校長室だより
他府県の連携型中高一貫教育校を視察
2012年2月7日(火) | 校長室だより
2月1日(火)、英語科の内山勝則首席(進路指導部長)が兵庫県立千種高等学校、理科の上原英明教諭(教務部長)が兵庫県立氷上西高等学校、数学科の内田千秋首席(学年統括)、東中学校の河﨑肇教頭と私が福井県立金津高等学校を訪問しました。
今回の目的は、新たに連携型中高一貫教育を導入した学校や、すでに中高連携において高い実績をあげている学校への訪問を通じ、その取組み実践やノウハウなどを学ぶことにより、中高連携の深化など、能勢の中高一貫教育をいっそう高めていくことにあります。
兵庫県の千種高校と氷上西高校は、山間地にある1学年1クラス規模の高校で、中高一貫入試で適性検査として学力検査を行うなど、学力での中高の接続を重視していました。また、中高一貫教育の成功こそが高校存続につながるなど、地元からの期待の大きさがうかがえました。
一方、福井県の金津高校では、中学2年で選考を行い、中学3年から金津高校への進学を確定させた生徒たちから成る連携クラスを作り、英数国で高校の先生が授業するなど、高校での学習につなげていきます。
そして、その連携クラスが高校でのクラスに移行していくなど4年間で生徒を育てる併設型中高一貫教育に近いシステムがありました。
最後に、3校に共通していることは、地域の発展に貢献できる人材を地域と学校が一体となって育てていることです。そのため、高校や中高一貫教育に対する地元自治体等からの支援体制が整っていることでした。これらにつきましては、能勢高校の将来を検討する会議などで報告することとしています。 (校長真鍋政明)