1年グローカルスタディ(GS)基礎知識講座3回目
6月11日(火)、1年GS課題探究基礎講座第3回を行いました。環境・エネルギー分野のコンサルタントである(株)イー・コンザル代表取締役 榎原友樹さんを講師にお迎えし、「能勢町にとってのSDGsとは」と題しての講演とワークショップを実施しました。この講座は、能勢町との連携公開講座の3回目です。9月に能勢町と高校2年生がドイツのブリロン市を訪問しシュタットベルケ(自治体所有の公益企業)を視察して、再生可能エネルギーや環境問題を考え、能勢町でのシュタットベルケ考える課題研究のための講座です。2年生が進めているシュタットベルケの課題研究を1年生が引き継ぎ、持続可能な取組みにするものです。今回も能勢町内、町外より多くの方の参加がありました。
講座の前半では、SDGs(持続可能な17の開発目標)についての講義があり、全世界がSDGsに取り組む必要があること知り、日本がこれから取り組むべき項目についても学びました。
後半では、高校生と一般の参加者がグループを作り、「能勢町とSDGs」につながるワークショップを行いました。シングルマザー、免許返納を家族に迫られる高齢者、多めに食材を準備する寿司屋の大将、この困っている3人をSDGsにあてはめ援助する方法を、グループごとにみんなで考えました。You Tuberを登場させるなど高校生ならではのアイデアに、参加していた能勢町議会議員や役場の方々も驚いていました。
最後に能勢町がチャレンジするべき持続可能性を高めるシュタットベルケを含む取組みについてまとめのお話があり、「難しいからこそやるのだ!」というケネディ大統領の言葉を紹介し講義を締めくくりました。 高校生が能勢町の発展のためにできることが沢山あると気づいた貴重な時間となりました。
*次回はいよいよ最後の公開講座となります。
7月2日(火)13:10~15:00 本校3階 視聴覚教室
講師:環境省大臣官房環境計画課長 川又 孝太郎 氏
『ドイツ視察に向けて シュタットベルケの取組み』
どなたでもご参加いただけますのでぜひお越しください。予約は不要です。