SGHマレーシア実態調査(4日目)
8月7日(水)、農業食品工業省サバ農政局へ。代表アシスタントのChongさんによるプレゼンテーションでは、サバ州の農業全般の状況説明があり、パームオイルが全体の87.9%を占めているが、今後はドリアンやパイナップル栽培にも期待しているとのことでした。こちらからのたくさんの質問にも答えていただきました。
次に、コタキナバル市内農業省から、マレーシアパームオイル庁MPOBのアムランさんの案内で、コタキナバルから南へ車で1時間半のパパラ村にある村で小農の方々にインタビューしました。小農とは、自分の土地をオイルパームプランテーションに変えてオイルパームを収穫し工場に出荷している、個人のオイルパーム農家です。以前は公務員だったが土地を所有していたためオイルパーム農家に転向した方は、まだまだプランテーションだけでは食べていけないと語ってくれました。その中で環境保護を優先するのは難しいように見受けられました。アムランさんからは、日本でもっとパームオイルを使って小農の生活を助けてほしい、と言われました。正解のない難しい問題であり、課題です。
インタビューが終わり、市内へ戻る途中ローカルな食堂でマレー料理を堪能し、ホテルへ戻りました。3日間の充実した調査にやや疲労が見えたため、体力の残っている3人だけ市場見学やキナバル市の観光スポット“ウォーターフロント”を楽しんできました。