SGHトピックス

1年SG重点分野講座第2回[箕面市国際交流協会訪問]

12月15日(木)1年SG重点分野講座生徒17名が箕面国際交流協会(MAFGA)国際交流センターを訪問しました。センターの館長 岩城 あすかさんから、協会が行う活動の説明や、「グローバル社会」についてお話をうかがいました。
「日本の人口に占める外国籍者の割合」や「箕面市で暮らす外国人の国籍の構成」など、クイズ形式で「日本の国際化」について学ぶと共に、「グローバル化社会」が抱える課題についても学習しました。心・言葉・制度、三つの「壁」が日本で暮らす「外国にルーツを持つ人々」に対して存在し、それに加え人々がメディア等々で受け取りがちな“グローバル=英語”といった狭い価値観を持つことも、本当の意味での「グローバル」を考えるのに一つの課題となっているというという内容でした。
また、ボルネオ保全トラストジャパンで活動されている佐藤 譲さんから、同団体が行っているボルネオ島(東マレーシア・インドネシア)での植林活動についてと、グローバル社会がいかに私たちの生活と繋がっているかについてお話いただきました。
日本で、ファストフード・医薬品・化粧品等様々な場面で用いられているアブラヤシのほとんどがマレーシアとインドネシア産であり、アブラヤシ生産のために熱帯雨林が破壊されアブラヤシのプランテーションに変わってしまっている現状を学びました。私たちの気がつかない間に、こうして熱帯雨林が失われ、オランウータンなどの動物たちが絶滅の危機に瀕しているという現実を知り衝撃を受けました。
お二人のお話を伺った後、館内のcomm.caféに移動し、4つのグループに分かれ、MAFGAの外国人スタッフ(ロシア・韓国・中国)4人の方と「私の高校時代」というテーマで交流しました。
今回の訪問で、真のグローバル化とは何かを考えるとともに、来年度SGH海外実態調査で訪れるボルネオに関して学ぶ有意義な機会となりました。