中高一貫教育・地域交流

能勢地域小中高一貫教育

平成13年度から能勢町立の東中学校と西中学校とともに中高一貫教育推進校の指定を受け、実践的な研究を開始し、3年間の研究を経て、平成16年度に大阪府の公立学校では初の連携型中高一貫教育をスタートさせるともに総合学科に改編いたしました。

このことを受け、能勢町では、「小中高一貫教育」を柱にすえ、「能勢の宝である子どもたちを学校・家庭・地域・行政が一体となって育てよう」を理念に「能勢地域小中高一貫教育・連携型中高一貫教育」を進めています。

小中高一貫教育の研究体制としては、能勢町教育委員会と大阪府教育委員会の指導のもと、連携推進校9校(本校、東・西中学校、東郷・歌垣・田尻・久佐々・岐尼・天王小学校)からなる推進委員会を構成し、教育課程部会、子ども支援部会、進路指導部会の各部会ごとに小中高一貫教育の改善充実に向けての研究を進めています。

主な取組みとして、毎年、年度はじめに町内の全教職員が集まる小中高一貫教育総会、秋には研究発表会、小中高の児童会・生徒会役員が一堂に集まり協議する「児童会生徒会サミット」、小学校とは、本校農業科や家庭科の教員が小学校に出向いての出前授業や農場での交流授業、中学校とは、国語・英語・数学で、中高教員を相互派遣し、習熟度別授業やティームティーチング授業(NS能勢スペシャル授業)を行っています。

また、毎年、中学2年生は12月、中学3年生は7月に本校での体験入学会に参加しています。教職員間においては、中高合同職員会議を開催するなど、連携・交流を深めています。

連凧説明のため、岐尼小学校を訪問

8月31日(月)、本校文化祭の小中高連携企画である「連凧」の説明に、本校生徒会執行部の3名が岐尼小学校を訪問しました。生徒会長を中心に作業の説明を行うと、児童の皆さんは熱心に連凧づくりに取り組んでくれました。
9月27日(日)本校文化祭当日には小中高の児童生徒が作製した連凧をグランドで空高く揚げてみます。また、校内展示も予定しています。皆様のお越しをお待ちしています。
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とよなか進路フェア2015に参加しました

8月30日(日)に、「とよなか進路フェア2015」が豊中市立青年の家いぶきと豊中市立豊島体育館で開催されました。
本校からは生徒会執行部の3名が「先輩に聞こう」コーナーと「スクールコレクション」(学校紹介)に参加しました。
本校の「スーパーグローバルハイスクール」の様々な取り組みや学校生活全般について生徒会として発表しました。また、本校ブースを訪れた中学生の相談にのりました。生徒会として、本校の特徴をアピールすることができました。
豊中進路1 豊中進路2

平成27年度小中高児童会・生徒会サミット報告

8月27日木曜日に平成27年度能勢町児童会・生徒会サミットが淨るりシアターで行われました。
本校からは生徒会執行部の5名が司会進行役として参加しました。
能勢町新学校の目標である「仲が良く、メリハリのある学校」「境界線のない学校」を実現するために小中の児童・生徒たちによる真剣な討議がおこなわれました。

平成26年度 能勢町小中高一貫教育総会

平成26年4月16日(水) 浄るりシアターにて、能勢町内の小学校、中学校、高校の教員が全員集い、能勢町小中高一貫教育総会を開催しました。
この総会は、年度当初に能勢町の全教職員が顔を合わせることにより、共通の認識により一貫教育を進めていくこと、小中高校種を越えた連携をスムーズに行うことなどを目的として開催しています。
今年度は、来賓として、府教育委員会からは高等学校課の柴浩司首席指導主事と東文義主任指導主事、能勢町議会からは多くの町議会議員の方々を迎えました。
能勢町森田雅彦教育長の挨拶に始まり、柴浩司首席指導主事のエールを受け、各校から新転任の先生方が紹介されました。
また、今年度、中国上海から本校に長期留学しているヤオさんが日本語で挨拶してくれました。
恒例となっている、小中高一貫教育の成果報告として、本校卒業生の美谷奈央子さん(箕面市立病院看護師 東中学校出身)と遠山遥さん(関西学院大学教育学部幼児教育コース3回生 西中学校出身)が、能勢町で過ごした小中高校時代を振り返って体験談を発表してくれました。
最後に、島根県隠岐島前高校魅力化プロジェクト教育ディレクターの藤岡慎二さんから「教育の魅力化を考える」をテーマに講演をしていただきました。
藤岡さんは、これまで何度も能勢を訪れ、能勢町及び能勢高校の課題を熟知されており、能勢高校を「保護者・生徒に選ばれる、日本や世界から選ばれるグローカルハイスクール」することが重要で、そのためには、「公設民営化による高校改革」「里山留学」「高校と連携した公設民営型塾」の3つを柱に魅力化を進めていくことを提案されました。
今後、藤岡さんら外部の有識者の力をお借りしつつ、能勢町と能勢高校の教育の魅力化の実現に向けての気概が高まった、とても実り多い講演会となりました。

総会全体の様子(浄るりシアター)

総会全体の様子(浄るりシアター)

本校卒業生の美谷さん(左)遠山さん(右)からの報告

本校卒業生の美谷さん(左)遠山さん(右)からの報告

中国上海からの留学生ヤオさん

中国上海からの留学生ヤオさん

藤岡さんの講演会

藤岡さんの講演会

 

能勢地域小中高一貫教育・連携型中高一貫教育 第11回研究発表会

 平成25年11月20日(水) 「子どもたちにとって、楽しくてたまらない学校をめざして~ともに学び、ともに育つ集団づくりを基盤とした『学ぶ力』の育成~」をテーマに、能勢町立西中学校を会場として、第11回目となる「能勢地域小中高一貫教育・連携型中高一貫教育研究発表会」(大阪府教育委員会・能勢町教育委員会主催)が開催されました。
 当日は、大阪府教育委員会をはじめ、町内外からの来賓、教育関係者、保護者や地域の方々など、多くの皆様に参加していただくことができました。
 当日の内容について簡単に紹介します。
 午前中は、「秋の炭水化物まつり・C-1グランプリ」と銘打って、小学6年生と中学生混合縦割り班による、カレー作りコンテストを行いました。チームワーク良く、おいしいカレーができました。
 午後からの授業公開では、西中学3年生が、午前中の交流活動を活かし、小学6生に対し、「最高学年で考えよう~私たちの今、そしてこれから~」として、交流授業を行いました。
 また、本校生20名は、「能勢高ナビゲーション」として、中学1年生(2クラス)に対し、グループごとで、ユネスコスクール活動や能勢観光ツアーなど本校の特色ある取組を紹介するとともに、自分の体験をもとにした、学習やクラブ活動などについてのアドバイスを含めた授業を行いました。
 さらに、「NS(能勢スペシャル)授業」では、本校数学科教員2名が、中学2年生(2クラス)に対し、高校での学習への接続を視野に入れた「1次関数」についての発展的な内容の授業を行いました。
 その後、体育館での全体会では、西中学3年生全員が、創作劇「道化師」を披露し、人と人の絆や中学生の心の葛藤を見事に表現し、涙と感動に包んでくれました。
 そして、京都造形芸術大学教授の寺脇研先生からの指導講評では、これまで競争社会を生んできた「工場型の教育」から、皆が豊かになるための「劇場型の教育」への転換が大切であることを教えていただき、能勢の教育は、まさにその後者であると賞賛の言葉をいただきました。
 最後に、「島根県立隠岐島前高等学校魅力化プロジェクト」のメンバーとして活躍されている、藤岡慎二先生の講演では、「これからの離島・中山間地域の教育について~最後尾から最先端へ~」をテーマに、離島で過疎地にある隠岐島前高校の教育を魅力化するため、キャリア教育を重視し、地域の行政と住民が一体となって取り組まれてきた、これまでの実践と成果について話をしていただきました。
 今回の研究発表会を通じ、能勢町の「小中高一貫教育」の取組の成果を広く知っていただくことができました。一方、教育力を高めていく上で、まだまだやるべきことが多くあることも再認識させられました。平成28年4月に開校する新たな小学校、中学校との連携を踏まえた能勢高校の魅力化に向けて、地域と一体となって取り組んでいく気概が醸成されました。

能勢高生による授業(農業クラブ).

能勢高生による授業(農業クラブ)

能勢高生による授業(クラブ活動)

能勢高生による授業(クラブ活動)

能勢高生による授業(ユネスコクラブ)

能勢高生による授業(ユネスコクラブ)

 

西中学3年生による創作劇

西中学3年生による創作劇

寺脇研先生による指導講評

寺脇研先生による指導講評

藤岡慎二先生による講演.

藤岡慎二先生による講演.

 

平成25年度 東中学校「先輩に学ぶ会」・西中学校「進路学習」

6月12日(水) 東中学校と西中学校とで、本校の生徒・卒業生が中学生対して、高校時代の体験などをもとに各々の思いを語る機会を作っていただきました。

東中学校では、体育館で2・3年生対象の進路学習「先輩に学ぶ会」が行われました。
東中学3年生の司会で、能勢高校3年生の、上田杏奈さん・向井裕介くん・桂仁くんがそれぞれの体験に基づいて、高校進学・学習方法・高校生活・将来の進路希望・後輩へのメッセージ等について、出身中学の後輩たちに自分たちの思いを伝えました。
中学生たちはメモを取りながら先輩たちの話を熱心に聞き、そして質問していました。
(写真は東中学校での様子です。)

西中学校では、体育館で3年生対象の進路学習が行われ、西中学校の卒業生として現在本校で教育実習生として頑張っている、小林葵さんと丹羽聖美さんが、中学生の時に頑張っていたことや能勢高校の素晴らしさ、さらに高校を選ぶ際のアドバイスなど、中学3年生たちに自分の思いと熱いエールを送ってくれました。
西中学校の生徒たちは、全員が熱心に話を聞き入り、とても充実した時間を共有することができました。

東中学校「先輩に学ぶ会」

東中学校「先輩に学ぶ会」

発表する能勢高生3人

発表する能勢高生3人

 

平成25年度 能勢町小中高一貫教育総会

平成25年5月22日(水) 浄るりシアターにて、能勢町内の小学校、中学校、高校の教員が全員集い、能勢町小中高一貫教育総会を開催しました。
この総会は、能勢の宝である『子どもたち』を学校・家庭・地域・行政が一体となって育てるため、各学校での連携がスムーズに進むよう、年度当初に能勢町の全教職員が顔合わせをし、昨年度の活動をもとに、本年度の活動予定等の共通認識を図ることを目的として開催しています。
来賓として、府教育委員会高等学校課の柴浩司首席指導主事と池嶋伸晃主任指導主事を迎えました。
能勢町森田雅彦教育長、柴浩司首席指導主事の挨拶を受け、各校から新転任の先生の紹介を兼ねた学校紹介を行いました。
また、今年度、マレーシアから本校に長期留学しているカー・ウェイが日本語で挨拶しました。
恒例となっている、小中高一貫教育の成果報告として、本校卒業生の小林葵さん(大阪産業大学人間環境学部スポーツ体育健康学科4回生 岐尼小学校・西中学校出身)と丹羽聖美さん(大阪体育大学体育学部健康・スポーツマネージメント学科4回生 久佐々小学校・西中学校出身)が、能勢町で過ごした小中高校時代を振り返って体験談を発表してくれました。2人は、6月3日(月)から能勢高校で3週間の教育実習に臨みます。
その後、小中高全教員が分科会に分かれ、協議を行いました。協議のテーマは次のとおりです。
・学力向上のための取組み
・家庭学習の習慣をつけさせるための取組み
・能勢高校への進学率を高める取組みや工夫についての具体的な方策
・児童生徒の生活・生徒指導面について
・児童会・生徒会活動について(サミットも含む)
・小中高のつながりある健康教育について
・小中高のつながりある支援教育について

 

森田教育長挨拶

森田教育長挨拶

発表した丹羽さん(左)小林さん(右)

発表した丹羽さん(左)小林さん(右)

分科会の様子

分科会の様子

 

 能勢高校入学予定者に対する学習到達度調査 

平成25年3月14日(木) 9時から淨るりシアター小ホールを利用し、連携中学校(東中学・西中学)からの本校への入学予定者を集め、学習到達度調査を実施しました。
実施教科は、国語、数学、英語(リスニングを含む)の3教科です。
この調査は、本人が能勢での小中9年間の学習の到達状況を確認するとともに、その結果を中学校とこれから入学する高校での学習指導に活かすために行うものです。
また、中高一貫入学者選抜では学力検査が実施されないこともあり、中学生にとり、学習を進めていくための大きな目標になっています。
中学生たちは、目を輝かせ、真剣に解答に取り組んでいました。

学習到達度調査

能勢地域小中高一貫教育・連携型中高一貫教育 第10回 研究発表会 

 平成24年11月21日(水) 能勢高校において、第10回目となる、大阪府教育委員会・能勢町教育委員会主催「能勢地域小中高一貫教育・連携型中高一貫教育研究発表会」を開催しました。
 当日は、高等学校課 恩知忠司首席指導主事をはじめ、町内外からの来賓、教育関係者、保護者や地域の方々など、約200名に参加していただきました。
  当日は天候にも恵まれて、大勢の方に出席していただくことができ、能勢町の「小中高一貫教育」の取り組みの成果を、広く知っていただくことのできる大変有意義な発表会となりました。

研究発表会の案内はこちらです。   研究発表会の報告書はこちらです。

1.日 時        平成24年11月21日(水) 14:00~17:00
2.会 場        大阪府立能勢高等学校 
3.テー マ   新4系列がつなぐ「地域交流」と「国際交流」
4.主 催     大阪府教育委員会 能勢町教育委員会
5.内 容
  第一部  能勢高校新4系列に関わる授業の公開 (14:00~15:00)
    ・人文・理数系列   科目「NS国語・数学・英語 (高校につながる発展的授業)」
                  【普通教室】能勢町立東・西中学校3年生 

  

    ・国際・情報系列   中高交流授業
     ①「世界の貧困と児童労働 (フェイス・アマノさんによるワークショップ)」                                                 
                   【視聴覚教室】能勢町立東・西中学校3年生・能勢高校生                                                

      ②「自己表現講座 (月田有香さんによるワークショップ)」
                   【柔剣道場】能勢町立東・西中学校3年生・能勢高校生

  

      ・人間・環境系列   
             ①科目「発達と保育(わくわく教室)」
                   【普通教室】町内幼児と保護者・能勢高校生
                  
            ②科目「心理学入門 (武田緑さんによる熟議)」  
                   【普通教室】能勢高校生・保護者・地域の方々

 

     ・食・花・交流系列  小高交流授業 
                   科目「フルーツガーデン」
                   【農場】能勢町立東郷小学校児童・能勢高校生

 

    第二部  全体会  (本校体育館)    (15:20~17:00)

      ・挨拶(能勢町教育委員会)
      ・ユネスコスクール活動成果発表(能勢高校ユネスコクラブ) 

 
      ・指導講評(大阪府教育委員会)
      ・パネルディスカッション(京都造形芸術大学 寺脇 研 教授)

 

平成23年度の取組み概要(能勢地域中高一貫教育報告書より)   

  平成22年度の取組み概要(能勢地域中高一貫教育報告書より)