校長室だより

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本校農場西池周辺の汚染物質除去について

2013年8月14日(水) | 校長室だより

現在、「豊能郡美化センター周辺地域の安全化対策検討委員会」が設置され、私も委員として加わり、すでに解体された美化センター周辺の今後の安全化についての話し合いが進められています。
本校農場では、すでに土壌の汚染対策として、全面的に土壌の入れ替えなどが行われ、野菜、果樹など生産物については安全・安心が確保されているところですが、農場内の西池においては、環境基準値を超えるダイオキシン量が検出されてきました。
この西池は、土壌からの湧水等を一定量を貯め、水路を通じ、下にある天神池等に水を流すためのものです。
本校では、美化センター建設前から灌水などの農業用としても全く使用しておらず、生徒が実習で係ることはありませんでした。また、農場の北端に位置することから、立ち入り禁止区域としてきました。
西池のダイオキシンは、農場より高い位置にある美化センターからしみ出て、地下水もしくは雨水によるものが原因と推測されていましたが、さまざまな検査の結果、西池を取り囲んでいる石積みの土壌にいまだにダイオキシンが残留していることがわかり、それらが西池にしみ出ているという結論に達しました。
このことから、学校としましては、抜本的な解決方法として、工事により西池の石積みの土壌を完全に除去して欲しいと豊能郡環境施設組合等に強く要望してきた次第です。
そして、この8月9日(金)、施設組合議会で、本校の要望を尊重した工事を含めた補正予算案が可決され、本校農場のダイオキシン問題が解決できる見通しがつきました。
早ければ、この秋から測量・工事が着工されるとのことです。
生徒の実習等にはまったく支障がないよう進めていきますので、ご理解ください。
このことにつきましては、平成25年8月10日付け朝日新聞北摂版朝刊で、「豊能郡内で処理検討 豊能町長ごみ施設汚染物問題」という見出しで記事が掲載されています。

本校農場西池

本校農場西池