2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座13
6月19日(火)放課後、「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第13回2年SG重点分野講座を行いました。「けせら工房 わたんぼ」主宰の松岡 茉梨花(まつおか まつりか)さんを迎え、糸紡ぎのワークショップを行いました。これは3回シリーズのワークショップで、今回で第1回目です。
最初に松岡さんの自己紹介がありました。松岡さんは、大阪音楽大学声楽科卒業後、大阪のJAZZの聖地でもある“ビルボードライブ大阪”で働いたり、お好み焼き屋さんを経営したりと多彩な人生を歩む中、自然農法と出会い、能勢に移り住み、「衣」の材料となる綿の栽培を始めました。現在、自然農法で栽培した綿で糸紡ぎから布織りそして染色までを体験できるワークショップを「けせら工房わたんぼ」で行い、様々な人が参加し「衣」の成り立ちを体験する機会を提供しています。
今回のワークショップでは、まず糸を紡ぐための道具であるスピンドルの制作から始まりました。鉛筆ぐらいの長さの木の棒をナイフでけずり、紙やすりで磨いて自分専用のスピンドルを作り、このスピンドルを使って綿のかたまりから糸を紡ぐ練習を行いました。全員初めての経験で、なかなか糸を切らずに紡ぐことができず、何度もやり直しをしていましたが、30分も練習を重ねると、だんだん連続して長い糸が紡げるようになりました。次回のワークショップでは紡いだ糸の染色をします。
今回のワークショップでは、綿から糸を紡ぎ織るまでを体験し、何気なく利用している私たちの身の回りのものを自分の手で作るという貴重な経験となりました。