SGHトピックス

SGHマレーシア実態調査(5日目)

8月8日(木)、調査最終日はコタキナバルからクアラルンプールへ移動です。キナバル滞在中にお世話になったガイド兼通訳のヴィーさんと「Jumpa lagi」「また、会いましょう」と、別れのあいさつをしました。コタキナバル空港へ到着すると、悪天候のため飛行機が来ず、3時間遅れでクアラルンプール空港に到着し、急いでプトラマレーシア大学(UPM)へ向かいました。

大学が閉まる時間になっていたにもかかわらず、先生や生徒さんは待ってくれていました。ここではマレーシアにおけるパームオイル産業の学習をしました。まず、能勢高校による英語プレゼンテーション「能勢町の紹介、今回の研修報告」に続き、九州工科大学で博士号を取ったUPMの先生による講義がありました。熱帯雨林破壊が問題になっていますが、マレーシアにとってパームオイルは国を支える大切な産業であり、産業が地域を守っているという話がありました。マレーシア側の意見を聞くことのできた貴重な時間となりました。また、大学では廃油を持ち寄りバイオディーゼルを大学の電力として使うなど、いろいろな活動を行っていることも知ることができました。その後、大学を後にし帰国するためクアラルンプール空港へと向かいました。

5日間という短い期間でしたが、中身の濃い充実した調査活動となりました。日本では決して知り得なかったパームオイル産業の実情や、現地の人々の思いや考えを聞くことができました。帰国してからは中間発表会、最終発表会へ向けてさらにこの調査で学んだことを深めていくつもりです。