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休校中の食用作物Ⅰ

2020年4月30日(木) | 新着情報, 農場このごろ

今回は、休校中の食用作物の作業風景を少し細かく報告します。食用作物(野菜)で栽培する、夏野菜の準備は二月下旬から始まりました。ピンセットで扱わないと分からなくなるような小さな種を、128穴の育苗パネル(セルトレイ)に播種し、外気温が氷点下になる環境の中温床ベッドを使用してガラス温室内で大切に管理しました。その後、3週間ほどすると育苗パネルでは窮屈になった苗を、育苗パネルから取り出しました。取り出されたセル成型苗(プラグ苗)は、根もしっかりと成長していたので適期と判断し、3号ポリポットに植え付けをしました。ポリポットに植え付けられた苗は、まだまだ小さく気温や実習のタイミングなどを見計らってガラス温室やビニールハウスなどに定植する実習を予定していました。しかし、4月7日に非常事態宣言が発出されたことにより事態が大きく変化し、食用作物担当教職員は今後の事態が急変することも考えられるので、苗の成長に合わせて実習を待たずに苗の定植作業を進めていくことを決めました。夜間の冷え込みにも耐えられるガラス温室には、トマトを定植しました。今、ガラス温室の中は温床ベッドに育苗パネル・定植を待つポリポット・定植されたトマトが多く管理されていて、カオス状態が広がっています。