2年SG重点分野講座36《マザーハウス 藤澤憲人さん》
12月18日(火)放課後、「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第36回2年SG重点分野講座を行いました。今回は11月29日(日)に実施したマザーハウスの濱口香織さんの講演『途上国からのブランド作りに学ぶ』~フェアートレードを超える途上国でのビジネス~の続きとしてマザーハウス ミント神戸店店長 藤澤憲人さんを招いて実施しました。今回、濱口さんも参加され、前回講座の復習と講座のサポートをしていただきました。講演では、最初に、藤澤さんにマザーハウスで働く動機を話して頂きました。藤澤さんは、高校3年生の時に読んだ経済誌「日経ビジネス アソシエ」のマザーハウスを創った山口絵理子氏の特集記事を読み、ボランティアと国際機関以外の国際協力の在り方があることに衝撃を受けました。その後、将来のキャリアの選択肢として「社会企業」を意識し、関西学院大学社会福祉学部社会起業学科で学びました。大学卒業後は違う分野で働いて力をつけた後、2013年に当初の希望通りにマザーハウスに入社し、現在はミント神戸店店長を務めています。
次に、マザーハウスのバングラディシュにあるマトリゴール工場についてのビデオを紹介されました。そこでは経営者と工場労働者が1つの目標に向かって一緒に協力して働いている様子が映し出されました。2007年に創始者の山口絵理子さんが工場を作り、様々な過程を経て、現在は230名のスタッフを抱える大きな工場になっています。
後半は、スカイプでバングラディッシュのマトリゴール工場と繋ぎ、工場長のマムンさんと話しました。繋ぐ前にグループに分かれ質問を整理した上で、本番に臨みました。英語で直接質問してみましたが、話が複雑な場合は濱口さんに通訳をお願いし、30分に渡ってお話をうかがうことができました。マムンさんには最後まで一つ一つの質問に丁寧に答えていただきました。最後に、今年度SGSの最後のゲストスピーカーであるマムンさんは、3つのことを忘れないでほしいと話し、締めくくりました。「目標を明確に決める」「一度決めたらそのために努力をする」「そしてそれを続けていくこと」。
2学期最後のSGH講座として思い出に残る素晴らしい内容となりました。