2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座8
6月7日(木)、1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第8回2年SG重点分野講座を行いました。今回は総務省地域再生マネージャーとして日本のみならず、グローバルに活動している斉藤俊幸氏をお招きし、「日本と世界の地域活性化」のタイトルで講演いただきました。26才でコスタリカに渡り1年間仕事をし、帰国後すぐに起業した自身の体験などを交えてお話いただきました。日本の人口の3割が都市部に集中し、地方の多くが人口減少問題を抱える中、地方創生が日本を元気にするキーワードとなり、そのために必要なものは“エンパワーメント(Empowerment)”であるとの内容でした。
人間には一人ひとりが何かを成し遂げられる潜在能力があり、自分ができることは何かを見つけることが大切だ。そのためには、20代はお金を稼ぐことよりも、海外に出て様々な経験を積む中で、自分ができることは何かを見極めてほしい。高校生活の中では、将来どうなりたいかのイメージは持って過ごしてほしい、とアドバイスをもらいました。
斉藤さんは、最近ウィスキーで起業するためスコットランドに渡り、ウィスキー作りのノウハウを自分の目で見て来られました。能勢町でも、お米の代わりに麦を作り、醸造所を作ることは十分可能です。地方を自分達の手で再生させようという斉藤さんの言葉どおり、将来能勢町の活性化のためには何をするべきか、何ができるのかを具体的に考える貴重な時間となりました。