SGHマレーシア実態調査(2日目)
8月5日(月)、ホテルを7時に出発し、世界遺産であり、マレーシア最高峰であるキナバル山に向かいます。標高4095mと富士山より高い山です。ここで祖田先生のお知り合いである、インドネシア専門の地理学者 小泉さんとも合流しました。心強い助っ人です。キナバル山へ向かう途中、朝市が開かれている村に立ち寄り、雄大な山の全景を見ながらランブータン、ドリアン、マンゴスチンなど東南アジアのフルーツを堪能しました。
いよいよ、キナバル山中腹標高1500mにあるキナバル植物園に着きました。ここはすでに世界遺産の一部です。熱帯雨林の生態を自然の姿のまま保護し展示しています。ガイドの説明を聞きながら、様々な熱帯雨林の植生を見ることができました。植物園をあとにし、Mount Borneo Restaurantで美味しい中華の昼食をとりました。
昼食後は再びガイドと共に公園内に戻りました。キナバル山にはサバ州唯一の温泉が湧いており、様々な国の人々が気持ちよさそうに浸かっていました。さらに奥へ歩くと、吊り橋4本を渡るキャノピー・ウォークがあります。もともとの目的は熱帯雨林を調査するためでした。高さは地上から30~50mもあります! 高所から見渡す限りの深い緑の原生林を見ると、この熱帯林がずっと残ることを強く願わずにはいられませんでした。そして、最大の見所は世界最大の花ラフレシアです。蕾から開花まで9ヶ月かかり、開花の期間は一週間から10日と言われる貴重な花に遭遇することができました。大きさは60cmで、開花して8日目だそうです。その後、市内に戻りフードコートでうどんの夕食を食べてホテルに帰りました。