2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座6
5月30日(火)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第6回2年SG重点分野講座を行いました。前回に引き続き、大阪市立大学の祖田亮次先生をお迎えし、マレーシア ボルネオにおける熱帯雨林とパームオイルプランテーションについての講演およびワークショップを行いました。
前半は、政府機関による統計を基に日本におけるパーム油の輸入状況やマレーシアからのパーム油・エビの輸出状況の推移をグラフ化する作業を行いました。
後半はパームオイルプランテーションがマレーシアで産業化していった背景を学習し、そのメリットとデメリットをそれぞれが考えました。
プランテーションに対して賛成の立場をとるのは政府・プランテーション企業・パーム油輸入加工企業などであり、反対派は現地住民と環境NGOであるという対立構造を学習しました。また、近年ではアブラヤシを栽培する小農が増加していることも知り、開発と保護の複雑な状況を学びました。データ分析を行いステークホルダーの関係を考え、アブラヤシプランテーションの問題点を深く掘り下げることで、今後の課題研究に向けて貴重な機会となりました。