SGHトピックス

スーパーグローバル(SG)重点分野講座34 《濱口香織さん》

11月29日(木)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第34回2年SG重点分野講座を行いました。今回は『途上国からのブランド作りに学ぶ』~フェアートレードを超える途上国でのビジネス~をテーマに、株式会社マザーハウス 蔦屋書店店長 濱口香織さんを講師にお迎えして講演とワークショップを行いました。濱口さんは大学を卒業後、JICA青年海外協力隊員としてネパールに赴任、任務終了後は、JICAネパール事務所に勤務しました。2012年より、発展途上国におけるアパレル製品及び雑貨の企画・生産・品質指導、同商品の先進国における販売を手掛ける株式会社 マザーハウスに勤務しています。

講演の最初に、マザーハウスの紹介がありました。バッグやアパレル製品を途上国で生産し、日本や香港で販売するなどグローバルにビジネスを展開している。消費者が満足する製品を途上国で製作することで、途上国の社会的課題にも貢献している。
マザーハウスの特徴は、生産者と消費者が双方向的に繋がって、コミュニケーションをとりながらビジネスを展開していることです。ビデオで、バングラディッシュやネパールの生産現場の映像が流され、従業員が生き生きと働いている様子やマザーハウスのスタッフと緊密に話し合っている様子などが紹介され、マザーハウス創業の精神が伝わってきました。

後半は、留学生3名も参加し4つのグループに分かれて、マザーハウスについての質問を考えました。「従来のフェアトレードとマザーハウスのビジネスはどう違うのか」など様々な質問で出て、講師の濱口さんから丁寧な回答がありました。グローバルな視点からのビジネスプランの考え方は、今後の課題研究を進めるのに大きなヒントとなりました。