SGHトピックス

2年SG(スーパーグローバル)基礎知識講座7

12月5日(水)6限、「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第7回2年SG基礎知識講座を行いました。箕面市国際交流協会から鳥羽山良平氏にお越しいただき、『異文化理解・多文化共生~自らが決める異文化理解・多文化共生~』についてお話いただきました。

まず、「最近、自分で何かを決めたことはありますか?」の質問から講義はスタートしました。鳥羽山氏は小学校から高校までほとんど学校に行かず、23歳の時にハローワークで台湾での仕事を紹介され、英語がまったく話せないままに台湾へ渡りました。現地で働きながら英語の学校へ通い、勉強する面白さに目覚め、30歳になって大学へ行くことを決意。勤めながら受験勉強し、大阪大学外国語学部タイ語専攻に合格。この時、生まれて初めて自分で決めて自分で何かをやり遂げた充実感を味わったそうです。まわりの環境や人たちから影響を受けるのは当然だが、最後に決めるのは自分であり、自分の人生は自分にしか決められない。では、どうやって決断するのか。どうやって決めるのか。鳥羽山氏は、他の人の決断も尊重し、いろいろな決断を認めることは多様性を認め合うことが必要だと言われました。学歴がないという劣等感の中、悩みながらも自分の得意なことを見つけ、大学に合格した先生のお話は、これから自分の将来を考えていくうえで、大変貴重なお話でした。鳥羽山氏が好きな言葉、No one can make you feel inferior without your consent!『自分の価値を決めるのは自分だ。他の人ではない。』が強く心に残りました。