2年GS重点分野講座《北海道大学 山内光貴さん》
9月11日(水)7限目、スムーススペース(SS)を使い、大阪府教育庁インターンシップ生 山内光貴さんとの交流授業を行いました。山内さんは豊中高校側からSSで分校へ発信し、能勢分校側では2年GS重点講座受講生徒11名が参加しました。山内さんは北海道大学農学部生物環境工学科の3年生で、循環農業システム工学研究室でバイオマスを研究しています。今回は本校の2年生が再生可能エネルギーについて学んでいるため実現したものです。
まず、山内さんから「バイオマスの考え方と炭化技術の開発」と題したプレゼンテーションがありました。カーボンニュートラル(CO2が増加しない)である牛糞を使い、それを半炭化させてバイオ炭を作ると、発熱量は増し少ない熱量で製造することができるそうです。酪農が盛んな北海道ならではの発想です。発表後の生徒が感想では、難解な部分もあったようですが、「木を利用してのバイオマスしか知らなかったので新鮮だった」などの意見がありました。その後、9月にドイツでシュタットベルケを視察した生徒がプレゼンテーションを行い、現在構想中の能勢町版シュタットベルケについて説明しました。
バイオマスにもいろいろな種類があり、その地域に適した再生可能エネルギーの可能性を探っていくことの大切さに改めて気付かされました。