉢上げしました。

    発根を確認しながら鉢上げしました。

    発根を確認しながら鉢上げしました。

  • 干し草作り

    2012年7月27日(金) | 農場このごろ

    夏休み恒例の干し草作りが始まりました。
    梅雨明けを待って、「くらしと動物」・「動物管理」の夏休み実習を利用して生徒たちが刈り取った草を集めて、管理棟前に広げ干しました。
    晴天の日には、2日ほどで干し草が出来上がります。
    この干し草はたいへん美味しいらしく、農場で飼育をしているヒツジに与えるとペロリと食べてしまいます。
    これから、倉庫の二階がいっぱいになるまで、干し草作りが続きます。
    干し草作りの大敵は、夕立。夕立があると、職員総動員で倉庫に片付けを行います。

    刈り取った生草

    刈り取った生草

    広げられた干し草

    広げられた干し草