SGHトピックス

2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座23

9月20日(木)、1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第23回2年SG重点分野講座を行いました。今回はNPO法人「箕面こどもの森学園」校長の藤田美保氏によるSDGs(Sustainable Development 持続可能な開発目標)カードゲームを実施しました。SDGsを実感できるカードゲームであり、持続可能なまちづくりにSDGsをどうやって生かしていけるかを学びことができました。

SDGsとは2015年国連サミットにて採択され、国連加盟193カ国が2016年~2030年の15年間で達成することを目標とした行動計画です。『人間が人間らしく生きる』ため、17の大きな目標と、具体的な169のターゲットで構成されています。今年度本校SGH活動では、年度当初よりSDGsに目を向け、能勢ではどんな活動ができるのかを考えてきました。

ゲームでは、ペアを組んで自分たちが設定したゴールに向かい進めていきます。景気がよくなると環境が悪くなるなど、現実と同じくバランスを取るのが難しく、前半は目標がなかなか達成できませんでした。自分たちがどのような行動をすれば将来、環境が良くなるかを考えながら、ゴールをめざしました。全員が目標を達成し、世界は安定した住みやすい状況になり、環境も良くなりました。これは現実の世界に置き換えることができ、自分の利益ばかりを考えて行動すれば、世界は決して良くなりません。環境問題を解決するには、時間とお金がかかることもこのゲームを通して実感することができました。

SDGsをゴールすることで、世界がどうなっていくのかを実体験できた貴重な機会となりました。藤田先生の、『一人ひとりは、微力であっても無力ではない』という言葉が強く心に残りました。