マレーシア高校生の訪問と交流
平成27年6月5日(金)から7日(日)の3日間、マレーシアの高校生20名と教員4名が能勢町及び本校を訪れました。今回はオイスカ関西研修センターが窓口になり、マレーシアのマラ公団が派遣した高校生を日本に招待したものです。
6月5日(金)午前は校内見学・授業見学を行い、昼休みには、2~4名に分かれ本校生と教室で昼食をとりました。最初はお互いに緊張した様子でしたが、すぐに打ち解けて、楽しく過ごすことができました。ムスリム(イスラム教徒)の生徒もいましたので、昼食のメニューには気を使いましたが、本校生にとって異文化や異なった宗教習慣を肌で感じられる良い機会となりました。特に、来年1月のマレーシアへの修学旅行の準備を進めている2年生にとっては事前学習にもなりました。
午後は農場に移動し、果樹園などの施設や農業科の授業を見学しました。マレーシアの高校生たちは、初めて見る栗の木に感動したり、飼育しているヒツジやウサギと触れ合うなど、大いに楽しんでいました。
放課後は、本校生の案内で能勢町内にある「淨るりシアター」を訪問し、人形浄瑠璃について学び、人形が動く仕組みや、人形を操る伝統の技術などを体験しました。本校生の中には、本格的に人形浄瑠璃の研修を受けている者もおり、人形の動きを実際にやって見せると、マレーシアの高校生たちから感嘆の声と大きな拍手が起こりました。
6月6日(土)は、本校生10名と大阪国際大学(本校と高大連携協定を締結)の学生10名が、京都一日観光に同行しました。これは、スーパーグローバルハイスクールのプログラムの一環で、本校生1名と大阪国際大学の学生1名、マレーシアの高校生2名とが1つのグループを作り、京都観光を行うというものです。この日は、本校生が清水寺を中心に英語による京都観光案内を行い、清水の舞台についてなど、英語の冊子を見ながら身振り手振りで一生懸命説明を行いました。
その夜、能勢町に戻り、マレーシアの高校生は、本校生や教員、地域の方々の家でホームステイをしました。
6月7日(日)は、それぞれがホストファミリーと過ごしたり、大阪観光をしたりして、最後の一日を楽しみました。
訪問団一行は、翌日の朝にマレーシアに向けて関西空港を飛び立ちました。わずか3日間の能勢体験でしたが、たくさんの思い出ができた素晴らしい取組みになりました。