SGHトピックス

2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座3

5月2日(火)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第3回2年SG重点分野講座を行いました。今回は『能勢菊炭と里山保全』をテーマに、能勢さとやま創造館代表の小谷義隆さんをお迎えし、講演およびワークショップを行いました。小谷さんは、能勢町伝統の‘菊炭’を焼く炭焼き職人です。
前半は、小谷さんが地方創生をめざして農林水産省 農山漁村振興交付金事業に手を上げたこと、菊炭とクヌギ、里山保全など環境保護についてのお話しでした。「これまで、若者は都会に眼を向けてきたが、今、地方の価値が見直され始めている。情報が瞬時に地球の裏側まで行き交うといったグローバル化が進む時代において、グローバルイシューを解決し‘持続可能な社会’を実現するためには、日本人の感性そのものが重要とポイントになる。」と、語られました。
お話の合間に、小谷さんが出演されている3本のVTRを鑑賞しました。まず、BSプレミアム「日本の里山(2012)」では“日本の里山文化”について、NHK教育TV「趣味Do楽(2012)」では“茶の湯文化と菊炭”について、そして、BS朝日「エコの作法 還す×炭」(2012)では“バイオエネルギーとして炭から自然環境の循環が生まれる”ことについて学習しました。また、菊炭を実際に燃やし、幻想的な「音、匂い、光」を感じ、この繊細な感性の尊さの中に循環型社会を実現化する可能性が秘められていることを感じました。