SGHトピックス

グローカルスタディー(GS)課題探究基礎講座9《榎原友樹さん》

能勢町と能勢高校・豊中高校能勢分校が連携し、SDGs(持続可能な開発目標)を達成するために能勢町でできることを考えるため、「持続可能な地域づくり」をテーマに掲げて、全3回の地域連携公開講座を行うこととなりました。10月29日(月)5,6限目にその1回目として、株式会社E-konzal代表取締役 榎原友樹氏をお迎えし、『私たちにとっての「SDGs」とは』をテーマに講演とワークショップを行いました。

まず、能勢町役場の政策推進担当の矢立さんより、能勢町の現状とこれから解決していくべき課題についてお話がありました。能勢町でQOL(Quality of Life 生活の質)を上げていくために、将来、地域新電力事業や再成可能エネルギー利用などに取り組んでいく構想が紹介されました。

榎原さんからは、「世界はもはや持続不可能なもので溢れており、日本も例外ではない」と、SDGsの17のゴールを順に取り上げ、今起きている日本の問題について詳しい説明がありました。例えば、エネルギーについては、日本は自動車、電機産業、機械産業でそれぞれ20兆円の外貨を獲得しているにもかかわらず、原油などの化石燃料の輸入に20兆円使っており、この矛盾を解決するためには、地域から変えていくことを考えなければならないとのことです。
SDGsを推進していくにあたり、間違っていると思ったことには声を上げることが大切であり、高校生から発信できるものもたくさんある、アドバイスをいただきました。